#1 入学式
初めまして。夏ノ瀬と申します。
日本語あやふや、出てくる言葉は誰でも知ってるような簡単な言葉。ちょっと国語が苦手で、ですが物語を書くのは大好きな人間やってます。
今回、初めて恋愛小説を書いたのですが、これから楽しんで頂けると嬉しいなと思います。よろしくお願いします!
「はー...クラス、離れたね」
「だな...お前とは中学のときは一回しかなかったしな」
今日は高校の入学式。小学生の頃からの友達、『三浦貴雪』とは、恐ろしいほどクラスが一緒にならない。小学生の頃は、二回しかない。つまり、計三回のみなのだ。
「お前といると楽しいんだけどな あー...」
「まあ、仕方ないよ!どっちかが不運なんだから♪」
僕ら満面の笑みを貴雪に見せる。
「今日だって、登校中、落ちてるガム踏んで、昨日は犬に思い切りお尻噛まれたんだってね!」
「うるせぇ!その最後のいらねえ情報はどこから仕入れたんだよ!!!!」
僕らはそんな会話をしながら、それぞれの教室へ入った。
「あ!暖斗!おっはよー!」
「わ!橙季?!一緒のクラスだったの?」
「ちゃんと見てないの?全く...この俺を忘れるなんて、酷いなぁ。」
そう言って、甘えたような目で僕を見つめる子犬のようなこの子は『月雲橙季』。
「そうだ、宗弥は?」
「暖斗ってば、自分と貴幸しか見てないでしょー!貴雪と同じ、A組だよ」
「いいなー貴雪。変わって欲しい...」
「むぅ...でも、モテ男だらけのクラスだよね。貴雪も宗弥もモテるし。俺もモテたいなー...」
「えー...モテたら面倒くさそうじゃない?」
「そんなことないよ... !!」
橙季は、何かを見つけたような目で、僕の席の方を見ている。何があったのだろうか。
「暖斗、譲るから自分の席に行っておいで。俺はあの子は落とせないな。」
「まず、誰も落としたことないでしょ!! なんで?」
「いいから、さ。行っておいでよ。チャイムももうすぐなる頃だろうし」
「んー...分かったよ」
僕はこの15年間、「恋」をしたことがない。
でも、今、「生まれて初めて」の「恋」をする―――
楽しんで頂けたでしょうか?そうだと嬉しいのですが...不安ですね(笑)
さて、前書きでも書いたのですが、今回初めての恋愛小説です。タイトルが「吹部の男子は恋する男子!」なのですが、全然吹奏楽関係ないですよね(笑)これからですよ!これから!
てなわけで、次回もお楽しみにして頂けると嬉しいです!読んでいただき、ありがとうございました!