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街中ダンジョン  作者: フィノ
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72話 罠 挿絵あり

若干遅れました

 走り終えた後、兵藤に頼んで適当なワックを捕まえてシャワーを浴びてもらう。流石に夏場なので、そのままでは気持ち悪いだろうし、食事に行くのに汗まみれは嫌だろう。エマは俺に連れて行って欲しそうな目をしていたが、俺もワック隊舎の中の事は知らないので辞退した。無論、走ったところで汗はかいていない。エマはその事は訝しんでいたが、魔法でどうとでもなるという、魔法の言葉で煙に巻いた。


 実際身体の事は外に漏らさない方向で各方面も動いているので、慎重な行動は取らないといけない。まぁ、年齢、外見、致命傷で死んでない等は薬があるので誤魔化せる。気を付けるのは職の方である。米国の方では個人の職は個人情報扱いであまり情報収集していないから、話しても気にしないかも知れないが、話したら話したでその職を探せ!状態になっても面倒だ。


「お願いしてきましたよ、俺はここにいたくないんで先に飯行っても大丈夫ですか?午後からの事も有りますんで。」


「いいですよ、ただ、1つ頼まれてください。ちょっと入用なんで、急ぎでコレを・・・。」


「いいですけど、これ揃いますかね?」


「最悪新しいのでも構いませんが、出来れば新章から欲しいですね。お代は全部持ちますんで、とりあえずこれくらいで・・・。」


「結構いい額しますね・・・、分かりましたどうにか揃えましょう。運び込むのは教場でいいですか?」


「はい、お願いします。ところで兵藤さん金髪ですよ、金髪。食事とか誘ってみたらどうです?」


 彼女欲しい病にかかっている兵藤に、エマはどうかと話してみる。残念な事に兵藤はヨイショしたのに、夏目は駄目だったらしい。まぁ、これも好みがあるので仕方ないが、何事も勢いとタイミングは大事でコレを掴める掴めないで結果が変わる。現に赤峰は上手くタイミングを掴んで勢いで上手く行った。


「いや・・・、マッド・ドッグですよ?それに若すぎません?俺33になるんで、軽く見積もって8こ・・・、いや、若返りの薬使ってるから姉さん女房?」


 兵藤もドツボにハマりだした。外見と年令が一致しない世界。女性にはいいだろうな、いつまでも若くいられる。逆に男には定年のなくなった世界に・・・、やめよう。年金はもらう、絶対だ!しかし、元気な老人はゲート走り回ってるんだよな・・・、悪い事ではないが、ひ孫にお小遣いあげたくて潜ってますって、アグレッシブ過ぎない?


「ま、まぁ?日本に不慣れそうですしぃ?遊び行く相手もいなさそうですしぃ?誘うもの吝かではないですしぃ?お礼にクロエさんと飲みに行きたいしぃ?」


「まぁ、飲みに行ってお酌するのはいいですよ。」


 よし、コレでいない時に積極的にエマを誘う人間確保。後はエマ次第である。兵藤もやる気になっているのでいいだろう。話し終わって兵藤は食事に行き、俺は隊舎近くの喫煙場所でプカリ。ワック隊舎が近いのでワックからよく話しかけられる。化粧品の話とかシャンプーの話とか・・・、何もしていないので、そのまま答えるのだが、何故かそう言うと飴とかお菓子をくれる。もしかして、子供だからしていないと思われてる?いやいや、これだけ堂々とタバコを吸っていて、子供も何もないだろう・・・。


「待たせたカ?兵藤はどうしタ?」


「特に待ってませんよ。兵藤さんは昼から仕事と、頼み事をしたので先に食事してます。」


「そうカ、なら我々も行こウ。自衛隊のレーションは米軍でも旨いと人気ダ。なら、ここの食事も旨いだろウ。」


「ぼちぼちですね、昼からは少し座学をして職の確認に入りましょう。」


「先に確認じゃ駄目カ?やるなら身体を動かした延長線でやりたイ。」


 注目されながら列に並び、食器や食事の取り方を教えながら席に付く。ビュフェ式だが多少のマナーはあるんだよ?配膳してる人にお礼言ったりとか、デザートは1人1個までとか。納豆があったので取ったが、エマに臭いは大丈夫かと確認したら、大丈夫そうなので久々に食べる。傍から見ればさぞ見目麗しいだろう。


  挿絵(By みてみん)


「いいですか、職とはイメージです。走って何かイメージ出来たものがあるのなら、そこから広げていきましょう。エマは理論派ですか?それとも感覚派ですか?」


「どうだろウ、あまり考えた事はナイ。ただ、魔術師を見て何であれが成立するのかと考え込んだ事はアル。元々ワタシは銃で戦ってきた人間ダ。なら、現実派ダロウ。」


 現実派・・・、年老いて価値観を変えるのは大変だ。それだけ信じてきたモノもあるし、見てきたものもある。特に戦地を回ったなら色々見ただろう。死者に難民に飢餓に貧困。人は犬に喰われるほど自由だが、それを容認しないのもまた人だ。やはり、アレを兵藤に依頼して正解だった。あれは現実的だ。そんな話をしながら昼食を取り午後の訓練開始。走り回っている兵士を横目に木陰で行おう。


 いきなり橘は呼ばなかったが、判定機はあるのでそれを使って判定してみる。エマの出した武器は短身ツインバレルショットガンっぽい物と黒い手袋。どちらかが、狩人の武器だと嬉しいが、手袋は清水や赤峰が使ってたヤツと似ている。間違った武器を選択したのかなぁーっと思って判定した結果、手袋の方はどうやら狩人の武器で間違いないらしい。


「どうダ?いや、そもそもその機械はなんダ?」


「判定機と言って簡易鑑定をする機械です。良かった、情報はヒットしましたよ。その手袋と銃は狩人のもので間違いありません。名前は『虚ろい漂う』となっていますね。アイツ等、せめて名前くらいはちゃんとしろよ・・・。いや、怒ってもアイツ等知らんぷりか・・・。」


 結果は出たのでスマホで検索。多くはないが概ねの情報は出てくる。内容的には、手袋の方で罠が設置出来るようだ。発動条件はマチマチで共通項は触る事。つまり、ほしい罠を設置するなら銃で打ち出すなり、何かを触って放り投げるなど。他にもガンナーの黒棒を出してきたので、程度のいいガンナーとはその黒棒のおかげでそう思っていたのだろう。


「アイツ等とはソーツか?暴言を吐いても大丈夫なのカ?何処かで監視されていると言う事はないノカ?」


「ナイナイ、あってもアイツ等は気にしない。仮にアイツ等が交渉以外で来るなら、スタンピード制圧失敗か重大なエラーがあった時。それ以外のは興味ないから、悪口言った所で暖簾に腕押しだよ・・・。」


「そうカ、今度から祈りではなく悪態をつこウ。それと、その判定機も売っているのカ?有るなら国に送りたイ。」


「ん〜、私の一存じゃ決められないですね。千代田さんに問い合わせてみてください。」


 判定機はウチでも最近扱い出した物。あると無茶苦茶便利だが、海外に送っていいかと言われると判断に迷う。何なら政府あたりは輸出品に指定して売り出すかも知れないし。


「ファーストの権限はそんなに少ないのカ?それだけの力があるなら好き放題出来ル。もっと傲慢で高飛車で独善的だと思っていタ。」


 中々酷い思われようだが、それが出来てしまう辺り下手に否定もできない。まぁ自制心は大事で、暴れるだけならゲート内で憂さ晴らしに先にでも行けばいい。


「そんな事してもいい事ないんですよ。どのゲートからもスタンピードの可能性があるなら、助け合わないと対処出来ないでしょう。海外へは行きたくありませんが。さて、判定も扱い方もわかりましたし・・・。」


「とうとう訓練か、何をする?移動しながらの射撃カ?それとも、ロードワークカ?」


「いえいえ、ベンチに座ってお喋りです。ささっ、そこに座ってください。」


 色々意気込んでいる所申し訳ないが、走るにしても射撃にしても個人で出来る。そんなものより必要なのは、職に対する理解でありイメージ。腑に落ちない顔で横にエマが座るが、まぁ話に付き合ってもらおう。キセルを取り出してプカリ。


「さてと、エマ。罠とはなんですか?色々イメージ出来ると思いますけど。」


「ブービートラップこれが一番慣れ親しんでいル。死体を起こせばドカン、トビラヲ開けばドカン、ワイヤーを踏んでもドカン。戦場を歩くなら、不用意に触らず動けない負傷者は捨て、勝利を目的に歩ク。それを獲得してこそ、死んだ仲間達に花向けできル。」


 戦場を歩いただけあって、ブービートラップか。殺傷力は高いな。よくよく手榴弾は爆発で人を殺すと思う人がいるが、それは間違いで、爆発でも確かにダメージはあるが本質は破片である。罠を設置出来ると説明にあるが、集団で戦う時は手榴弾のイメージは捨ててもらいたいな。


「なるほど、ブービートラップは爆発以外もありますか?例えば、丸太が横から振り子のように飛んできたりとか。」


「色々あル。トラバサミ、落とし穴、毒矢、クレイモアに感知地雷。長く戦場にいて、多く見タ。近代兵器から、旧時代的なものまデ。人を殺ス、その一点なら大掛かりなものはいらなイ。しかし、多くの人を殺すなら毒を使うのが早イ。尤も、ワタシは軍人なので、国際法に触れるものは使わなイ。」


 ここでも爆発物・・・、まぁ地雷は大丈夫かな?跳躍地雷だと飛び上がって玉をばら撒くので、それもやめてほしいが、単純に践むだけの地雷なら大丈夫だろう。一応、対象も指定できるし。


「法は別にどうでもいいです。モンスターは人じゃない。あんなゴミはさっさと倒すに限る。そこで質問です、ゲートのモンスター、アレを倒す罠はありますか?」


「ナイ。ワタシの、部下はモンスターと自爆したが無傷だっタ。近代兵器はファーストの言うように無意味ダ。だから、ワタシは貴女に選ばれて力を付ける為にキタ。」


 部下の死でイメージが潰えている。多分、これが原因で罠が使えないのだろう。そこをどうにか出来れば、罠が使え狩人として正式に動けるようになる。逆に、この出来ないイメージかを持ち続けると、いくら職に就いていても何も出来ない。


「ふーむ、エマは罠の設置はできますか?単純なものでいいですけど。」


「工作兵ではないのデ、落とし穴くらいなら作れるが手の込んだモノはあまり作れなイ。ファースト、この質問に意味はあるのカ?午後のティータイムに早すぎる。ワタシには時間がなイ。早く訓練を始めたイ。」


 エマが急かすが、訓練ねぇ。最善は職を扱えるようになるのが一番なのだが、そもそも罠がそこまで扱える訳ではないようだし、今あるイメージもあまり良くない。さてどうしようか?このまま話し込んでもいいのだが、彼女は話すよりも何かに打ち込んだほうがいいようだ。


「そうですね・・・、この後で座学もありますが、格闘は得意ですか?ボクシングでも、カポエイラでもなんでもいいですけど。」


「MACP、アメリカ陸軍格闘術は習得していル。実演して見せればいいのカ?」


 エマが立ち上がるので俺も一緒に立ち上がる。クソ暑いので木陰から出たくないが、エマの凝り固まったイメージを一度払拭するところから始めよう。米国では魔術師は理解できず、不人気だと言っていたが、それはイメージが凝り固まっているというのも大きいだろう。特に映画なんかはそうだ、ドラマティックにするための演出なんだろうが、何故か最後は銃弾残ってるのに殴り合ってたりする。フィクションならそれでいいが、現実なら間違いなく蜂の巣である。


「エマ、アニメとか漫画とか見ます?」


「・・・、嫌というほど。」


 本当はキライなんだろうか?疲れ切った顔で答えるがここにくるまえに、勉強で見ていたとか?まぁ、アニメが好きで日本語覚えて来日と言うのはよくある事である。侍が好きで居合始める人もいるのだ、何にせよきっかけがあるならいいか。


「じゃあ、私を捕まえるか一撃入れてください。遠慮はいりません、銃はダメですが罠は使っていいですよ?大丈夫、グラウンドから出る事はありませんし、騙す以外はしませんから。」


「なにをしてもいいのカ?」


「銃を・・・、使う以外なら、ね。ほらほら、コチラですよ?」


 話し終わる前に、手の届く範囲にいた俺に前蹴り。容赦ねぇな。履いてる靴は何時のまにか買った靴に変わってるし。多分、運動靴と辰樹の所で買った靴を指輪へ収納すると、同時に取り出して入れ替えたのだろう器用なものだ。しかし、勝機があるなら、実行する。躊躇しないあたり、指揮官としては優秀なんだろうな、部下としては高確率で死ぬ可能性があるが。まぁ、軍人なのだ死ぬのも仕事のウチだろう。無闇に死にたくはないだろうが、殺しに行くのだ、殺されても文句は言えない。


 出された前蹴りは、手を添えて横に流した。目と両手足は強化済。身体能力は高いが、まだ強化した俺の方が多分上で、ここから身体能力も上げていかないといけないなぁ。多分、狩人の身体能力が高いのは、罠の設置を容易にするためだろうし。それに、罠のイメージもぼちぼち変えられればいいな。


「避けるナ!受けロ!モヤシウサギ!」


「いや、だって当たったら痛いじゃないですか。それに、自分で(・・・)反らしてる。私はここでクルクル回ったりしてるだけですよ?ほらタックル、タックル・・・、馬跳び、ポンと。」


 捕まえるか一撃入れるという話なのに、最初の蹴りを外してからはひたすら乱打である。魔女が頭の中でリズムを刻み、そのリズムに合わせて身体を動かす、第6感で何となく何処を狙っているが分かるので、身体能力が上なら捌き切る事も出来るし、煙が薄っすらと顔にまとわりついているので、エマの目測は常にズレている。


「ワタシは当てるつもりで攻撃していル!獲物をじぶんから避けるなどありえない!」


「またまたぁ、その調子じゃ目隠しでも当たりませんよ?銃はダメですが、罠はいいんです罠は。ほら、こういった罠はどうです?」


 馬跳びをして前へ2歩、そのままくるりと半回転。鼻の頭の先をエマの靴先が通り過ぎる。身体能力にかまけられても困る。必要なのは罠を使う事、なら、それしかない状況に置くのがいいのだが、流石にゲート内でそれは無理がある。


 エマは更に回し蹴りを放って来るが、後ろに飛んで蹴りの軌道上に煙を置く。しかし、この煙実は糸になるかならないか辺で止めた煙なので、ちょっと操作すれば糸になる。そして、エマの足は煙の中を通り過ぎた。


「おや、くす玉が割れましたね。おめでとうございます。駄賃は拘束でいかがです?遠慮せずに寝ていいですよ?」


「な!?何だこれハ!なぜ千切れない!」


「インナーの素ですからね。簡単に千切れませんよ。どうしました?罠を使って逃げて下さい。私が捕まえるんじゃなくて、貴女が捕まえるのが課題ですよ?ほらほら、ハリー、ハリー。」


 さて、コレで罠が出なかったら座学かな。設置まで終わっているといいし、久々にあれが出来るなら、それはそれで楽しみだ。まぁ、それとは別としてエマに謝らないとなぁ。かなり口悪く囃し立てたから。


 結局エマは糸が切れずに投了。最後に必要はないが近付いて糸を解く。ふむ、ここで何もしないか。対人戦なら構わないし、武人や騎士ならそれでいいが、彼女は駄目だ。


「なんで捕まえたり殴りかからないんです?」


「訓練終了だロ?なぜ攻撃をしないと行けないなイ?」


「いや、ブラフで構わないでしょう?貴女の今の目的は私を捕まえるか一撃入れる事。卑怯でも、何でも構わない、貴女は狩人なんです。精々堂々なんて捨てて、どんな形でもどんな時でも方法でも、獲物を逃してはいけないな。ましてや、狩るのはモンスターなんですよ?どんな悪どい事をしても許される。」


「言いたい事はわかっタ。ファーストスクールでは猟犬を育てル。なら、私もそれに習おウ。それで、次をやるのカ?」


 エマの目が妖しく光り俺を見る。獲物認定されたようだ。いつもそうでなくていいのだが・・・。しかし、今回はこれで本当に終了。教場に向かうとしよう。


「今回は終了です。元々座学をしてから、やる予定だったんですから座学を受けてください。それと、口が悪くてすいません。これも訓練の1つです。」


「訓練?悪口ガ?部下に発破をかけるのはよくやル。」


 教場に向かいながら話す、悪口・・・、ただ言えばいいと言うモノではなく、イメージ撹乱方法の1つ。どちらかといえば、魔法職に有効で近接職にはそこまで効果はない。だって、お前殴れないだろ?と言った所で腕がない訳ではないので、余裕で殴れる。仮に近接職を撹乱するなら、現実的で無い部分を突く事になる。


 実はこの事が卓と夏目達の戦いから警察、自衛隊にバレて撹乱訓練なるものが実装されたそうな・・・。これで口の悪い公務員が増えても俺のせいではないと思いたい。それに、撹乱する時は割りと心にグサグサ来る事を言った方が有効なのだが、言い過ぎると自分にもダメージがあるので注意が必要だ。


「対スィーパー戦の準備です。方法は相手のイメージを徹底的に叩き潰す。そうですね、卓と雄二に話を聞くといいですよ。あの2人は一度撹乱したことがありますから。」


「有効な撹乱方法ハ?」


「米軍お得意、心をへし折り、イメージを叩き潰し、無理だと思わせる。まぁ、中位にはよほどでないと効きませんよ。イメージで戦うのなら、マイナスのイメージを増幅させる。これがコツです。」


「なぜ中位には有効でナイ?戦い方はおなじだロ?」


「彼等は確固なイメージを持ち、それに向かって歩いています。本人が生涯を捧げて掲げた目標がそんなに簡単に他人の言葉で揺らぐはずないでしょう?さて、着きました。準備は・・・、出来てるようですね。」


 教場に着き中を見ると、準備は完了していた。テレビには配線が繋がれ、黒い高級ゲーム機と懐かしいソフトをいゃあ、罠といえばコレ、これといえば罠。文句は受け付けるが、これ以上に職に合うイメージのモノを俺は知らない。影牢 ~刻命館 真章~、さて、これから最新作までプレイしてもらおう。

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