オークさん無双
わぁー、すごい凄い。オークさんたちが全力であのお姉さんを叩きのめしてるよ。お姉さんがかわいそうなんだけど。あ、お姉さんがやり返した・・・・と思ったけどそれもすぐオークさんが反撃した。
いやぁー。オークさんたち凄いねー。どんどん追い詰めていってるね。地球の・・・・えっと、詰め将棋?(だっけ。)みたいだ。
「おいおいおいっ!お前らは何だっ?!オークじゃないのかー?!」
と言って彼女は飛んで行った。まぁ、飛んでいったというよりはオークさんのパンチでぶっ飛んで行ったの方が正しいんだけどね。
「・・・・おい。あれが魔族か?さすがに弱すぎる気がしないわけでもないが。」
「確かに一対一でも時間かければ余裕そうだが。さすがに上級魔族とか言われるエリートじゃないんじゃないか。中級魔族とか。」
「もぉー。うるさいぞー。オークさんたち。レッツゴー。」
オークさんたちが止まっていると私も止まっちゃうんだからねー。早く進もーよー。
「・・・・・・おい。サナってこんなに行動力あったか?なんか、別人みたいなんだが。」
「多分、盛り上がってるんじゃないか?新しい町とかに。」
ぶーぶー。私はいつも通りだよー。
街につきました。と同時に魔法を打たれました。オークさんたちが全部防いでくれたけど。花火みたいできれいだった。
「なっ!?防がれただとっ?!歩兵部隊を前に出せっ!魔法部隊はそのまま城壁から援護を続けろっ!騎兵部隊は魔都に応援を要求しに行けっ!残りの全部隊は適切に行動を続けろっ!部隊長に全権限を預ける!」
中世の城壁のようなところからたくさんの人が出てきて城壁の上にはローブみたいなの来てる人がいて。色々慌ててるんだろうか。たくさん来てるけど、それもほとんど全部オークさんたちが迎撃してる。オークさんたち、また強くなったんじゃないかな?私と・・・・うん。してないはずなんだけど。
伝染の長期化?うーん?考えるのめんどくさーい!
「もう、これくらいでいいか?俺たちの実力がわかっただろう?そろそろ俺達を街に入れろ。」
オークさんたちの向こう側には「うぅ。」とか「がはぁ!」とか言いながら倒れてる人たちがたくさんいる。というか、大量だね。
「くっ!貴様らのような危険人物を街に入れるわけにはいかない。」
「あ?勝手に攻撃してきたのはそっちだろうが。嘘とは言わせんぞ。城壁内に入れさせろ。」
「わかりました。私の権限でそこの少女だけ入街を許します。あなたたちオークここで待っていてください。衛生兵たちっ!全部隊を中に。」
私が呼ばれたのか?いやだなー。行きたくない。殺されてしまいそー。ま、いっか。
街の中に入ると色とりどりの家があって結構面白い。興味深いというか、あんま興味ないというか。
「あの、すいません。怖かった、ですよね?私、不特定多数の人がいるところではあんな口調になっちゃうんです。ごめんなさい。」
魔族?というか、すごい美人の人が私を案内してくれながらそんなことを言ってきた。ふむふむ。残念な美人さんかぁー。