15.鶯様の活躍……?
一週間に一回の更新を目指しております!
誤字脱字の指摘をうけたのですが、テスト終わったらじっくりやるのでお待ちください。感想等への返信もお待ちくださいm(__)m
↓念のため
柴田家成…色葉からは格くんと呼ばれている数学教師
立浪…大学で柴田の先輩で、社会教師
☆前回までのあらすじ☆
1回戦を現在見事9問連続正解しているチーム鶯の3人。次の1問を正解すれば1回戦はパーフェクトとなる。パーフェクトを目指す3人の前に立ちはだかる最後の問
とは……!?
「お願いします、お願いします、最後に最後に数学をぉおおおおおお!!!!」 by 鶯宮色葉
☆
「では、最後の第10問です」
熊谷さんの声はわたしの緊張とは真反対ですごく冷静だ。わたしの今の願いはただ一つ!10問目が数学の問題であること。じゃなかったら、わたし1回戦何の役に立っていないのだ!!いやぁあああ、役立たずになってしまう!
「中世ヨーロッパにおいて非金属を金属にするものとして考えられていたものの名前は何か」
………………なにも言うまい、いや、一言だけでもいい、言わしてくれや。
数学ぅうううううううううううううう!!!
「賢者の石か」
「ですわね」
「おい、春海」
「なんでございますか、不知火様」
「色葉、どうやって慰める」
「……さすがにあそこまで落ち込んでいらっしゃいますから、私自重いたしますわ。今の色葉も食べちゃいたいですけど、フフ」
「……!!(ま、また寒気!!はっ、もしやこの寒気は役立たずなわたしへの罰……!?)」
「やめろ、春海。はぁ、俺たちは喜んでもらいたいだけなんだけどなぁ」
「あっ、これが巷で噂のヘタレのデレですか?不知火様、ヘタレですものね、ウフ」
「なっ!!」
「(うっ、役に立たなきゃ!!)」
※落ち込んでいる色葉には2人の会話は聞こえていません
「解答をやめてください」
『はいはーーーーーい!!!みんなに呼ばれてやってきた、た、つ、な、みだよーーー!今回は社会だったね!!』
立浪先生お願いです、わたし貴方になりたい!!賢者の石って何ですか!?別に立浪先生じゃなくてもいい。わたしが、もっといろんなことを知っていれば2人の役に立っていたのに。リクや六くんの他にもできた友達の役に立ったのに…
ポンポン
頭を優しくたたかれた
「色葉、気にすんな」
ギュウ
抱きしめられた
「色葉、数学でかっこいいとこ見せてくださいね」
「……、薄暮、桜子!!!」
「ま、落ち込むなよ、俺らパーフェクトなんだぜ?2回戦もあるんだ。そこでお前の実力見せてくれよ」
「そうですわ。色葉、人には得意不得意がありますもの」
や、優しい!!な、なんて優しんだ!こんなにいい人たちにわたしは何をしてたんだよぉ!!(1話参照)
「(……俺の知っている色葉とは違うけど、笑っていてほしいんだよなぁ)」
「(ムムム、やはりというのもなんですが、色葉は不知火様によく懐いていますわね…。フフフ、しかし、色葉の親友は私春海桜子!そう、私と色葉の間には誰一人入れないのです!!)」
「(春海……)」
『ね、ね、ね、柴田先生、【賢者の石】って知ってました??』
『……はぁ、知ってますよ』
『えええ、な!!…わ、わかった。嘘はダメだぞ☆俺に負けるのが悔しいんだぁ…!!』
『錬金術関係でしょ』
『なっ』
『あれ?違いますか?』
『くっ』
『あのですね、立浪先生。錬金術って理科っぽくないですか?』
『……!?』
『ニュートンには晩年錬金術にのめり込んだと言われてるんですよ。俺は物理好きなんですけど、意味は分かりますよね?』
『うわぁあああああああああああ』
ごめんなさい。前言撤回します。立浪先生にはなりたくありません。格くんにあんなにいじられるとか嫌です。む、無理です
☆
『ぐすん、誰か後輩が優しくなr……いたっ』
『うるさい、立浪』
『先輩をまた殴るんじゃない!!バカッ!!家成たんのバカッ!!』
『……キモッ』
『……グスン』
「先生方茶番はやめて、1回戦突破チームを教えてください」
ナイス!熊谷さん!貴方のその冷静な突っ込みで、このカオスな2人の会話をとめてくれてありがとう!ドSとドM(?)の会話なんて普通止められないよ!!
『あ、そうだったね。いやー、だってこれは家成たんが悪いよー。だって…』
『じゃあ、1回戦突破チームを発表しまーす』
『え、家成!?柴田先生!?』
きたっ…。1回戦突破できてるよね…?……もしかしてって思ったんだけど、鶯宮色葉がいるのを理由に突破できないとか、ないよね…?
『えーと、じゃあいくぞー』
『え、え、え、ほら、それって立浪先生が言わなくていいの?ねえ、ちょっと、ねえ…』
『……まずは、チーム フラワー』
「やったな、実美!!」
「さすが実美だ」
「もう、照れちゃう、やめてよー」
花澤美実のチームがまずは突破……
『……、チーム 大根おろし、…』
次々と呼ばれていくチーム名。
「……不知火様、なんで私たち呼ばれないのですか」
「……俺が逆に聞きたい」
「ふ、2人とも、あのさ」
「なに?」
「なんですの?」
「わ、わたしのせいかも……」
「「はい?」」
「いや、だってほら、わたしみんなから嫌われちゃってるし、その…」
「……いや、大丈夫だろ」
「ええ。そうですわ」
「でも」
「いや、そんなことしたら俺怒るし。(てか鶯宮家が黙っちゃいねえだろ。不正とか大嫌いな人たちだし、それになにより色葉大好きな人たちだ)」
「私も。(というよりも、クラスメイト全員がおこりますわ)」
「……なら大丈夫かな(薄暮と桜子って怒ったら怖そう…)」
そんな感じで3人で話していると
『……え』
『どうしたんですかー柴田先生…。(!これは俺が読み上げるチャーーンス)』
↑立浪さん柴田先生こと格くんの手から1回戦突破チームの名前が書かれた紙を抜き去る
『あっ』
『へへ、スキあり!』
※この時の学園内の腐っているお嬢様たちの反応
「!!!」
「なっ」
「MがSに反抗!?」
「攻守逆転ですわ!!」
「な、何が起きたんですの!?」
お粗末さまでしたm(__)m
『!へえ、満点突破が1チームだけあったんだ!!すごいなぁ!!!えーとなになに、……チーム鶯さん、おおすごい!おめでとう、チーム鶯さん、パーフェクトで1回戦突破、おめでとう!!』
『……(ッフ、よくやった。まさかパーフェクトとはな)』
「……やったーーーーー!!!薄暮、桜子、ありがとう!!!」
感極まったわたしは2人に抱き付いた
「うわっ、や、やめろよ……!!(い、色葉から抱き付いてきた…!!)」
「もう、落ち着きましょう、色葉!!(きゃあああああああああああああああ!!!!わたしの、そうmy色葉が私に自らの意志で抱き付いてきましたわ!!!……まあ、不知火様っていうイラナイおまけもいますけど…)」
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「なっ、鶯宮色葉のチームがパーフェクトだと…」
「……不正をしたと言いたいところだが、不知火と春海桜子がいるからな。まぐれではなさそうだ…」
「まあまあ、2人とも落ち着いて!わたし、友達の色葉ちゃんが勝ち上がってくれてうれしいわ!!」
「実美!!君は優しすぎだよ!」
「ああ、あんな女が君の友達なんて」
「そんなこといわないで…」
「…!ご、ごめん実美」
「すまない」
「ううん、いいの!それよりも2人ともありがとう!!1回戦無事突破できたわ」
「いや、それは、実美も頑張ってたじゃないか!」
「ああ、逆にパーフェクトにできなくてすまなかった」
「いいのいいの、次がんばろっ!」
「うん!」
「ああ」
「(どういうこと……。あの薄暮がわたしを断ってあの鶯宮色葉の味方をしている……。そして、わたしの知らない春海桜子がでしゃっばているわ…。……、もしかして今回の鶯宮色葉は転生者…?それで、わたしの幡矢様ルートの阻止をして、このわたしを追い出そうとしている…?……フフフ、上等よ。わたしはこの世界の女王なの!わたしが負けるなんてないわ!!だから悪役はさっさと女王に負けて、泣いて、そして薄暮を返してちょうだい。彼は幡矢様の次のお気に入りなの…フフ)」
▽
「はぁ」
「どーーーした?家成」
「いや、何も」
「なっ。うーん先輩に言ってごらんなさい。ほらほら頼れる先輩に!!」
「……数学が出てこなかったな、って」
「え」
「なんですか!!ひとが素直に言ったっていうのに!!」
「いやー、本当に教えてくれるなんて思わなかったし、それになんか可愛い理由だなって」
「は?」
「あ(やば、余計なこと言っちゃった……!!)」
「……ふーん、先輩」
「…アハハ」
▼
「色葉、僕が君を…」
やっと1回戦がおわりました!!!




