登場人物紹介・作中用語解説1
《登場人物紹介》
・勇者…魔王討伐時18歳。男。属性適性・風。貧民街出身の孤児。スーバリ王国の王女と恋人関係にある。
・修道女ミル…勇者の2つ年下。女。属性適性・無し。教会出身。勇者とは幼少期からの付き合いがある。
・魔導士セズ…勇者の1つ年下。女。属性適性・火水風土。スーバリ王国貴族の次女。ネイクに気がある。
・騎士ネイク…勇者の1つ年上。男。属性適性・無し。騎士の家系の次男。勇者の悪友にして剣術の師匠。
・魔王…長年人間たちを苦しめていたが勇者によって倒された。討伐後もその影響は残っている。
《作中用語解説》
・ヴェルドニア大陸
スーバリ、ウェンヌマ、ハイルスプ、ボルノイッヒ、ダミグラムの5国が存在するが、ダミグラムは魔王によって滅ぼされたため、事実上4国である。
人類種は人間のみが生息しているが、数百年前は亜人種も存在したという記録も残されている。
大陸外にも離島がいくつか確認されているが、他の大陸が存在するかは不明である。
伝説には竜の存在が示されているが、実際に竜を見たという記録はない。
・スーバリ王国
ヴェルドニア大陸に存在する5国の1国。数百年前から王制を維持し、同一の王族が継承し続けている。王族は同じ王族以外には名を隠す、建国に貢献した魔導士の一族を貴族とするなど変わった伝統がある。
・ダミグラム王国
魔王によって滅ぼされたかつて存在した王国。スーバリとは違い王家の親類が貴族となっていた。魔王の支配下に置かれたのは20年前だが、滅ぼされたのは16年前である。
・魔族
人類の敵となる存在の総称。その中でも魔力を持つ生物を無差別に襲う存在は魔物と呼ばれる。本来群れることはないが、自分より上位の存在には本能で従う。
魔術という魔族のみが扱える魔法とは異なる技術を扱う。
・魔王城
魔王がダミグラム王城を乗っ取り自身の根城とした城。
・魔法
数百年前に生み出された、魔力を利用し様々な現象を引き起こすことを可能にする技術。
魔法は誰にでも扱える技術だが、行使するためには術式が必要となる。つまり、術式さえ管理すれば魔法によって秩序が乱れる危険性を減らせるため、国は魔導士から術式を高額で買い取り管理している。
術式には原形術式と固有術式の2種類があり、世に出回っている術式の大半は固有術式である。
魔法は火水風土の4属性魔法と4属性に由来しない無系統魔法に分類される。
・原形術式
原形術式は魔法が生み出されたままの状態の術式。発動には詠唱または魔法陣が必要となるが、術者の魔力の痕跡が全く残らないという利点がある。そのため、犯罪者に悪用されやすい。
・固有術式
原形術式を使用することで変化した状態の術式。固有術式は術者に合わせ最適化された状態で杖などに刻まれるため、略式詠唱のみで原形術式より高速かつ低コストで発動できる。ただし、術者の魔力が残りやすい、術式が刻まれた道具がなければ固有術式は使えないといったデメリットがある。
ただし、管理下において固有術式は優秀で、固有術式はその特性上他人の固有術式ではむしろ威力が下がるため、国は術式を一般に流す場合わざと危険性の低い固有術式を流す。
・魔導士
魔法を扱う者の中でも、魔法研究を専門とする者。国が術式を管理するために魔導士から術式を買い取るため、術式1つで数十年生きていけるだけの報酬を得ることができる。しかし、一流の魔導士でさえ低級魔法の固有術式を解析するために十年以上の時間を要する。
・魔導書
術式が記されている本。普段使う術式は杖などに保存するのに対し、普段使わない術式の魔導書への保存は、他者に術式を盗まれることを防ぐ、杖などよりも多数の術式の保存が可能となるなどの利点がある。魔導書に保存される術式は先述の理由から固有術式がほとんどである。そのため原形術式が記された魔導書は貴重で魔導士のみならず魔法を知る者なら誰でも欲する代物。




