魔法が使えないなら作ればいいんじゃない?
初投稿です
「はぁ、君頭いいんじゃないの?なんでこんなこともできないの?もっと効率よく魔力を貯めれないの?!」
「す、すみません」
頭がいいのにか、学校でいくら勉強して頭いい子になったって結局は#仕事__治療__#で役に立たない、僕がしてきたことはなんだったんだろう
「新人、気にすんなよ!誰にだってあるさ、慣れればすぐに出来る」
「あ、ありがとうございます」
励まされてる、もっと頑張らないとこの人みたいに上手く治癒してみんなの役に立ちたい
一年後
「ねぇ!もう一年経つんだよ?!なんでまだできないの?!“頭いいんでしょ?”俺よりも勉強できるのに”役立たず」
「す、すみません、あの、僕にこの#方法__治癒方__#は合ってないと思うんですけど」
「うるせぇ!そんなの言い訳だ!!いいから早く慣れろ」
なんで、あんなに努力したのに、沢山、スキルも覚えた、なのになのに、上手くできないんだろう、
他の人はうまくやっているみたいだ、こんなに努力してるのに少しでも役に立って、立派な治癒師になるために、
もう、いいかな、こんなに頑張っても報われない、理不尽すぎるよ
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「また同じ間違いか?!何度も言わせるな!
もういい、お前は使えない、というか死ねよ」
また怒られた、メモもしている、しっかり頭に叩き込んだはず
もう限界だ
「はい、すみません。じゃ
死にますね」
困惑する小隊長の顔を見ながら僕は医療用の小型のナイフで自分の心臓をさした
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「んん、もう夕方ですね、懐かしい夢を見ました」
メモリアの図書室に、巨大な恒星の光が差し込む
アルビルに夕刻を知らせるように
その光を受けモニアは体の節々が痛むのを我慢しながら机から体を起こした、どうやら変な体勢で寝ていたようだ
「ちょうどあの頃ですか、
アキ、君と出会ったのは」