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【第27話】澪の知らない澪

【第27話】澪の知らない澪


 金曜日の二時間目。現代文。窓際の席。


 教科書を開いている。芥川龍之介。『羅生門』。下人の行方は誰も知らない。俺の視線の行方も、できれば誰にも知られたくない。


 渡り廊下の向こうに、二組の教室がある。


 昨日の夜、天井の染みを数えながら決めた。「教室の神代さんを見てみよう」。言うのは簡単だ。だが実行には問題がある。俺の席から二組の教室までは、渡り廊下を挟んで直線距離で約十五メートル。窓が開いていれば中が見える。見えるが、見ているのがバレたら終わる。ストーカーの嫌疑。社会的死刑。


 だが今日は条件が揃っていた。十月の金曜日。気温が高く、二組の教室の窓が開いている。俺の席は窓際。教科書を広げていれば、視線の角度次第では「外を見ていた」で言い逃れができる。


 視線を教科書から外した。窓の向こう。渡り廊下の屋根の先。二組の教室の窓。


 ──いた。


 神代澪。教室の神代澪。


 三列目の窓側。背筋が伸びている。教科書を片手に持ち、もう片方の手でシャープペンシルを動かしている。ノートに何か書いている。板書か。先生の話のメモか。


 まず姿勢が違う。保健室の神代さんは猫の延長線上にある。椅子の上であぐらをかき、肩の力が抜け、ときどき俺の肩にもたれる。あれが「素」なら、今見ているのは「製品」だ。工場出荷時の設定。初期化された完璧。


 表情が見えた。遠いが、見える。微笑んでいる。穏やかで、隙がなく、誰に対しても同じ温度を配分する笑顔。保健室で俺に向ける顔とは別物だ。「みんなの神代さん」の顔。


 隣の席の女子が何か話しかけた。神代さんが振り向いて答えている。唇が動く。何を言っているかは聞こえない。たぶん敬語混じりの丁寧な言葉。「うん、そうだよ」ではなく「そうですね」の距離感。相手が笑った。神代さんも笑った。完璧に。


 ──この人は、あの笑顔を一日に何回作るんだろう。百回か。二百回か。「さすが神代さん」「澪ちゃんすごい」。そのすべてに、あの笑顔で応えている。


 昨日の三人が言った。「澪は頑張りすぎだから。限界でも『大丈夫』って笑うから」。


 見えている。今、その「大丈夫」の笑顔が見えている。十五メートル先に。渡り廊下を挟んで。あの笑顔の裏側を、俺だけが知っている。


 保健室のドアを開けた瞬間の「ふぅ」。あの溜め息一つで、この笑顔を全部脱ぐ。脱いだ先にある人が、俺の隣に座る。飴を食べて、弁当を食べて、甘い声で名前を呼ぶ。あれは疲れた後の解放なのか。──解放、という言葉は正しいのか。鎧を脱ぐ。仮面を外す。どの表現も、教室の神代さんを「偽物」と決めつけている気がする。


 偽物じゃない。たぶん。あれも神代澪だ。ただ、全部は見せていない。出力を制限している。百のうち三十だけ外に出して、残りの七十は保健室に持ち込んでいる。


「黒瀬」


 声がした。隣の席。八代。


「お前、窓の外見てニヤけてるぞ」


「ニヤけてない」


 即座に否定した。八代が肘をついて、にやにやしている。


「いや、口角が上がってた。微量だけど確実に。俺のセンサーは高感度だ」


 八代のセンサーは人の色恋にだけ異常な精度を発揮する。地震計が震度0.5を拾うように、俺の表情の微細な変動を検出する。迷惑な精度。


「何見てたの? 外? ……あ、二組の教室」


 気づかれた。


「彼女のクラスだな。覗き見か」


「覗き見じゃない」


 八代が首を傾げた。疑いの角度が四十五度。


「じゃあ何」


 言葉を探した。三秒。長い三秒。


「……景色を見てた」


 八代が片眉を上げた。


「景色ね。その景色の中に神代さんが含まれてる景色ね」


 反論できない。含まれている。中心に。景色の主役が神代澪だ。背景は教室の壁と黒板。構図の九割が一人の人間で占められた景色。それを景色と呼ぶのは無理がある。


「黒瀬、お前さ」


 八代が声を落とした。珍しく周囲を気にしている。


「最近ちょっと変わったよな。前はもっと、こう、石みたいだったのに」


 石。名誉毀損では。だが否定できない。


「無反応っていうか。何言っても表情動かなかったじゃん。最近は──動くんだよ。微量だけど」


 微量。八代は俺の表情変化を「微量」と表現する。他の人間なら気づかないレベル。だが八代のセンサーには引っかかる。


「神代さんの話するときだけ、お前の顔が人間になる」


 人間になる。石から人間に。それは進化なのか退化なのか。


「……授業中だ」


「はいはい。お邪魔しましたー」


 八代が前を向いた。俺も前を向いた。──教科書に目を落とした。芥川。下人。羅生門の下で雨を待つ男。


 雨宿りの場所を探していた男が、楼の上で別の世界を見る。俺は窓の外で、教室という別の世界を見た。──比喩として成立しない。やめよう。


 ◇


 三時間目。数学。窓の外を見ないようにした。見たら八代に検出される。二次関数の放物線に集中しろ。──頂点。二組の教室の三列目の窓側。あの席が頂点。数学と関係ない。


 ノートの字が崩れている。上の空だ。


 四時間目が終わった。昼休み。


 ◇


 保健室。ドアを開けた。


 神代さんが先にいた。いつもの席。弁当箱が二つ並んでいる。俺の分と、自分の分。


「湊くん♡」


 声の温度が変わった。教室の丁寧語から、保健室の甘い呼びかけへ。周波数が切り替わる瞬間を、今日は意識して聞いた。


 ──違う。


 昨日まではわからなかった。だが教室の声を知った今、その落差がわかる。保健室の声は周波数が低い。力みがない。喉の奥から自然に出ている。教室の声はもう少し高い。もう少し張っている。同じ人の声なのに、別の楽器のように聞こえる。


「昨日はごめん」


「え? 何が?」


 ごめん。保健室に来なかったことだ。用事と嘘をついたことだ。──嘘ではないが、真実でもない。屋上の三人のことは言えない。内緒にしてくれと頼まれている。約束だ。


「……用事で来れなかった」


「うん、大丈夫だよ。今日来てくれたから」


 今日来てくれたから。過去を問わない。不在を責めない。俺がいなかった昨日ではなく、俺がいる今日を選ぶ。この人の時間軸はいつも現在形だ。


 弁当の蓋を開けた。鮭の塩焼き。ほうれん草の胡麻和え。だし巻き卵。和食の王道。隙がない。弁当にまで完璧を持ち込んでいる──いや、違う。これは完璧ではなく、丁寧だ。完璧と丁寧は似ているが違う。完璧は減点を恐れる。丁寧は相手を思う。この弁当は後者だ。俺の好みに合わせてある。


「……うまい」


「ほんと? 湊くん、和食が好きだから」


 好みを把握されている。鮭は先週「おいしい」と言った。だし巻き卵は毎回入っている。俺の食の傾向は、この人の記憶領域にすべて格納されている。


 飴を渡した。いちご味。


「ありがとう」


 包み紙を剥いて、口に入れる。頬の内側が膨らむ。いちごの匂い。日常。


 ──ここにいる神代さんは、二時間目に見た神代さんとは別の生き物のようだった。


 教室では背筋が一本の線。保健室では柔らかい曲線。教室では等距離の笑顔。保健室では俺だけに向けた非対称の表情。教室では声が張っている。保健室では力が抜けている。


 どちらも本物だ。どちらも神代澪だ。だがエネルギーの使い方が違う。教室では「維持」にエネルギーを使っている。保健室では「解放」にエネルギーを使っている。維持の方が疲れる。断然。


 朝倉先生がコーヒーカップを持って通りかかった。


「……二人とも、今日は穏やかね」


 神代さんが背筋を伸ばした。優等生の反射。


「はい」


「珍しくイチャイチャしてないから心配になった」


 神代さんが口角を上げた。朝倉先生のジャブに笑顔で返す。


「してますよ? 隣に座ってるだけでイチャイチャです」


 朝倉先生がコーヒーを一口飲んだ。


「……そう。じゃあ私の胃は今日も休めないのね」


 朝倉先生が去った。コーヒーの湯気が、カーテンの隙間から消えた。


 ◇


 五時間目。英語。


 窓の外を見ない。見ない。見ないと決めた。


 ──三十秒で破った。


 二組の教室。英語の授業中。神代さんが教科書を読んでいる。音読か。先生に当てられたらしい。立ち上がっている。発音が──聞こえないが、口の動きがきれいだ。唇の形が正確に英語のそれを作っている。


 朗読が終わった。着席。周囲の生徒が何か言っている。たぶん「さすが」系の反応。神代さんが小さく頭を下げた。謙遜の動作。完璧な謙遜。


 ──疲れないのか。


 疲れているはずだ。疲れていないわけがない。毎日、あの精度で、あの笑顔で、あの声で。百点を取り続ける生活。九十九点では足りない世界。百点が最低ライン。


 あの三人の言葉がまた浮かんだ。「限界でも『大丈夫』って笑うから」。


 見ているだけでわかる。十五メートルの距離でもわかる。あの笑顔のコストが。「完璧な神代澪」を維持するために、この人が払っている代価が。


「──黒瀬くん、次読んでくれる?」


 英語教師の声。俺に当たった。最悪のタイミングだ。教科書のどこを読んでいたか把握していない。窓の外を見ていたからだ。


「…………」


 沈黙。三秒。致命傷。


「ページ84の三行目からだ」


 八代が小声で教えてくれた。助かった。命拾い。八代の情報網は災害時にも機能する。


 立ち上がった。読んだ。英語。発音は壊滅的だ。棒読み。抑揚がない。窓の向こうの完璧な朗読とは雲泥の差。地面より下にいる。


 着席。八代が紙切れを滑らせてきた。


『ガン見しすぎ。バレるぞ。by八代』


 筆跡が読みにくい。だが内容は正確だ。ガン見していた。自覚はある。だがやめられなかった。教室の神代さんを見れば見るほど、保健室の神代さんとの違いが際立つ。際立つほど、保健室であの人が脱ぐ鎧の重さが見えてくる。


 紙切れの裏に書いた。


『見てない。景色だ』


 八代が読んで、顔をこちらに向けた。呆れている。「景色」が二回目の使用で既に陳腐化している。嘘のレパートリーが少なすぎる。


 ◇


 放課後。保健室。


 神代さんがいた。本を持っている。図書室で読んでいた短編集。保健室に持ってきたらしい。


「今日は図書室じゃなくてこっち」


「……なんで」


 聞いてから、聞き方が素っ気なかったかと思った。だが神代さんは気にしていない。


「だって、昨日湊くん来なかったから。今日は独り占めする」


 独り占め。この人は所有権の主張がカジュアルすぎる。


 朝倉先生が奥の椅子でコーヒーを飲んでいる。聞こえているはずだが反応しない。省エネ。慣れだ。


「湊くん」


「……ん」


 神代さんが本を膝に置いた。いたずらっ子のような表情。


「今日ね、授業中に湊くんがこっち見てるの、気づいたよ♡」


 ──心臓が止まった。


 比喩ではない。体感として、一拍飛んだ。空白の一秒。その一秒で大量の情報が頭を駆け巡った。バレた。バレていた。十五メートル。窓越し。教科書を盾にしていたのに。完璧な犯行計画は初日で崩壊した。セキュリティ突破。防壁粉砕。


「見てない」


 反射で出た。否定。条件反射。パブロフの犬が涎を垂らすように、俺はバレたら「見てない」と言う。


 神代さんが本を膝に置いた。口角が上がっている。図書室のあのときと同じ構図。


「見てた♡」


 見てた。図書室の再演。だが今回は状況が違う。図書室では至近距離で見ていたことがバレた。今回は十五メートル先から、しかも授業中に。渡り廊下を挟んで。覗き見だ。言い逃れの余地がない。


「……景色を見てたら、たまたま」


「景色」


 景色。三回目。もう景色では通用しない。為替レートが暴落した通貨のようだ。信用ゼロ。


「……少し、見てた」


 また出た。「少し」。図書室と同じ防衛線。撤退先の塹壕。だが塹壕は二回目になると場所がバレている。敵に座標を知られた塹壕に防御力はない。


 神代さんが目を細めた。嬉しそうだ。嬉しそうだが、図書室のときとは少し違う。あのときは「見てた」に照れていた。今回は──安心している?


「……教室にいるとき、疲れてないか」


 口が勝手に動いた。ブレーキが壊れている。修理に出したいがディーラーが見つからない。


 神代さんの表情が一瞬だけ変わった。笑顔が薄くなった。消えたわけではない。濃度が下がった。百パーセントから七十パーセントへ。


「……なんで?」


「……窓から見えた。教室の神代さん。背筋が伸びてて、笑顔が完璧で、みんなに丁寧で。ずっとあれを──」


 言いかけて、止まった。「ずっとあれをやってたら疲れるだろう」。言い切る勇気が足りない。踏み込みすぎている。屋上の三人の話はできない。だが、窓から見たことは事実だ。


「……大変そうだなって」


 大変そう。表現が弱い。弱いが、これが限界だ。俺の語彙力では「あなたの鎧の重さが心配だ」を「大変そう」にしか変換できない。


 沈黙。三秒。五秒。


 神代さんが本を鞄に入れた。立ち上がるのかと思った。逃げるのかと思った。踏み込みすぎたかと後悔が喉を焼いた。


 ──立ち上がらなかった。


 神代さんは立ち上がらず、代わりに、俺の隣にもう少しだけ寄った。肩が触れた。体温が伝わった。十月の保健室は肌寒いのに、触れた部分だけ温かい。


「……見ててくれたんだ」


 小さい声。保健室モードよりさらに小さい。音量が最小設定。


「教室の私を見たの、湊くんが初めてかも」


 初めて。俺が初めて。──そうだろう。教室の神代さんは全員が見ている。だが「教室の神代さん」を「保健室の神代さん」との落差として認識し、そのうえで「大変そうだ」と言った人間は、たぶんいない。


「……うん。大変。かも。ちょっとだけ」


 認めた。「ちょっとだけ」。この人も「少し」「ちょっと」で本音を薄める。俺と同じだ。「少し見てた」と「ちょっとだけ大変」。実際は「ずっと見てた」と「かなり大変」。


「でもね」


 神代さんが俺の肩に頭を預けた。重さ。軽い。髪の匂い。シャンプーの残り香。


「ここに来ると、チャラになるから」


 チャラ。帳消し。教室で蓄積した疲労が、保健室でゼロに戻る。リセットボタン。


「湊くんの隣に座ると、全部なかったことになる」


 リセットボタン。俺がそれなのか。


「……都合がいいな、俺」


 自虐のつもりだった。だが神代さんの声が、少し真剣になった。


「都合がいいんじゃないよ。必要なの」


 必要。


 その一言が、胸の真ん中に落ちた。石が水面を打つように、波紋が広がった。必要。俺が。この人にとって。


 昨日の「ちゃんとしてあげてください」が浮かんだ。半歩前に出る。何かを足す。──答えが見えた気がした。


 ちゃんとする、の定義。大層なことじゃなくていい。「教室の神代さん」を見たこと。「大変そうだ」と言ったこと。窓の向こうの完璧を知ったうえで、保健室の不完全を受け止めること。それが──たぶん、今の俺にできる「ちゃんと」だ。


「……帰ったら、LINE送る」


 口が勝手に動いた。今日四回目。ブレーキはもう修理を諦めた方がいい。廃車にして新しい車を買う段階だ。


 神代さんが顔を上げた。至近距離。目が大きい。


「え、湊くんから?」


 目が光った。瞳の奥の火。飴を三個渡したときと同じ種類の光。


「…………たまには」


 神代さんが笑った。控えめに。図書室の、あの笑顔に近い。


「……うん。待ってる♡」


 待ってる。俺のLINEを。返信に三十分かかる男のLINEを。文面が「うん」「おやすみ」しかない男のLINEを。それでも待つのか。


 待つのだ。この人は。


 ◇


 帰り道。十月。金曜日の夕方。


 一週間が終わる。月曜に三個の飴を持っていった。火曜に買い足した。水曜に図書室に行った。木曜に屋上で呼び出された。金曜に窓から教室を見た。


 一週間前の俺は、保健室の中だけで完結していた。壁の内側。安全地帯。


 一週間後の俺は、図書室に行き、屋上に行き、窓の外を見ている。壁の外に足を踏み出している。自分の意思で。──半分は巻き込まれだが、もう半分は確実に自分の足だ。


 スマホを取り出した。LINEを開いた。神代さんのトーク画面。最後のメッセージは昨日のハート付きの「明日ね」。


 打った。消した。打った。消した。


 三分後。


『おつかれ』


 送信。一文字あたりの制作コストが高い。「おつかれ」の三文字に三分。一文字一分。非効率極まりない。


 十五秒で返信が来た。


『おつかれさま♡ 今日、見ててくれてありがとう』


 心臓が跳ねた。見ててくれてありがとう。窓越しの覗き見に感謝されている。犯罪すれすれの行為に礼を言われている。


 打った。今度は二分で送れた。


『あした、飴買い足しておく』


 返信。八秒。


『湊くんの飴、世界一おいしい♡』


 いちご味。百二十円。コンビニで売っている。世界一かどうかは市場調査が必要だが、神代さんの中ではそうらしい。


 スマホをポケットに入れた。


 金曜の夜が始まる。土日を挟んで、月曜にまた会う。飴を持って。保健室で。


 ──ふと、思った。


 来週から文化祭の準備が始まるらしい。八代が授業中に言っていた。「再来週が本番だから来週は地獄だぞ」。


 文化祭。全校行事。生徒会は運営側。神代さんは──生徒会だ。自分のクラスの出し物と、生徒会の仕事と、両方を抱える。あの完璧な人は、両方とも百点で仕上げようとするだろう。


 教室の笑顔の回数が増える。背筋を伸ばす時間が延びる。「大丈夫」の精度が上がる。


 保健室に来る時間は──減るかもしれない。


 その可能性を考えた瞬間、胃のあたりが重くなった。鉛を飲んだような。冷たい。


 気のせいだ。きっと。空腹のせいだ。夕飯を食べれば治る。


 ──治らなかったら、どうするんだ。


 その問いには答えず、十月の帰り道を歩いた。ポケットの中でスマホが一回震えた。見なくてもわかる。神代さんからだ。たぶんまたハートがついている。


 見なくても、わかる。──そのことが、嬉しかった。

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