表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

終わりの前

作者: ゴミ箱

僕は犬と暮らしている


十数年の付き合い


昔は家中を走り回っていたけれど


最近は寝ている姿を見ることが多くなった


髭もだんだん白くなってきた


まだご飯はしっかり食べるし


散歩にも行っているけど


昔と違うのは明らか


だからちょっとだけ心配




一緒に過ごせる時間が


1秒ずつ減っていく


今までずっと一緒だったのに


一緒にいられなくなる時が来る




朝起きると足元で寝てて


頭を撫でると起きて


ご飯をせがまれて


ご飯をあげて


少し遊んで


頭を撫でてから家を出て


帰ってきて


玄関を開けると座ってて


ご飯をせがまれて


「まだ早いよ」って言って


散歩に行って


ご飯をあげて


少し遊んで


布団を敷いて


風呂に行って帰ってくると


布団の上で寝てて


動かそうとすると


すぐに起きて


怒ったように唸るから


仕方なく端の方で寝て


起きると足元で寝てて


頭を撫でると起きて


ご飯をせがまれて


ご飯をあげて・・・


愛犬がいなくなったら


僕の生活はどうなるのだろう


朝起きた時に足元に感じていた体温がなくなって


ご飯をせがまれなくなって


ご飯をあげられなくなって


一緒に遊べなくなって


撫でる頭もなくなって


帰っても何もなくて


「まだ早いよ」って言えなくなって


一緒に散歩に行けなくなって


布団を敷いて


風呂に行って帰ってきても


布団の上には何もいなくて


どかすものもなくて


布団の中心で寝て・・・


全てが違う


全て無くなる


僕の日常が全て




フローリングを鳴らす爪もなくなる


嬉しそうに鳴る鼻もなくなる


部屋に入れろと訴える声もなくなる


それに僕は耐えられるだろうか


もしも僕が1万人いたら


1万人全員が


耐えられないというだろう


僕の寿命をあげられるならあげたい


そしてできることなら


僕の寿命と愛犬の寿命が


差し引きで0になるようにしたい




もちろんそんなことはできない


必ず終わりがやってくる


だから後悔しないように


その終わりが来る前に


作れるだけの思い出を作りたい




それを後悔する日が来るかもしれないけれど

































書くうちに悲しくなってきました。


眠さと悲しさでまとまりのない文章に

なりました。ごめんなさい。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ