7.鶯は知る
こんばんは!佐藤奈津です!感想等の返信は後日致します!すみません!
本日二回目の投稿です(`・ω・´)
今回、色葉がヒロインの目的を知ります。
★前回までのあらすじ★
とある乙ゲーの悪役 鶯宮色葉になってしまった宮本色葉。彼女はとある夜、夢で自分の親友に会い、意味深なことを言われるが……?
☆
あれはなんだったんだ?
リクはなにがいいたかったんだ?
☆
@学園
はい、わたしです!
んー、よくわかんないし、考えるのやめました!だって、わたし友達いないしね!(自虐)ふん!寂しくなんてないんだからね(笑)
はっ!
うっ、昨日食べ過ぎてお腹痛くなってきたァ!!
ω
@お手洗い
うー、だってさー、ご飯めちゃくちゃ美味しいのね。どうやら、鶯宮色葉と宮本色葉は嗜好似てたみたいで、鶯宮色葉の好物ばかりならば食卓ではわたしは食べてばかりだ。ああ、太ったかなぁ……(白目)しっかし、この学園すごいわ、便器が鏡のようになってるのよ。磨きこまれててすごいのよ。
トコトコ
ん?だれか来た。
「ふう。
……うふふふふふふふ!!!!」
!!!!???
ふ、不審者ぁあ!?え、なに、うふふふふふふふ!!!!って!ど、どうしたのだ、少女!!あれか!?誰かにイジメられているの!?
「あー!!やっとだわ!」
え、なんかよかったことでも起きたの?オメデトー!
「やっと、幡矢くんが出た!」
へー、オメデトー本当にオメデt……。
ん?幡矢くんがやっと出た?え……?
「ふふふふ、あの鶯宮色葉って本当に哀れよね!『友達になってくれてありがとうございます!』なんて、ばっかみたい!」
!?え、わたし、友達いたの?!
「ふふふふ、たっくさー、わたしの言う通りに振舞ってくれて本当にありがたかったわー(笑)何回も何回もご苦労さまっていうか、ハハハハハハ!!ま、これで幡矢くんも惚れさせれば
完璧な逆ハーエンドね。」
!!
幡矢くんの登場条件は……
『えーとね、まず、メインの攻略相手に告白されること。更に、悪役である鶯宮色葉を学園中の嫌われ者にして再起不可能にすること。あと、ヒロインの知能レベルをMAXにすること。』
わたしの脳裏にリクの言葉が蘇る。
どういうこと……!?彼女はもしかして……!!
「さーてと、幡矢くんを攻略しなきゃ♪」
お手洗いから出ていく彼女を、足音を消して追いかける。そして、わたしは彼女の後ろ姿を見る。
「彼女は、ヒロイン……。」
お手洗いで不審者のごとく独り言を言っていたのはこの世界のヒロインだった。(そんなヒロインはわたしだったらイヤだけどな☆)
☆
「い、色葉さん、今日はフランスで修行をしてきたパティシエのスイーツですわ!」
「色葉様、最近流行っている小説ですわ!」
「鶯宮、ほら今度はベルギー産のチョコだぜ!」
おい、男子、わたしはチョコにつられねえ!コミュ障なめんな!
※色葉はこのあと男子からチョコをもらい、ご満悦でした。
なぜか、クラスメイトからたくさんプレゼントをもらっているわたしだが、とりあえず、先ほどのことを考えよう。
つまりだ、ヒロインはこの世界が乙ゲーだと知っていた。そして、隠しキャラである幡矢くんを出すために鶯宮色葉を学園の嫌われものにした。そういうこと……?
うーん、逆ハーって逆ハーレムのことだよね……。モテたいってことだったのかしら……?
この時、わたしはヒロインに対して嫌悪感を感じることはなかった。まあ、どうでもいいやーと思っていた。(だって、なんかクラスメイト優しいし、いいかなぁと。)
☆
今日も疲れた。眠い。うー宿題……。
今日も家に帰り、色葉バカ3人組からあつい抱擁を受けた。
(父様に、お仕事はいいんですか?ときいたら、色葉が家にいるのに早く帰ってこない理由はない!!と断言されました(笑)残念なハイスペックの鑑……!!)
そんな、家族の抱擁から自分の部屋に逃げ込んだわたしは疲れて、ベッドになだれ込んだ。そんな時だった。
ん?あれ、なんだこれ……?これ前からあったっけ?
それは、1冊のノートだった。広い部屋の中のベッド近くの小さな机の上に置いてあった。
昨日まではなかった……はず。
ペラッ
そのノートを開いてみた。そこには……
『4月×日
今日、ステキな友達ができたことを記念して日記をはじめることにしました。なにもできないわたしと友達になってくださった彼女は本当に天使のような人です。』
日記……?
見るのはまずいと思いながらも、なぜか手を止めることは出来なかった。
『4月〇日
わたしの初めての友達に友達が出来ない事を相談しました。そうしたら、どうしたら友達ができるのかこと細かく教えてくださいました!相談することは恥ずかしかったのですが、やはり素晴らしい彼女はわたしにとても優しくて感動してしまいました。』
ペラペラ、数ページをめくっては流し読みをしていった。
これは、友達ができてからの日記らしい。友達がいなかったけどできて嬉しいみたいだな、この子。友達ができて世界が変わったらしい。まるで宮本色葉みたいだ。わたしもリクと友達になってから世界が変わったしなぁ。
ふと、誰が書いたんだろう?と思い表紙を見た。そこには、
“鶯宮色葉”と書いてあった。
ふーん、つまり鶯宮色葉の中に宮本色葉が入るまでの日記か……。
わたしは、再びページをめくり始めた。
∫
どういうこと……!?
『□月△日
どうして、どうして、どうして。もう、何も分かりません。どうしてわたしが天使のように清らかな彼女をイジメたりするのでしょう……。彼女も鶯宮色葉が犯人だとおっしゃっているのです。』
『□月×日
わたしは、学園の嫌われものだったそうです。こんなわたしが、彼女のアドバイスの通りに振る舞っても無駄だったのでしょうか……。わたしって本当にダメですね……。』
なによ、これ……。
γ
1冊目の日記を読み終え、顔を上げるとベッド近くの小さな机の上にまたノートが置いてあった。
1冊目の日記をベッドに置き、そのノートに手を伸ばした。
『4月×日
どういうことなんでしょうか……?また、この学園の入学式です。そこで、また彼女 花澤美々(ハナザワミミ)さんに会いました。そして、また、彼女と友達になりました。彼女に「前、会いましたよね?」と聞いたら、わたしのことを知らないとおっしゃりました。バカなわたしの記憶違い……?』
鶯宮色葉には、なにが起きていたの……?
『□月△日
わたしは、知らない間に美々さんをイジメていたのでしょうか……?わたしは美々さんに嫌われていたのでしょうか?』
『□月×日
わたしは、いない方がいいのでしょうか……?』
2冊目の彼女の日記を読み終え、また顔を上げると、その小さなテーブルの上にまたノートが置いてあった。
θ
これで何冊目よ……!
読み終え、顔を上げればテーブルの上にはノートが置いてあった。読み終えた日記をつんでいたベッドは、鶯宮色葉の日記で埋もれている。
もしも、この日記たちが真実のみを述べているとしたら、鶯宮色葉はヒロインの攻略のために孤独な心を利用したってこと……?でも、シナリオ上仕方なくやっていたこと……。
『ふふふふ、たっくさー、わたしの言う通りに振舞ってくれて本当にありがたかったわー(笑)何回も何回もご苦労さまっていうか、ハハハハハハ!!ま、これで幡矢くんも惚れさせれば
完璧な逆ハーエンドね。』
!!
「そういうことだったの……。」
この時、わたしは全てがわかったんだ。
☆
『□月×日
もう、これで何回目……!わたしは頭がおかしくなってしまったの……?でも、でも、たとえ今起こっていることが事実であるならば、それはきっとわたしが悪い子だから神様がわたしに与えた罪なのでしょうね……。』
勝手に増えていくノートってホラーテイストですね(笑)
色葉は今回ヒロインの目的を知りましたが、今後どうするんでしょう。連載始めた時の計画とかなりズレてきてしまいましたが、大丈夫でしょう!(どこかから湧いてくる自信……(笑))




