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街中ダンジョン  作者: フィノ
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閑話 押し付けられる人々 5

「自衛隊とは国外の脅威に対し、専守防衛を旨とする組織である。また、国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛することを旨としている。兵藤くん、分かっているね?」


「はっ!」


 嫌な予感はしていた。前と同じ様に、前回とは違う上官に呼ばれ、自衛官としての本分を聞かされる。それは構わない、元々入隊時に宣誓して入った身、それを常に守れと言われても困るが、それでも日々の積み重ねは人をそれに近づける。


「宜しい。君はファースト氏と面識があり、助言を貰ったね?」


「間違いありません。秋葉原のスタンピード前に護衛任務として彼女と共にゲート内の調査に赴いた際にいただきました。」


 潜ったのは長くて1日。しかしその1日で俺は空を飛び、秋葉原では仲間を助ける事もできた。他のガンナーや副官のスクリプターも話を聞くだけで、何かしらの取っ掛かりを掴むように自身の能力と向き合った。


 その後、それぞれの方向を決めて歩み、軽口を叩いていたガンナーなど今では銃すら必要なく攻撃して見せる。確認を取られると言う事はまた何か彼女絡みなのだろうか?素の彼女は情報通りの年齢を重ねたのだろう、落ち着きもあり好ましいが、演技をしている彼女は、時に艶めかしく妖艶で、時に年老いた少年の様と判断に困る。まぁ、どれを取っても敵意はないので良いのだが・・・。


「・・・、スィーパーという者達が現れてから、我々は存在が危ぶまれている。君なら分かるだろう?今まで(・・・)は武力として見える形で銃があり、戦車があり・・・、兵器があった。しかし、程度の差こそあれ彼等が育てば有用性は無くなり、組織としては残るかも知れないが、個人の資質に起因するウェイトが増す。」


 ゲートと言う物の報告を見れば、確かにそれは分かる。スィーパー、職と言うモノは良くも悪くも強力で、俺も戦車を壊そうと思えば壊せるし、数さえ揃えれば未熟でもロハでミサイルさえ打ち放題。その危険性は言うに及ばないが、救いがあるとすれば、ゲートから資源が出るので国外からの資源を目標とする、侵略行為が無くなる事くらいだろう。無論、領土問題と言うモノはある。しかし、それもまた色々なモノに目を瞑ればセーフスペースがある。


「そこでだ、我々は我々の組織継続の要として、特別特定害獣対策の任を我々の管轄として、管理運用したいと考えている。」


 国の防衛。今までは国外に目を向けていたが、上としては目の前にあるゲートに対してのウェイトが上がったらしい。話は分かる。秋葉原では多数の同僚が戦い散っていった。それは、戦後の平和を甘受していた自衛隊としてはセンセーショナルだっただろう。俺とて思った。


 いつ戦が、戦争が起こるかは分からない、と。しかし、それでも相手が他国なら兆候と言うものがある。人が相手なら、自陣が有れば背後は固まる。しかし、スタンピードと言うモノは交渉も、降伏も一切認めず力のみで戦い抜く。不謹慎ではあるが、ルールは勝利を目標とするだけの、スポーツのようにも感じる。


「話は分かりましたが、自分は何故呼ばれたのでしょう?今の話を聞く限りでは、自分ではなく防衛省の管轄の問題の様に思えますが。」


「うむ、それは間違いない。そして、君への任務だ。今度政府主催の自衛官と警官を集めた講習会がある。君にはそこに参加してもらいファースト氏の考えの確認と、我々の組織へ傾倒するよう誘導してほしい。聞けば彼女は今も女性が好きだという。ハニートラップ要員も数名いるので、それらを管理運用し誘惑してもいい。なに、元は男性だ。姿性別が変わろうとも、浮気ぐらいするだろう。」


「いや・・・、それは逆なでする事になるかと・・・。」


 明らかに悪手だ、彼女は馬鹿ではない。何なら鋭い方だ。下手な事をすれば、怒って暴れる事はないにしろ、へそを曲げる事は十分に考えられる。秋葉原の彼女を知らないだろう上官はいい。書面で見ただけなら、想像も限界がある。しかし、彼女はビルを消してみせ、ユニークを単騎で殲滅し、最後の1体さえ無傷で倒したと聞く。・・・、はっきり言いたい。馬鹿な搦手はするなと。


「君は未婚者だったね?家庭を持てば分かる。男とは時に羽目を外すものだ。それに、彼女の周りには既にSPとして警察から派遣された、名前で呼び合うほど親しい女性がいる。分かるかね?我々は出遅れているのだよ・・・。」


 上官はしたり顔で語るが、冗談ではない。女好きかはともかく、彼女はあくまで妻が好きなのだ。ハニートラップ?過去を見れば有用性は理解出来るが、明らかに逆効果。任務として行く以上、できる事はするがハニトラ要員とやらには釘を刺す必要性がある。


「では、任務の説明は以上とする。君の預かる人員は既に集合しているので、第2会議室で顔合わせと、軽いブリーフィングをしたまえ。バックアップは開催地が目黒駐屯地なので、そこで担当者に話せば、贈り物から金品まで揃えよう。」


 上官から詳細な資料を貰い、敬礼を行い退出したが足取りは重い。彼女と会って話すだけなら、特に問題もなく、なんなら軽口さえ叩ける。しかし、今回の任務は・・・、成功率と言うものが見えない。


 その重い足取りのまま、指定の会議室の扉を開くと中には4人の女性自衛官(ワック)がいた。立ち上がろうとしたので、手で静止し彼女達の前に立つ。胃が痛い。俺もクロエから薦められて彼女を作ろうとしたが、上手く行っていないのに、何故、彼女のために彼女達に釘を刺さないといけないのか・・・。


「え〜、自分は特殊作戦群所属の兵藤。階級は特性上秘匿する。階級を省略して名前を呼ぶので返事を。夏目、井口、清水、最後に小田。」


 それぞれを呼びながら彼女達を見る。所属は防衛省情報部、多分別班だろう。記載されている名前も、多分偽名。いずれも容姿端麗で男好きのする者から、清楚系、胸の大小と4人が4人ともそれぞれ別方向の美人さんだ。


 ハニトラ要員と言う事もあり、方向別で揃えたのだろうがクロエには負ける。あれは本能的に美しいと感じてしまう、それこそ容姿も声も匂いさえも。


「今回の任務についてだが全員理解しているか?」


「はい。対象の思想傾向をこちら寄りにする、或いは私達自身が枷になると。ここにいる者は全員、そちらの嗜好も大丈夫です。」


 短髪で女子校ならお姉様、或いは王子様と呼ばれそうな格好いい系の夏目が答えた。他の者を見回しても肯定するように微笑むので、全員同じなのだろう。胃の痛さが増してくる・・・。むしろ、それが本命ではないかとさえ思う。


「先に伝えるが対象へのハニートラップは推奨しない。本人の心の持ちようというものもあるが、仮にするなら友人として接した方がいい。」


「肉体的ではなくプラトニックを推奨すると?両方からアプローチはかけますが。」


「会って話した感じならそもそも対象は性欲に飢えているとは感じなかった。」


 なぜ女性の前で性欲の話をせにゃならん?しかも自身ではなくてクロエの・・・。彼女が今どこにいるかは知らないが、理不尽と知りつつもため息を吐きたくなる。俺とて彼女がほしいのに。


「はい、対象の趣味嗜好は分かりますか?配信ではヘビースモーカーでしたが、それ以外は?」


 背が低く胸の大きなボブカットの小田が、小さく手を上げて質問する。趣味嗜好・・・、知るかよそんなもん!俺とて任務で同行しただけで、後は秋葉原で出撃前に話したに過ぎない。


「タバコと酒は・・・、多分やる。ヘビースモーカーなのは間違いないが、吸う吸わないはムラがある。酒については自分は誘われているな・・・。」


 そう言えば、秋葉原以降会っていないので、酒を飲む約束も果たせていないな・・・。そう思っていると、彼女達が非難するように見てくる。いや、酒くらい飲むだろ・・・。


「情報では親しい者、現在対象の護衛である望田氏や、奥さんとは食事やショッピングをしたようでしたが、兵藤さんも親しい仲だと?」


 黒髪ストレートの和風美人、清楚に見えたが口調は若干きつい。そうか・・・、クロエは奥さんとショッピングして、友達と飯食ってるのか・・・。現実逃避したくなるが、逃げ場はない。


「自分はゲート護衛任務時に、クロエと呼んでいいと言われている。あの段階では、親しい者しか呼んでほしくなかったのだろう。確か、先日のニュースで名乗っていたので、現在はわからない。」


 やめてくれ、クロエと呼んで、の辺から、彼女達の視線に険呑なモノが混じってくる。言いたい事は分かる、ハニトラとして呼ばれたのに、蓋を開ければ自分達より俺をあてがった方がマシなのではないかと・・・。


「はい、対象は配信とある程度差異があると報告を聞いていますが、どれほどと感じましたか?アレよりも奇抜とか或いは幼いとか。一応、対象のプロフィールは全員把握してるのですが、メディアへの露出も少なくて・・・。」


 井口が質問するがこれは・・・、どうなのだろう?彼女は演技と言ったが、どちらかと言えば、多重人格者の様にも思える。しかし、多重人格とするなら、記憶や行動に齟齬があってもおかしくないはずだが、記憶の断絶もなく行動も一貫し、雰囲気と口調だけ変わる・・・。


「対象は確かに奇抜な行動と言動をする事もあるが、本人曰く演技だそうだ。そうだな・・・、君達の父親。それが本来の像だと思えばいい。」


 その後も話は続くが、胃は痛く終いには頭痛もしてきた・・・。クロエの事は嫌いじゃないし、好感を持っているが、この任務を指示したやつは殴りたい!



________________________


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「赤峰くん、ちょっといいかい?」


「珍しいですね橘警視。忙しい中わざわざ道場に来るなんて。」


 額から流れる汗は初夏のせいで滝のように多くて、汗を吸って重くなった道着は肌に張り付いて気持ち悪ぃ。近くに置いてあったタオルと水を持って道場の入口に立っている橘さんの元へ向かう。数奇なもんでゲートを潜って以降、地方で巡査してた俺が今や警視庁で刑事になって、エリートさん方に稽古を付けてる。


「君に頼み・・・、と、言う程でもないが、これに参加してもらいたい。」


 渡された紙を矯めつ眇めつ確認する、内容はいいけど俺でいいのかコレ?政府主催の合宿とか、もっとこう適任ってもんがあると思うんだが・・・。


「俺でいいんで?」


「本来なら私が適任だと思うが、忙しいのと中位に至った事で更に身動きが取れなくてね。・・・、この合宿には彼女も来る。君は面識もあるし、何より彼女に助言も貰った。上としては君も中位に至れるのではないかと考えているんだよ。」


「俺がですか?そりゃ強く成れるなら成りたいですが。」


 話したし、稽古?も付けてもらった。職を使うのは感覚だ。出来ると思えば、浮けもする。何なら指は駄目にされたがビームも握り潰せた。それ以降、やったことなかった格闘ゲームもやってみた。流石にかめはめ波は撃てないが、拳圧は出せるようになった。今まで胡散臭いと思っていた、触れずの空気投げさえ出来た。


 なら、これに参加すれば間違いなく強くなれると思う。前に宮藤に聞いたが、物理的な職より魔法職は更に感覚的らしい。なら、積める感覚も増えるだろう。


「分かりました、中位に成るよう精進します。」


「それは訂正しよう。成るんじゃなくて、至る(・・)だ。」


「なにか違うんで?」


 成るも至るも変わらない気がする。わざわざ訂正されるほどの事か?橘さんは難しい顔をしているが、成った人が言うからには何か違うのかねぇ?


「語感的な問題もあるが、成ると至るでは意味が違う。職はイメージで成り立つなら、言葉は大事にしないといけない。成るは終わりで、至るは道程だ。」


 語感ねぇ・・・。感覚でやってる俺としては、余り変わらない気もするが、道程か。中位なら先の上位もある。なら、道を歩むから至るのか。なるほど、終着までは止まれないらしい。


「はぁ、分かりました。中位に至れるよう頑張ります。話はそれだけで?」


「ああ、後は数人彼女を引き込もうとする警官が居るが、その辺りは君は気にしなくていい。それはお上の事情だし、彼女は多分引っかからないだろう。君は君の成すべき事をするといい。」


 そう笑いながら橘さんはいうが、知ってか知らずかその言い回しはどこか彼女に似ている。うぅむ、進めば彼女の様な考え方になるのだろうか?


「橘警視、言い回しが彼女みたいですよ?」


「えっ?最近会ったから変な魔法でも掛けられた・・・?」


 悩む橘さんは置いといて、俺は至る為に精進しよう。漫画ではないが拳1つ。これで俺はモンスターを殴り倒す!



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「望田君。クロエから聞きましたが、スィーパーとなりS職に就いたと。」


「はい、間違いないですよ千代田さん。S防人です。」


 話すのは千代田さん。部署が違うし、そもそも公安の人なのでほぼ接点はない。多分、千代田はチヨダ。完全に裏方さんで、ツカサの話を聞く限りだと相当上の人。今でもツカサを送っては離席していたけど、今回は私に直接話があるみたい。ツカサは姿が見えないけど、タバコかな?


「・・・、はぁ。国として貴女は保護の対象、つまり要人となりました。」


「は?」


「経緯としては、S職の人間は国として貴重な人材であると位置付けられ、本来なら貴女も警護対象となります。」


「え、え〜と、これでお役御免だと言う事ですか?」


 ツカサと知り合ったのはゲート配信以降。初めて会った時の印象はあまり良くなかった。取り調べ室では火の玉を出すし、タバコは吸いまくる。どこに入るのかという量の食事を取るか。配信より落ち着いているのかと思えば、急に空を飛ぶと言い出す。手の付けられないじゃじゃ馬のガキ。 

 

プロフィールでは元男で妻子持ち、歳も私の父親よりも少し下くらい。胡散臭い事この上なかった。しかし、彼から彼女に変わったツカサは、自分には無防備な所があるものの、頭の回転は早かった。いや、目的に迷わなかったという方が、いいのかも知れない。そして、その姿を見るのは嫌いじゃなかった、寧ろ好きだった。


「本来なら、です。貴女はクロエ専属として、この後も引き続き警護任務に就いてもらいます。」


「そうなんですか?てっきり引き継ぎの話かと。この前の拉致の件もありましたし・・・。」


 自衛隊病院を訪問したツカサは拉致された。この報告を受けた時ほど、自己嫌悪した事はない。その時は莉菜さんに付いていたが、私の護衛対象はあくまでツカサだ。


 莉菜さんをホテルに送り、警視庁警備部警護課に顔を出せば叱責され。責任問題で外されるだろうと悲しく思っていたが、蓋を開けてみれば、その件には箝口令が敷かれ、ツカサがなにかしたのだろうかこの件は、内々のうちに処理され政府関係者の辞職とともに有耶無耶になった。


 そして、彼女は何時ものように帰ってきて、朝ホテルでタバコを吸いながら出迎えてくれた。それこそ、拉致などなく平凡な朝を迎えたかのように。


「それは、私達の不手際です。それと、貴女は本日をもって移籍となります。詳しくは資料を見て下さい。立場としては私直轄の部下です。」


 渡された紙には、内閣府直轄警護要員の文字。ツカサのたまに言う、知らん間に出世したと言うやつだろうか・・・?仕事内容は千代田さんの部下で、ツカサの護衛なら離れることもないからいいのだけど。


「えっと、今までと何か変わる事はありますか?」


「無いと言えば無いですが、有るといえばあります。」


「?」


「端的に話すと、私も貴女もクロエと良好な関係を保てと言う事です。国は外国を恐れないが、彼女個人は恐れています。いつ暴れるのか・・・、とね。」


「なっ!そんな化け物を扱うような!」


「静かに、彼女は理性的な人です。それはこうして毎回話している私が保証しますし、貴女も分かるでしょう。しかし、対話した事の無い人間には一定数彼女を怖がる人がいるのも、また事実です。」


 言われて思い浮かべる、確かにツカサは強いと。空を飛びビルを消し、秋葉原からは服こそ無かったものの無傷で生還。それだけ見ると、確かにと頷きたくもなるが、彼女本人は至って普通の人だ。


 莉菜さんから聞いた、何時も誰かの仕事をしていると。それは言い換えれば誰かの為に仕事のできる人と言う事。だから、見た目も美しい彼女に惹かれたのだろう。自身が姿さえ変わってしまって、一番大変だろう彼女はしかし、そんな素振りさえ見せずに前を向いて進むその姿に。あれ、私はノーマルのはずなんだけど・・・。


「彼女を悪意から守ればいいんですね?」


「ええ、概ねそうです。そして、出来ればどこにも属さず、政府直轄の人間となる様にしていただければ幸いですね。良くも悪くも彼女は目立ちすぎる。」


「・・・、まぁ、あれだけの可憐さと力があれば、仕方ないですね。」


 持ち上げた彼女は予想以上に軽く、その力がどこから来るのかはわからない。しかし、私も職に就いて分かったこともある。職に就き事をなすというのは想いの力だ。なら、私は多分彼女以外には負ける事はない。


「今度開催される政府立案の勉強会、貴女も護衛として出席してください。橘氏は彼女と共に過ごして中位に成った。なら、時間だけを考えると、貴女にも可能性がある。」


「分かりました、私は彼女の護衛です。護ってみせましょう。で、彼女は今どこに?」


 タバコにしては長い。トイレはそれこそ、行っている所を見た事ない。なら、ツカサは一体どこにいるの?千代田さんの部下なら、これから話し合いの時も一緒にいられる。莉菜さんからはハグ程度までならいいとも言われた。さて、そんなあの人は何処?


「クロエならピクニックに行くと、文字通り1人で飛んでいきました。」


 千代田さんが顔を赤らめながら首をすくめる。何があったかしらないけど、守る対象は勝手にピクニックと言って多分ゲートに向かってしまった。ゲート、後を追っても同じ場所には出してくれない不思議な場所。そこで何をしているか知らないけれど、待つ方の身にもなって欲しい!


「あの人は!もう!」


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