飯テロのつもりはないが……。~ラーメン好きな私ののほほんラーメン紹介~
ちょっとした勘違い? の補足ですよ
※昨日公開した『ちょっとした勘違い? なのかな…… 』の補足的なお話です。
昨日掲載しましたエッセイをお読みくださった方々ありがとうございます!!
感想等頂けて大変嬉しいです!!
昨日もラーメンのお話をして今日もかよ!! と思われるかもしれませんが、少しばかり話し足りなかった部分を今回のお話では補足していきますね。
お時間がございましたらお付き合いくださいませ。
昨日のお話では『喜多方ラーメン』とは『味』は関係ないんだよ。というお話をしたと思うんですよ。
実際に来ていただいて食べられた方だとご存じかと思うんですが、喜多方ラーメンとは醤油も味噌も塩も規定の『麺』を使用していればすべてが喜多方ラーメンなわけなのですけど、お店の方も地元の方もどの味が『喜多方ラーメンだよ』とは言わなかったと思うんです。
言っているとすれば、どれでも喜多方ラーメンですよ。ですかね。
まぁそうなんですよね。定義が元より『味』ではなく『麺』にあるんですから……。
で、です。
私がですね結構気になっているというか、それはちょっと違うんじゃない? と思っている事が有ってですね、何かと言いますと――
『喜多方ラーメンはまずい』
と仰られている方がいらっしゃること。
いやいらっしゃることは別に当たり前なので気にはしていないんです。個人的な好き嫌いはあって当然ですからね。
ただですね、その方が言う『まずい』って『味が合わない』という事ですよね……?
つまりは食べたラーメンの味が合わなかったという事だと思うんですけど、これもちょっと勘違いというか思い違いから来ているのかなと思うんですよね。
前述もしていますが、喜多方ラーメンとは『麺』が規定されているだけで、スープや味に規定は無いんですよ。
という事は、味はそのラーメンを出した『店』独特の味であって、喜多方ラーメン全部がその『味』で出しているわけじゃないという事なんですね。
喜多方で出されているラーメンのスープとは、だいたいがベースとして豚骨と鶏ガラに煮干しなどでとっているところが多いです。
その基本的なベースにそのお店独自に配合しているものとして、アゴだったり鰹節だったりをブレンドしてそのお店の味にしています。
味に関してですけど、特に有名店などのスープを見たらですね、透き通るようなスープを見たりしたことが有る方もいらっしゃると思いますけど、その味付けもお店の独自な物なんですよ。
濃い醤油の所もあれば、薄い醤油の所もあるし、濃い味噌味の所もあれば薄い味噌味の所もあります。
なので、喜多方でラーメンを食べたときにですね、『合わない』と思われたのであれば、それはお店の味が食べた方の好みの味では無かった――という事だと思うんですよね。
スープなどの味に関してはですね、十人十色ですので必ず……という事はなかなかないと思いますけど、喜多方には昨日もお話の中でご紹介した通り、100店舗以上のラーメン屋さんがありますので、100種類以上の味があると思ってください。
そのなかでご自身に『合う味』を探して頂ければと思います。
いやぁ……『喜多方ラーメンはまずい』とひと言で言われてしまうとですね、喜多方市内全体で出されているラーメンがまずいと勘違いされてしまうんじゃないかと思うんですよね。(^▽^;)
そりゃ全部のお店がおいしいのかと言われると、やっぱりそこには個人の嗜好がありますのでなんとも言えない所ではありますけど、何というか……あの『お店は』美味しくないというのならわかるのですが、喜多方ラーメンは――と全部が含まれるような言い方で言われると、そもそも『味』に関しては各店の努力的な物ですし、オリジナルのものなのでちょっと違うかな? と思うんですよ。
地元の私自身もですね、味が合わないというお店も中にはありますからね。
でも、喜多方ラーメンはまずい・おいしくないとは思いませんね。
ここでちょっとした喜多方ラーメンの特徴と言いますか、これも皆さんが思っているモノとは少し違うというものをご紹介しますね。
喜多方で味噌ラーメンを頼むと、多くのお店で野菜がたっぷり入った味噌ラーメンが出てくると思います。
これは昔から喜多方では当たり前なんですよ。
更に味噌チャーシュー麺なんて頼んだら、その野菜たっぷりにプラスしてチャーシューが載って出てきます。まぁ文字を見るだけでボリューミィな感じですよね。
でもですね、最近はその野菜たっぷりな味噌ラーメンを『味噌タンメン』とか呼ぶようにして出しているお店が増えてきているようですが、実はですね喜多方では昔から味噌タンメンなる物は存在しません。
喜多方で言う『タンメン』とは塩味の野菜たっぷりラーメンにしか使わないのですよ。
ちょっとお店のメニューに『味噌タンメン』なる物があると、個人的に昔からのラーメン屋さん的な物からすると違和感があるんですよね。(^▽^;)
※あくまでも喜多方でラーメンを食べる時にはですからね。
それともう一つ、これもちょっと不思議に思うかもしれないんですけど、喜多方のラーメン屋さんではメニューにチャーハンが無い場合があるんですよね。
これはですね、喜多方ラーメンの元祖と言われるお店が元々中華料理屋さんだった事で、中華料理屋さん的なお店からの流れを汲んでいるお店は有りますが、『ラーメン屋さん』的なお店ではない時があります。
その代わりに白米ご飯や、丼物がメニューになっているなんて事もありますので、そのへんは注意してくださいね。
そうそう!! ラーメンのお供と言えば餃子も欠かせないですよね。安心してください。餃子はほぼどこのお店もありますので。
最近とみに有名になりつつある『朝ラー』ですけど、実の所結構以前からあるんですよ。
これはですね、喜多方って朝から運動する方や農作業とかをする方がいらっしゃって、その方々が朝ごはんを食べられるようにとはじめられたのが起源と聞いてます。
なので初期というか以前は、汗をかいてこられる方には塩分があるラーメンが好まれていたんですね。
最近はですね、朝ラー目当てで来られる観光客の方も増えて、朝から多くの方がいらっしゃっているようです。
朝からでもラーメンを食べたいなという方、いらしてみてください。
そしてこれが大事かなと思うんですけど、喜多方のラーメン店は全てでは無いですけど、基本的には朝仕込んだスープが無くなり次第にお店の営業が終了するという事が多く有ります。
だいたいがですね、有名店ではお昼から夕方前には無くなることが多くて、食べられなかったお客さんがウロウロ彷徨っているところをよく見かけます。(^▽^;)
有名店であればあるほど、早く終了することがありますので、お時間には気を付けてお越しください。
またですね、『老麺会』に加入している店舗さんは、基本的には『木曜日』が定休日のお店が多いです。
喜多方にラーメンを食べに来られる方、特に有名店舗での食事を考えられている方はなるべくは『木曜日』は避けられた方がいいと思います。
ちょっとした情報ですけどね。
長々とお話をしてきましたが、今回のお話はですね、ちょっとした違和感と共に、補足的なお話をさせていただきました。
喜多方ラーメンとひと言で表してますけど、実はお店によって違いがあるという事を皆さんにご理解していただけたらなと思って書きました。
ご時世的に『老舗』と呼ばれるお店は軒並み閉店してきていますけど、新たに新規で開店なさる方もいらっしゃって、喜多方のラーメン店舗数はさほど増減がありません。
ラーメンの街で新たにラーメン店を出すのって結構なチャレンジだと思うんですよ。でもそんなチャレンジが喜多方を未だに『ラーメンの街』たるものにしていると思うと、本当に尊敬してしまいます。
今回のお話はここまでです。
お立ち寄りありがとうございました。
お読み頂いた皆様に感謝を!!
今日もラーメンのお話をあなたに!! (笑)