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復讐の後宮妃 この恨み絶対に忘れない  私を殺した悪徳妃に復讐を ー処刑された貴妃は、二度目の人生で牙を剥く―  作者: 島崎紗都子
第1章 新たな人生を生きる

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25 慈桂の企み

 仲間に呼ばれ、一度は鏢局に戻るはずだった黎飛だが、雪蘭が怪しげな男に襲われ森に入っていったと仲間から教えられ、慌てて引き返した。

「雪蘭、無事でいてくれ」

 仲間が言った通り、怪しげな男数名が雪蘭の後をつけて回っていた。

 それに気づいた雪蘭が次第に人気のない場所に追い詰められ、やがて町外れの森に逃げて行くのを確認する。

「雪蘭!」

 黎飛は必死になって雪蘭の姿を追う。ふと前方に雪蘭を狙う黒装束の男の姿が見えた。

 男が雪蘭の背に向け剣を振りあげた。その剣が雪蘭を斬りつける。斬りつけられた雪蘭の姿が突如消えた。

 崖下に落ちたのだ。

 男たちが雪蘭を探そうとする。

「そうはさせるか! うわーーーーっ!」

 剣を抜き、黎飛は男の元まで全力で走った。

 雪蘭を助けるため、黎飛は必死に剣をふるった。

 気づけば男たちのうち二人が地面に倒れていた。それきり起き上がらないところをみると死んだようだ。

 残った男が腹の辺りを手で押さえ、顔を歪めている。

 黎飛は鋭い目で地面にうずくまる男を見下ろし、剣を男の肩に突き刺した。

「うわああああっ」

 男の口から悲鳴がもれる。

「雪蘭を襲ったのは誰だ? 言わなければ殺す!」

 黎飛の迫力に男はたじろぐ。

「慈桂だ!」

「慈桂?」

「そうだ。徐家の側女の娘。彼女が雪蘭を殺せと……ぐっ」

 男の肩に突き刺した剣を抜き、黎飛は容赦なく男の喉を斬りつける。

 白目を剥きいた男の身体がぐったりと倒れた。

「待っていろ雪蘭、今助けに行く」

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