『カルチョット!』2
マルコ「皆さんの意見が一致するとは、それほどインテルはヤバい状況なんですね」
ルイージ「あの新監督のブラジル人もよくわからないしね。あまりいいうわさを聞かないよ」
マルコ「なるほど、それでは話題を変えましょう。ユヴェントスを優勝候補筆頭に挙げているのは、ルイージ、ベルーニャ監督の両者です。これについては何かありますか?」
ルイージ「正直に言えば、今のユーヴェが負けている未来が想像できない。ディエロにゴヌエス、パウロにキエルニ、最後の砦はブッフォと来た。崩せないし、守りきれない。それに今年は若い血も混ざる。中でも世代別のドイツ代表の10番、レン・シュタインは注目すべきだよ。彼の精密なパスはゼノの穴を埋めてくれる!」
ベルーニャ「アマンダよりもポテンシャルのあるジョージ・ダイアンもいるしのう。じゃがわしの注目選手はヤン・マコスキーじゃ。レンに隠れて目立たんが、将来バロンドールを獲ってもおかしくない。19歳になっったばかりと思えん落ち着きよう、末恐ろしいわい」
マルコ「ユヴェントスは今年も盤石という感じですかね。しかし、ネロは唯一ローマを優勝候補筆頭に挙げましたね。それはなぜです?」
ネロ「うーん、僕もユヴェントスとローマで迷ったんですが、今年のローマは良くも悪くも未知数ですから、良い結果になることを期待してローマにしたんです」
ルイージ「僕はキングレオがセリエに染まれるはずがない、そう思ってローマは外した」
ベルーニャ「レオを扱うことができれば、ローマはもっと恐ろしいクラブになるじゃろう。しかし、この移籍は身の丈に合わんとわしは思う。何より、ローマの王子様のトットがよく思っていない時点でトラブルは必須じゃろうて」
マルコ「ローマのレオ・エドワード獲得は賛否両論ありますからね。僕も正直ローマはトラブルが発生すると思っています。おっと、そろそろ本日も終了の時間のようですね」
ルイージ「もうそんな時間かい!?話したりないなぁ」
ネロ「結果は出ませんでしたが、有益な時間だったと思いますよ」
ベルーニャ「わしはまた出たいのう」
マルコ「おお、それはうれしい一言ですよ!ベルーニャ監督!またのご出演期待しております!それでは皆様、また来週!」
番組が終わり、ブラウンはテレビの電源を切った。
(中々に厳しい意見も聞けたが、まあ連休明けにはちょうどいい軽い内容だったね。これは本音ではないが)
ブラウンはそんなことを考えながら手元の資料に手を伸ばすのだった。




