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第一話きっかけ

初めてなので、感想とアドバイスお願いします。


桜が散った4月の下旬、6時間目にはいつもの光景が自分の視界に入っている。静

かな寝息からいつも気がつくのだが、そろそろ起こさないとー。

「笠原さんいい加減しなさい後何時間寝たらいいの。」

「後・・・一時間。」

と、馬鹿なことを言ってヒステリックおばさんこと英語担当の福原先生を怒らし

ているのが右隣りの彼女だ。もう5分は説教してるよ。ヒステリックはご機嫌な

なめのようだな。

「笠原さん、あなたはもう中学二年なんだからしっかりしなさい。」

「いつもすみません。」

「あなたもですよ、沖田君。きずいているなら起こしあげなさい。」

「はい、すみませんでした。」

バレてたか。

「ゴメンね。」

と、彼女はすまなそうな顔して言ったが、

「いいよ別に。」

と、真顔で返すのが精一杯だった。なぜ彼女の顔がまともに見

れないのか。なぜ彼女と話すだけ緊張するのかわからない。

彼女はいつも窓の外を見ながら寝ている。つまり俺の席が窓際の一番後ろだから

見れたのだ。前だったら後ろからの視線が気になってしまうし、彼女より右にい

たら後ろ姿しか見れない。彼女の隣りにいると穏やかになれる。きれいというよ

り、かわいいが似合う顔。ショートの髪で・・・言い尽くせないのでここらへん

にしておく。キーンコーンカーンコーン。

授業は終わったのにまた彼女と話せるとは、今は思わなかった。

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