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01.Welcome to OEDO ON LINE

 セミが鳴く。


 ただの羽虫のセックスアピールを風流だと思うのも俺にジャパニーズの血が流れている故か。


 世間は夏休み。

 子供たちはプールに、山に、海に、へと遊び呆けているのだろう。

 俺はもう子供じゃないけれど、俺もまた終わらない夏休みを遊びに費やしていた。


 俺は今、VRゲームにはまっていた。

 VRMMOってやつだ。

 略さず言うとか『仮想現実大規模多人数同時参加型オンラインゲーム』らしい。

 さっき検索して初めて知った。

 その仮想現実なんちゃらなんちゃらオンラインの『OEDO ON LINE』というゲームに俺は没頭していた。


 タイトルに『OEDO』と付く通り、これは和風テイストのゲームだ。

 だが開発元は日本ではない。アメリカのブリなんちゃらとかいうところの製作だ。

 日本にこのゲームが作れなかったことに俺は日本のゲーム業界の翳りを覚えたのが懐かしい。

 愚痴はともかく、そんなアメリカのゲームが英語もわからない日本人の俺でもプレイ出来るくらい、このゲームは世界中で大ヒットしていて、各国用にローカライズされている。

 その点でも日本にこのゲームが作れなかったことはゲーム業界の世代交代、業界の中心の移り変わりを思わせ、少し悲しい気持ちにもなった。

 のだが、プレイ中はそんなことも忘れて俺はゲームを楽しんでいる。


 ゲームについてちょっと説明しよう。

 このゲームは、まずはじめにキャラメイクをする。

 自分でメイキングをしたキャラが仮想現実における自分となるのだ。

 そのキャラメイクではジョブを18種類(現在)から1つ選ぶことになっている。例えば『侍』やら『忍』やら『陰陽師』やら、和風らしいバリエーションが並ぶ。


 そのなかで俺が選んだジョブは、


『相撲』


である。


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