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男のロックシンガー

BEAST

作者: 歌川 詩季
掲載日:2026/07/26

 泥臭いROCK'N'ROLLにしないように気をつけております(笑)

 落胆の底に(つな)がれた獣が見上げた星は

 吐き気をもよおすほど綺麗だった


 憧れを(むし)りとられたあの痛みを

 背中にまだ憶えているのなら

 (にご)らせた両眼の奥に光らせた鋭さは

 まだ死んじゃいないはずだ


 血塗られた牙と ()りかえる爪だけが

 いまのおまえの翼だから

 ()いつくばる暗闇を

 おまえのためのうす(よご)れた空にしろ



 失墜(しっつい)の床を()め尽くす獣に見慣れた景色

 眠気をこらえるのも退屈だろ


 うぬぼれを(えぐ)りとられた(あな)を埋めて

 背中の(きず)()えているのなら

 選ばせた扉のさきに浮かばせた願いの矢

 まだ狙いすましてるか


 射ぬかれた的と むせかえる熱こそが

 いまのおまえのすべてだから

 ごうつくばる欲の皮

 おまえのつらでうす(よご)れたほほえみを

 作風によっては、手癖を抑えねば。


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
出だしが好き表現でありました♪ ワイは泥湿地を転がる岩の様なパトスの迸りがすこ
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