進化
うにょうにょうにょうにょうにょうにょうにょうにょ___________。
正直、これにはまったかもしれない。うにょうにょと動くのが結構楽しいのだ。たくさんの人にこれを体験してほしいぞ。
だが、抵抗もむなしくオークにつかまってしまう。
「ちょ。やめよーぜ?オークさんたちー。あなたたちはもっと冷静な思考ができるはずでしょー?」
説得してみようかと思ったのだけれど、こんな言葉では無理らしい。言葉がわかっていないのだろうか。
「コイツ、ナニイッテルンダ?ジブンデナワニカラマッテルトカ、チジョカ?」
「チジョダチジョダ!」
あ、言葉はわかるそうですね。じゃあ、この片足をもってブラーンってするのをやめてほしいんですけど。あと、痴女痴女いうな。俺は痴女じゃない。
「あ、オークさんたちに俺はくっころとかしたくないので逃げてもいいですか?」
多分、駄目なんだろうけど一応聞いてみる。
「ア?ダメにキマッテルダロ?ニゲレルとオモってイルのか?」
・・・・・ですよねー。これから巣にでも連れていかれるんだろう。はぁ。
それから”私”はオークの巣で慰め者とされていた。いろいろとあったわけだ。数か月間の間、ずっと、ずぅっとずぅぅぅぅぅぅぅぅぅっと。
なぜか、”私”とオークとの間に子供はできなかった。だが、それは大した問題ではなかった。”私”と・・・・・。うん。あれをするたびに強くなっていっているのだ。
うん。間違いじゃないはずだ。3mくらいだったが今は人間と同等くらいなのだ。
本で読んだのだが、もともと巨大だった魔物が小さくなるのは進化の証らしい。
しかも・・・・・。
「なぁ。人間がまた攻めてきたぞ。今回も殺さずに迎撃だな。」
「あぁ、そうしようか。これ以上追っ手を仕向けられても面倒だしな。」
流暢に喋れる様にもなっているのだ。すごいな。進化だ。生命の神秘だ。
「オーク!今日こそは貴様を倒す!」
あ、女騎士さんだ。こんにちは。
終わらないからね?