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絶対私の息子は完結させてやる

作者:剣ヶ峰虎宏
 一度も子を産んだことのない私には息子がいる。
 その息子はなろうの世界に住んでいて、今もなお『連載』という職に就いている。
 毎日『更新』を行って仕事熱心なことを伝えてくれる。
 実によくできた息子だ。
 今はもう98部歳で、あと少しで『完結』という定年退職がやってくる。
 もう息子も退職か。
 そう思うと感慨深くなって涙腺が緩んでくる。
 まだ私は20代なのに。

 そんなある日のことだった。
 隣に住んでいらっしゃる方が新たな息子を生み出した。
 隣の人は10の息子を持つ大家族で、今もなお10の息子たちは『連載』という職に就いている。
 なのだが、この10の息子たちは何年も前から『更新』をしていない。
 どうしたのかと隣の方に聞くと、「あいつらはよく頑張って私は潤った。だからもっと私が潤うように新たな息子を生んだの。ああ、他の子たちは放置しているわ」と答えられた。
 私にとっては衝撃的だった。
 まさか、自分が生んだ子を放置するなんて。
 さらに、その人は「あと一番目の息子は引きこもりになった(エタった)から勘当(さくじょ)したわ」と淡々と言った。

 私は思った。
 勘当さくじょされた息子はどんな気持ちだったんだろう、と。
 職に就いていながら何もされてない息子はどんな気持ちでいるんだろう、と。
 そして、生みの親はどんな気持ちで息子たちを見ていたのだろう、と。

 そう考えると私は心が痛くなった。
 苦しくなった。
 そんなことはしてほしくないと思った。

 同時に強く決心した。
 私の息子は『完結』させてやると。
 たとえ、『ブクマ』や『評価』という成績が低くても。
 ランキング入りしなくてエリートにならなくても。
 私は私の息子を『完結』させて素晴らしい余生を送らせてあげたい。
 そのためには、私が頑張らなければならない。

 だから私は、今日も執筆する。
 最後まで読んでいただきありがとうございました!

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