4月9日 その②
第2ゲーム『スクールダウト』本戦のルール
1.生徒1人付き2つの真実と3つの嘘、合計5つの情報が提示される。
2.情報が提示された以外の5人は、5つの情報の内、真実だと思うもの1つに投票する。
3.投票したものが、真実ならば1ポイント。嘘なら0ポイント。
4.投票数が一番多かった情報のみ、真偽が発表される。発表されなかった物に関しても、真実であれば投票者にはポイントが入る。
5.このゲームにおいて棄権は許されない。もちろん、本戦辞退も禁止とする。
6.棄権or辞退をした者がいた場合、その人は死亡とする。
7.ポイントが一番多かった者が優勝者とする。
8.投票数が被った場合、ルーレットでどちらか1つのみ情報の開示とする。
マスコット先生が白板に貼り付けたルールを見て、俺は思わず驚いてしまう。
「先生!死なないゲームじゃなかったんですか?!」
ルールの6つ目に「棄権or辞退した者がいた場合、その人は死亡とする」と書いてある。
「はい、棄権や辞退をしなければいいので。まぁ、もし6番目のルールがなくても棄権や辞退なんざ認めませんけどね」
マスコット先生の、被り物の口角があがる。
「───騙しやがって...」
「面白い。まぁ、棄権や辞退なんざする愚物はいないだろう!妾は本戦を楽しみにしていた!早速、順番決めを始めようぞ!」
じゃんけんで、情報が公開される順番が決まる。このゲーム、この順番が以外にも左右するのだ。
「では、ゲーム参加の皆さんは真ん中に!」
俺と智恵・森愛香・森宮皇斗・津田信夫・宇佐見蒼の6人は教室の中心に集まる。予選敗退した皆によって、教室の中心には6つの机で一つの円が作られている。
「まずは、じゃんけんしてください!」
「「「最初はグー、じゃんけんぽん!」」」
グーが2人、パーが3人、チョキが一人。あいこだ。
「「「あいこでしょ!」」」
───と、「順番を決める」順番を決めるじゃんけんを終える。
順番を決める順番は、森宮皇斗・宇佐見蒼・村田智恵・俺・津田信夫・森愛香の順だ。
「では、森宮皇斗君。何番目がいいですか?」
「2番だ」
森宮皇斗は2番を選択。
「わかりました。2番ですね!では、次」
「3番にするピョン!」
「宇佐見蒼君は3番ですね、次は?」
「わ...私は6番で...」
「村田智恵さんは6番。次」
「じゃ、じゃあ4番で」
「池本栄君は、4番。次は?」
「あちゃー4番が取られてもうたか...5番は嫌やしなぁ...しょうがあらへん!ワイは1番や!」
「津田信夫君は1番ですね、それでは森愛香さんは5番と」
「別に異論はない。ここでの順番は全く関係ないからな!」
「では、1番の津田信夫君!ここに座ってください!」
「わかったで!」
こうして、俺達は情報が公開される順番に座る。
1番最初の津田信夫から時計回りに、森宮皇斗・宇佐見蒼・俺・森愛香・村田智恵だ。
すると───
「うわっ!」
俺ら6人の乗った机が宙に浮く。いや、見えない足場があり、それが床から伸びてきたような感覚だった。
「ほう、主役の妾たちは目立てる...ということだな?」
「そうみたいだね...」
「ワイがステージの上に立っとる...おぉい!トッキー!見とるかぁ?」
「信夫、手など振るな。阿呆に見えるぞ」
森愛香・智恵・津田信夫・森宮皇斗の各々が好きな風にいっている。
「そんな事より早くゲームを始めようピョン!」
「そうですね」
すると、俺達6人の机に現れるのは6つのタブレットだった。
「今、目の前にあるタブレットで投票してもらいます!ちなみに、どの情報に投票するかなど話し合いは自由ですので!頑張ってポイントを手に入れてくださいね!」
そのタブレットに映されるのは1から5の選択肢。
「それでは、6人から一言ずつメッセージでも貰いましょう!もしかしたら、まともに喋れる最後の時間になる可能性になりますからね!」
マスコット先生が恐ろしいことを言う。
「では、1番の津田信夫さんから時計回りに!」
「ワイからか?まぁええわ!皆、応援よろしく頼むな!」
「信夫、頑張れぇ!」
時尚が騒ぐように一人で応援している。
「よろしく頼む...他にはない...」
森宮皇斗はそう言うと、挨拶を終える。
「精一杯頑張るから、応援よろしくピョン!」
そう言うと、宇佐見蒼はぶりっ子ポーズをして、皆にウインクをした。男だが、顔がキレイなので許せてしまう。
「優勝できるよう頑張るので応援よろしくお願いします」
俺は無難に挨拶した。
「妾に負けなどない。小賢しい貴様らの応援などなくとも、勝利など掴めるわ!」
森愛香はそう言い放つ。
「あ、えっと...この前は問題を起こしてごめんなさい...頑張れるだけ頑張ってみようと思います」
智恵はそう言って、6人を締めくくった。その可愛い仕草から、智恵のファンが俺以外にも増えてしまいそうだ。
「では、早速1人目───津田信夫君の情報を公開していきましょう!せっかくなので、全員1つ1つ発表していきますね!」
俺らは皆、マスコット先生の方を見る。
「津田信夫、情報①───」
マスコット先生から放たれたのは、衝撃の一言。2つの真実と3つの嘘を、マスコット先生達が決定した事が間違えであった。
「───デスゲームに参加する以前に人を殺したことがある」
津田信夫の情報
①デスゲームに参加する以前に人を殺したことがある
②???
③???
④???
⑤???
『スクールダウト』
情報の公開される順番 津田信夫・森宮皇斗・宇佐見蒼・池本栄・森愛香・村田智恵
現在 津田信夫 情報①の開示
嘘は3つ、真実は2つです。6割嘘だが、4割本当!





