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第三話いいんかい

彼女といっしょの委員会になってしまった。


俺が図書室に入ると、女子三人組は話しなかがら図書室の新刊のコーナーに行っ

てしまった。いろんな意味で助かった。

「確か沖田徹くんだよね?」

制服の刺繍から同学年だった。

「なんで俺の名前を知ってんの?」

そいつは軽い調子で、

「とりあえず座ってよ。」

とりあえず座った。

「俺は立川了、調査が趣味なんだ。」

「へぇ、そうなんだ。」

立川は驚いた顔をして、

「変に思わないのか?」

「趣味は人それぞれだしな。」

昌にも萌にも言われたが、俺は変に包容力があるらしい。立川は自信たっぷり、

「なんか知りたい事が俺様にいってくれ。」

「早速だけど立川君のクラスの図書委員て誰?」

「神崎武だよ。沖田君も知っているだろ。」

噂では聞いことがあった。スポーツ万能、学力はすでに大学レベルで、理論で相

手を言いくるめる天才。昌とは反対の人種だが、逆らう相手がいないのは同じで

ある。

「実は天才神崎にも一つだけ弱点があったんだよ。あいつじゃー」

そこへ誰か割ってはいってきた。

「了、静かにしていろ。」

現れたのは、190cmはある巨体のイケメンだった。

「悪かったよ、武言わないてっ。」

「こいつの言ったことは気にしないようにお願いします。」

俺は頷いておいた、正直に言うと弱点がなにか気になった。だがとても恐くて聞

けなかった。


委員会の時間になったので、昌たちが席に着いた。目の前が彼女になってしまっ

た。考えないようにしていたが、彼女が目の前にいると緊張する。意識しないよ

うにすればするほど、意識してしまっー。

「おい徹、何ぼーとしてる。」

俺にはわかる。昌の堪忍袋が膨脹を始めている、

「すみません。」

「罰として放課後の図書当番毎回お前な。」

「何それ?」

堪忍袋は爆発、昌のげんこつが頭に降ってきた。一瞬天国が見えたのは気のせい

ではないだろう。立川に聞いたところ、図書委員会の猫田先生がずっと、活動内

容を説明していたらしい。そして委員長に石丸とかいう先輩、副委員長に三年を

無視して、昌がなったらしい。まったくなんて奴だ。そして委員会の活動は終わ

ったはずだった。

委員会が終わったので帰ろうとすると、

「徹、今日の当番はお前だ。さっき言っだろ。」

と昌の罵声。当番とは毎週金曜日に本の向きや場所を正しく整理を二人でするこ

とらしい。

「後、一人はだれ?」

頼む昌ではないでくれ。

「今日部活ないから私するよ。」

その声は彼女だった。それはそれで困る。



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