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え?悪役ですか。そうですか。  作者: 佐藤奈津
宮本色葉(ミヤモトイロハ)→鶯宮色葉(ウグイスミヤイロハ)
16/22

12.鶯戦争勃発


ドキドキクイズ大会編の始まりだお☆





更新遅くなってすみません“〇| ̄|_




『やってまいりました!今年も恒例のクイズ大会!』


『そーですね(棒読み)』


『柴田先生、もっとやる気出してくださいよ!はぁ、……じゃーなーくーて!今年のクイズの実況解説は、柴田先生と、私 立浪(タツナミ)がおおくりします!えっと、柴田先生、一言!』


『……理系のクイズは俺が解説し、文系は立浪先生が解説します。英語は立浪先生と俺で協力します。以上』


『えっ!えっ!えっー!?ちょ、ちょっと!柴田先生!?』





とりあえず、一言、何遊んでんだ!?こっちは緊張でガッチガッチなんだぞ!?お前らもまじめにやれや!!


……あ、みなさんこんにちは!みんなのアイドル鶯宮色葉(ウグイスミヤイロハ)です☆……ごめんない、調子乗りました。いや、てかね、極度の緊張でテンションがおかしいんです、ゆるして、ぴぇぇえええ!!






………………、ゴホン、では気を取り直して!

みなさん、ご察しの通り本日は遂に待ちに待っ(てないよー!)たクイズ大会ですぞ!冒頭のは、今年のクイズ大会の実況解説担当の我らが担任格くんこと柴田家成(シバタイエナリ)先生(数学科所属)と立浪山瀬(タツナミヤマセ)先生(社会科所属)である。毎年文系と理系の先生をペアにして実況解説を行い出題されたクイズの解説等を行う係らしい。(ちなみに、格くんと立浪先生は出題される問題を知らないらしい。クイズ大会の解説実況担当は毎年その場で解いてるんだって)




え?ところで、展開早くね?だって?

それは仕方がないよ。作者の佐藤奈津はこの話がどんどん数学じゃなくて青春物(?)に近づいてきて数学をぶち込むタイミングを失って、数学とか自分の趣味をぶち込みたくなってきたんだって☆




ままそんな話は置いといて、もうクイズ大会当日なのだし、それに『為せばなる為さねばならぬ何事も』なんて言葉もあるみたいだし!(ま、間違ってないよね!?)よし、油断せずに行こう!




体育館に全生徒が集められている。舞台の上にはスクリーンがあってそこに問題が映し出されるらしい。(あと、解答時間が終わったら答えも。)体育館内ではクイズ大会に参加する生徒と参加しない生徒で2つに分けられていて、(ここは、流石お金持ちやなぁとしか言えない。)1階席側がクイズ大会参加者、観戦する生徒と保護者(自由参加)は2階席にいる。(2階席に入りきらないときは別室の写映室で観戦するそうな。)


案外、参加者は多い。この中から勝ち上がるのかと思うと少し憂鬱だ。


でも、桜子と薄暮がいる!が、がんばろ!






『始まりました、クイズ大会第1回戦!まず、第1回戦は筆記形式のクイズです!1問制限時間は大体20秒、これは問題や答によって多少変動しますが。答はそれぞれのチームに配布されたタブレット端末にお書きください。制限時間となると自動で書いた答が本部の方に送られます。クイズ大会不参加者も鑑賞室等に生中継をしているので一緒に考えてみてください!めざせ、全問正解!』

※クイズ番組の電子パネルみたいな感じです


テンションの高いアナウンスは立浪先生だ。昨年の優勝者は第1回戦パーフェクトだったらしい。てなわけで、チーム鶯もパーフェクトを狙うらしい。(桜子と薄暮が滅茶苦茶萌え……じゃなくて、燃えてた笑 )と、とりあえず、1回戦は理系の問題はあんまりないみたい。(ないというか、計算系がねあんましないようだ。回答時間短いしね。)でも、わたしでも役に立てるかもしれないからがんばろ!



『正解数の多い上位10チームが一回戦突破となる。では、』


10チーム、格くんの言葉が重くのしかかる。この多くのチームの中からたったの10チームしか次に進めない。



『『はじめ!』』



立浪先生と格くんの声に合わせて舞台から女の子がでてきた。彼女がクイズ番組でいう問題文を読み上げるアナウンサーの代わりみたい。(読み上げは、売れっ子の声優さんがやるみたい。あ、この学園の 学生で声優の子ね。学生で声優ってなんかすごいわ)




「では、第1問」



指定された席の真ん中にわたしが座る。わたしがリーダーらしい……え?だよね……アハハハハ。まあ、左右の2人は余裕なんだろうn……



ゴクリとつばを飲む音がした。

薄暮だった。緊張してる……

ちらりと桜子を見る。彼女も緊張していた。手が震えていた。

……どうにかして、2人の緊張をほぐせないかな?(!べ、べつに、ふ、2人のことが心配なのは、友達だからじゃなくて、ふ、2人は大事な戦力だからなのよ!か、勘違いしないでよね!(ツンデレ風)笑 )まあ、わたし一応キャプテンですし……

て、……ふ、ふたりとも?大丈夫?すごくガチガチじゃない?え、これやばくない?え、2人とも手の震えが異常ですよ?え、え、……ドースッベ。






わたしは、右手を薄暮に左手を桜子に、と緊張してかたまっている2人の手に重ね合わせ、こちらを見てきた2人に向かってニコッと笑った。

いや、だってさ、ほら笑顔は緊張を和らげるらしいし、それに一応 鶯宮色葉(ウグイスミヤイロハ)笑えば愛嬌あるだろうし……タブン



まあ、そんな感じで2人の緊張が和らいだのか良くわからないまま問題が読まれ始めた。






「以下は額田王(ぬかたのおおきみ)が詠んだ歌である


茜さす 紫野行き 標野行き

野守は見ずや 君が袖振る



では、この歌に対し彼女の元夫である大海人皇子(おおあまのおうじ)が返した歌を答えよ」













…………はぁぁああああああああああああああああ!!!??!!??!

まず、だれだ!その、ぬかたのなんとかさん!だれ!?だれなのぉおおお!??てか、え、元夫!?元夫!?どゆこと!?

……。あ、と、とりあえずし、指示出さなきゃ、わ、わたしキャプテンですしな!!




「えっと、こ、これは……」


「色葉、落ち着いて。大丈夫よ。ここは、私 春海桜子(ハルウミサクラコ)にお任せください」



!?!?え、さ、さっきまで桜子ガチガチに緊張してたじゃん!?え、なんでもうおちついるの!?ええええええ



「あぁ、じゃあ春海頼んだ」


「ふふ、不知火様、私が間違えるとでも?」



なんでだぁあああ!!なんで!なんで!薄暮まで落ち着いてんだよ!?ええええ!!わたしだけ、わたしだけなの!?緊張してるのわたしだけなのぉおおおおお????







そんなわたしを放っておいて、桜子はタッチパネルにすらすらと文字を書いていった



【紫草の にほへる妹を 憎くあらば

人妻ゆゑに われ恋ひめやも】と。







え、これって常識なの……!!!





「解答をやめてください」


読み上げの子がそういうと、手元のタッチパネルは真っ黒になってもう答が書けないようになっていた。(すごくデジタル化してるよね)





『はい!第1問が終了しましたが、みなさんどうでしたか!?』


『うるさい立浪』


『ひ、ひどいよ!柴田先生!!』


『はやく、答言えよ』


『グスン(´・ω;`)うう、答は


紫草の にほへる妹を 憎くあらば

人妻ゆゑに われ恋ひめやも


だと思う!』



あ、そういえば先生たちも答知らないんだっけ。


立浪先生がそう言うと読み上げの子が



「立浪先生、正解です。第1問の答は


紫草の にほへる妹を 憎くあらば

人妻ゆゑに われ恋ひめやも

でした。立浪先生から解説はありますか?」


舞台のスクリーンには、答の歌が映されている。……かなり、手が込んでいるクイズ大会である。



『うーーん、これは解説って必要じゃなくない?計算とかじゃなくて暗記してるかしてないかだし』


「わかりました」


どうやら今回は立浪先生の方からの解説はないようだ。


『じゃあ、俺 柴田家成の方から正解したチームを読み上げていく』


そう格くんは言って、正解したチームを読み上げる。






『……、チーム鶯、……』



!!

どこかのチームとチームの間に確かにわたしたちの名前があった。桜子が間違えるはずがないし、桜子がちゃんと正解の答を書いていたのを知っていたけれどどこかで不安があった。でも、それがいまとけた。まだたった1問しか正解していないのに、こんなにも嬉しいんだ。



「ふふ、色葉、まだ1問しか正解してないんですのよ?」


安堵したわたしを見て桜子が可笑しそうに笑う。



「案ずるな色葉。俺たちなら絶対優勝できるさ」


薄暮が柔らかく笑いながらそう言う。









「それでは、第2問」



このクイズ大会の中で、わたしもチームのために貢献出来ればいいな。

ふと、わたしはそう思った。それは、優勝のためじゃなくて薄暮と桜子に褒めてもらいたいという子どものような気持ちからそう思った


20秒で


あの絡みをして


紫草の にほへる妹を 憎くあらば

人妻ゆゑに われ恋ひめやも


って書けねえだろ!?

そう思ったあなた、あれです、あれ、あーー、みんな書くの速いんです、たぶん。






更新遅くなって本当にスミマセン。問題を実際に出すまでは結構前からかけていたんですが何を問題にしようかなぁと悩んでまして。今回は額田王さんを出してみました!そのうち桜子が解説します。たぶん。




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