244話 責任 挿絵あり
挨拶はあれで良かったのか何故か拍手された。嫌な顔はされていないようなので好意的に受け取って貰えたかな?俺の場合上司でもなんでもないのだが、ネームバリューやらやってきた実績がある分近寄りがたいのかもしれない。特段アップデートに対して文句を言う事はないが、内容を聞かされていないのでなんとも。しかし、配置されて早期にアップデートとはなにか問題点が出たのかな?
「PCは自作出来るのでウィザード級プログラマーになるにはどうしたらいいですか?なってクロエさんの元へ行きたいです。」
意を決したように若い眼鏡の人がそう声を上げた。周りもそいつに注目して眼鏡君は若干たじろいでいるが、他の人も興味があるのだろう。仕事に直結するスキルだしプログラムとは常に新しく勉強していくモノなので知りたいのかな?
「個人的なイメージとして前置きしますが、トラブルシューティング方面だとスクリプター、全体をイメージ構成するならウィザードの名の如く魔術師:雷ですね。ここにいる人に私がプログラムの何たるかを話すのはちょっと恥ずかしいですが、プログラムとは本来とても単純な作業を連続したシーケンス制御で行うものです。例えばフルーツ盛り合わせの絵があって、ソレの中のりんごを赤にする。これを1つのシーケンスとした場合、ずっとりんごは赤になります。ただ、盛り合わせなので他の果物を肉付けしてもしぶどうなら紫にする等のifが増える。魔術師ならそれをキーボードで描くのではなく、イメージで書けます。まぁ、他の職でもやってやれない事はないですが、私としてはこの2つですね。」
賢者がやっていたのがそれ。高校の頃無理言って入学祝いにPCを買ってもらいプログラマーになろうと分厚い参考書を読んだが、何をすればいいのかイメージは出来ても英語がてんで駄目だったのであきらめた。まぁ、それでも本を読むのは好きだったので隅から隅まで読みはしたのだが・・・。その記憶を読んだ賢者が勝手に作ったプログラムが、ペンタゴンでイタズラしていたわけだが賢者からこのプログラムだよ〜。と見せられても複雑すぎてわからない。ただ、それをイメージとして捉えると何となく理解出来るという摩訶不思議体験をさせられた。
「えっと、クロエってプログラム作れましたっけ?」
「魔法ってプログラムみたいな所があるからイメージするなら出来るかな?それをPCやらネットに流し込めればいいし。私の場合タグとか分からないからやるなら2進数になるけどね。」
「人には分かりづらいですがコンピューターの中の世界では1番親和性の高いやつですね。望田さんもやってみます?」
「私は文章作成だけでいいです!多分頭こんがらがるんで。」
望田が嫌そうな顔をしているが、数字に音のイメージを持たせればやってやれない事はない。ただ、それを出力するのにキーボードをカタカタ打ち続けないと行けないという面倒臭さはあるが・・・。
「そう言えばここの方達はスィーパーではないんですか?」
「一部スィーパーで一部は違いますね。R・U・Rの一般体験被験者としてゲートに入らず残ってもらってます。特に今回のアップデートはその者達がメインで使い、フィールドバックさせたデータを元にしました。アップデートの話に移る前に何かまだ聞きたいやつはいるか〜?」
「じゃあ、プラチナゲームソムリエとしておすすめは!やはり百合モノが好きなんですか?後、好きな本は?」
勇者だ!見た目俺は少女、望田は本物の女性。佐沼には前にその話を振ったが、この人数の中でおすすめのエロゲー聞いてくるとかセクハラで訴えられても文句言えないだろうに・・・。イタズラ心・・・、ではないな。真剣な顔をしてらっしゃる。
「タイトルは控えるとして、90年代終わりから15年辺りが黄金期だと思います。ちょうどPCの普及率が上がった頃ですね。同人系のゲームにしろメーカーのプラチナにしろゴア表現の規制も緩くて、その分考えさせる作品も多かった様に思います。ついでに言えば移植やらアニメ化が多かったのもこの頃ですね。」
誰でも気軽にネットが使えなかった分、情報にしろデータにしろ今よりも価値が高かったように思うし、メーカーも乱立していたので色々と面白かった。ただ、バグの修整パッチが出ないまま潰れるとゲームが終わらない事も・・・。懐かしい作品で言えばリリカルなやつの大元はプラチナゲームだし、未だに新しいアニメが出るうたわれも同じ。
まぁ、結婚する前に全部売り払って手元にはなにもないし、コミケには行った事がないのでタイトルとあらすじだけで脳内補完したものもある。同人作品って高いんだよ・・・。そう言えば、今年は東京にいたのでお忍びで行っても・・・、よそう。見つかればただ事では済まない気がする。
「アニメは私もいっぱい見ましたね・・・。主に効果音目的でしたけど。アレのお陰で頑丈な檻も作れましたし。」
「橘さんの砲撃も防げたしね。呼吸音とかイメージしたら水中でも息できるんじゃない?」
「夏の楽しみですね〜。素潜りでサザエとかアワビ取れるかな〜♪」
「漁業権に気をつけるように。と、好きな本はこれと言って特定のものはないですね。あればなんでも読みます。新聞にパンフレット、学術書に小説、ラノベにネット記事等々。元々ゲームも読み物としてやってましたし。」
図書館はパラダイス!東京国立図書館にも行きたかったが忙しくてそれどころではなかった。機会があればゆっくりと堪能したいものである。ただ、行ったら籠もる自信があるので老後の楽しみか、本当に暇な時に行こう。
「ある程度打ち解けたところでアップデートの話をしましょう。準備を頼む。」
佐沼が言うと全員動き出しガラス張りだった部分に映像が浮かぶ。透過スクリーンか、この大きさだと相当値が張りそうだがR・U・Rを扱うと言う事で資金は潤沢なのかな?スクリーンの奥の部屋にはスタッフが2名入りデバイスを使う準備をしている。
「今回のアップデート内容は上から急かされて無理矢理作った探索モードです。無理矢理なのでそこまで期待はしないで欲しいですが、こだわり抜いた部分もあります。準備いいなら写してくれ。」
準備が終わったのかスクリーンを3分割したような線が入り、左から全体のマップ、中央に主観画面、右に使用者名と職名、バイタルなんかが書いてある。片方の職はプランナーと書かれているがもう片方はフリーとされている。
主観部分の周囲は1階層を元にモデリングしたのか石造りの様な壁で上下の広さも暗さも酷似している。探索モードは時間がかかると言われていたが、この部分だけ見ると完成しているように思う。お互いを見てもモデルは崩れておらず、本物の志向なのかステータス的なものは一切表示されない。そんな2人はポコポコと壁を叩いている。
「はぁ〜再現度高いですね、私も初めて入った時の事思い出しそう。このマップとかステータスって中の人は見えるんですか?」
望田が画面を見つめながら口を開く。それよりも気になるのは片方だけ壁を叩くキャラクターと連動して現実の方も手が動いている。大会参加者や俺達が使う時には見られなかった光景だ。職の暴発が危惧されていたが、ああ言う事を言うのだろうか?
「使用者にマップやステータスは見えません。基本的に主観画面のみですよ。マップについては分岐と行き止まり、それ以外は特にありません。武器は最初の分岐を曲がれば箱から取り出せますが、オーソドックスな物しかないですね。職は大会データも落とし込んで出来る限り再現しましたが、そこまで派手なモノはサーバーサイド負荷の関係上今は簡略処理されます。ちょっと放電してくれ。」
佐沼の合図でフリーの方がバチバチしだしたが、藤や奏江さんのように大きくなく身体の少し先に青いエフェクトが見えるくらい。簡略化しているのでこれなのだろう。
「これって触ったらダメージ受けるんですか?」
「フレンドリーファイヤーはします。寧ろ壁を強く叩いてもダメージを受けます。基本的にリアルを追求してるので、公にする分にはプロボクサーのボディーブロー程度のダメージを最大としましたが、ギルド設置分は気絶まで出来ます。子供が使う分に気絶はやりすぎですからね。マップもスクロールゲームの様に次に行くゲートを潜れば最初の地点に戻るようなループ制です。・・・、ぼちぼち進もうか。最初のモンスターの前で止まってくれ。」
マイクで指示を受けた2人が進み武器を受けた先にはおなじみの三つ目がいた。しっかしこれはビビるなぁ。撮影されたデータなんかでモデリングしたのだろうが、かなり精巧に見える。作る方もこんな気持ち悪いやつ作りたくなかったろうて。正面で止まった後は動かないモンスターの周りを一周したり、俯瞰モードで上から見たりしたが、データのない部分は想像で補ったのかのぺっとした様なところもある。ただ、モンスターと言っても全て何処となく違うのでこれもありだろう。
量産マイナーチェンジモデルが大量にいれば、探索モードのモンスターもかなりバラエティが増えるんじゃないだろうか?当然といえば当然だがこのモンスターは触る事も出来て背後から1人が持ち上げてみせた。ふむ。背後の腕も忠実そうだな。
「コイツ槍持ってませんね。付け足すんですか?後名前って正式に?」
「お恥ずかしながらまだ出来てないんですよ。なので代わりにスィーパーの槍を実装することにしました。今はこれと片腕の無いやつしかモンスターはいません。色々なモンスターの映像を集めてる途中でして。次は豚っぽい顔のヤツを作る予定です。名前は自衛隊の協力でモンスター図鑑から引っ張ってきました。共通の呼び名がないと不便でしたからね。」
「最初の階層ならコレぐらいでいいんじゃないですか?これのメインターゲットってスィーパー初心者とかこれから職に就く人たちでしょう?」
「そうなりますね。手が動いていた彼はまだスィーパーではないのでああやって動いてしまう事があるそうです。完全初心者にはプラクティスモードでその辺りの説明と注意喚起を促します。」
「かなり出来がいい分もったいないですね。もう半年でも時間かければ色々出来たんじゃないですか?これを見たら上の方も時間くれそうなんですけどね。」
「上・・・、内緒話をすると政府から急かされたんですよ。大量発注して養護施設や自衛隊、警察なんかに置きたいとかで。因みにセクシャル設定で胸なんかへの長時間接触は禁止されています。また、スィーパーでない方の職は毎回ランダム抽選で出るのはSまでです。」
前に施設の子をスィーパーにしたいとか話があったが、これでその下地を作るつもりかよ!知らない子供からすれば対戦出来て冒険できるおもしろゲーム機だもんなぁ・・・。飛びつくなと言う方が無理がある。ただ、望田も施設出身なのでこの話どう思ったか・・・。チラリと見ると目がバッチリ合ってしまったが特に気にしている様ではないようだ。
「手に職をですよ。いろんな子がいてやっぱり将来を不安に思ったり、施設出たらどうしようって年取るとみんな考えちゃうんです。でも、スィーパーは公平に職に就いて場合によっては学力とか家柄関係なく大手にも就職出来る。将来の選択肢を早めに増やせるなら大歓迎ですよ!まぁ、私の意見ですけどね。」
望田が後半照れながら言うが、確かに危ないと言うばかりが大人ではない。何がどう危なくて危険なのか?どう行動すれば安全性が増すのか?全員がスィーパーになる訳では無いが、世界的な流れとしては職に就いて研究したり仕事したりと言うのがメジャーになりつつある。なら、少しくらいなにか手伝えないかな?これでも多くのモンスターを倒してゲートも旅してるんだ、像としてモンスターが再現出来るならそれを書き込めれば・・・。
「佐沼さんブルーレイディスクかハードディスクないですか?出来ればテラ単位で欲しいんですが。」
「?、流石に使用している分以外はないですね。買うのなら家電量販店でいくらでも買えますが。」
「あっ!わたしノートPCで良ければありますよ?なにかするんですか?」
望田がノートPCを貸してくれたので起動させ容量を見る。空きが半分くらいなので外装は無理。なら、関節を示すボーン数と奴が行ってきた行動をイメージ。背景やらは除外するとして物理法則はいるな。そう言えば浮遊したのもいたからそれも必要か。大丈夫、見たモンスターを再現してそれを数値化・・・。
(掃除人が増えるなら手伝おう。あの建物で遊んで基礎はあるからね。)
(ならお願いしよう。取り敢えず俺はモンスターの行動なんかをイメージする。)
「ちょっとウィザードになってくる。椅子と電源借りますね。」
メモ帳を開いてその中にひたすら0と1の羅列を打ち込んで行く。まぁ、打つと言っても本体を膝において画面を眺めるだけ。イメージは俺で出力するのは賢者がする。周りから見ると指も動かしてないのに物凄い速度で0と1が並んでいくので不気味かもしれない。
メモ帳の容量がいっぱいになれば次のメモ帳へ。次もいっぱいならその次へ。俺自身が戦い相手がどう動いたか?兵藤と共に戦った時、アレは何に反応して何処からビームやら触手を出してきたのか?戦闘での行動イメージとそれに対する結果。スィーパーならイメージはお手の物だろう。ただ、やるといったものの量が多い!
「望田さんクロエさんはもしかして、この短時間でモンスターの行動プログラムを作ってるんですか?」
「さぁ・・・?あの0と1がそうならそうなんじゃないですか?私はプログラムに詳しくないので佐沼さんが分からないなら分からないです。って、ファンから凄い音が!」
打ち込む速度のせいかPCが熱い。ファンもガンガン回っているがもう少し保って欲しい。あと少しで完成すると思う。あの剣が面倒だ。バラけて広がったりするとか蛇腹剣以上に行動がイメージしづらい!
(ちょっと!イメージ崩れてきてる。ちゃんとイメージして、大量の犬が出せるんだから剣くらいちゃっちゃと動かすイメージ出して。)
(やってる。あれかワイヤーじゃなくて生物イメージか。イソギンチャクみたいなイメージでいけるはず!)
剣だけ不格好もおかしいが、平べったいイソギンチャクならいける。よしよし、剣も触手もどうにかなる。なら最後は書いた羅列を元に頭の中で再構成して棒人形がちゃんと動けばいい。って、ボーン多!いや確かに滑らかに動いてる。動いてるけどこれの容量って相当多くない?三つ目一体でどれくらい容量食ってるか分からないけどあれよりも絶対多い。まだ行動プログラムと制御プログラムだけだけどこれに外装が付けば更に増える・・・。
ま、まぁ?使う使わないは本人達次第だし、容量圧迫するなら破棄でいいし?そろそろ望田のPCの悲鳴が 佳境に入りそうなので終了とする。出来栄えとしては多分悪くない。まぁ、書き出したのは賢者なので間違いはないと思う。流石にバグって外装が吹っ飛んだ骨人形はないだろう。まぁ、外装つけるのは佐沼達だが。
「出来ました。2進数書きなので変換ソフトで変換してください。豚鼻とそれの浮遊型の行動プログラムです。なにかコピー取れます?」
やり出して30分、パソコン同様俺もオーバーヒートしそう。望田のPCを冷やしつつ佐沼に聞くとUSBメモリーを貸してくれたのでそれに保存して渡す。受け取った人はすぐさまPCに移して変換ソフトで変換して内容を確認しているようだが大丈夫だといいな。
「稀有な技術ですね。私達が作ると映像を確認しながら想像で動かすので正解がないにしても、実際戦った方が行動を表してくれると助かります。」
「子供が扱うなら作る大人にも責任がありますからね。特に私はゲートなんてモノを引き受けたので責任はMAXですよ。ただ、もうやりたくないですね、疲れた。」
「それはあれだけの量をこの時間で作り上げれば疲れますよ。あのデータの取り扱いで注意する事は?」
「特には。ボーン数の指定と行動だけなので容量食いすぎるなら適当に減らして下さい。」
「クロエ、適当に減らしたらプログラムって暴走とかするんじゃないんですかね?こう・・・、浮遊型の足だけ飛んできたりとか。」
それはなんて言うブーツアタック?残念な事に光の翼は実装してないんだよ。そもそもレジスタンスの機体でエース機なのにパーツ使い捨て状態って、どれだけ敵は恨まれて主人公達の資金は潤沢だったのか?まぁ、ある所にはあるんだろう。
「多分ここの人が頑張って制御してくれるはず!」
そんな見学が終わりホテルへ。明日には帰るにしても1年近く住んでいたので名残惜しさはある。なのでルームサービスを山ほど頼んで最後の晩餐を楽しんでいるとスマホが鳴り、相手を見るとエマから。向こうの時間的には朝の7時くらいかな?
「もしもし?おはようございますエマ。どうかしました?」
「もしもシ、まずは礼ヲ。バイトには助けられタ。おかげで死者なくゲートから帰れタ。」
「いえいえ、本来なら最初から同行できるくらいの時間はあったはずなんですけどね。何にせよ脱落者がいないのは喜ばしい。」
「うム、今回の訓練は有意義で上もお喜びダ。ただ一つ聞きたいことがあル。」
「なんですか?内緒話でないならカオリもいるんでテレビ電話に変えますけど。」
構わないと言うのでテレビ電話に変えて話し出すが、ちょうどいいと見せられたのはかなり画像の粗いモンスターの映像。見た感じ豚っぽい奴の進化した姿とか?何をどう取り込んだかは分からないが、大型モンスターも一定数いるので今更かな?
「日本では見なかったがこいつは放電してきタ。遅れを取る事はないと思うが一応の注意喚起ダ。」
「放電って大丈夫だったんですか!?」
「どうにかナ。カオリ、こいつの放電は頭をシェイクされてイメージが崩れるから気をつけロ。本題は職のシナジー効果についてダ。例えば相性の悪い第2職に就いた場合、戦いは厳しくなると思うカ?そうだナ・・・、サバイバーとプランナーでどうだろウ?」
誰かが至って悩んでるのかな?例に挙げられた職を元に考えるが・・・、普通に強くない?プランナーの武器はルーレットとかサイコロとかである。直接戦う分にはロッドを使うがそこは問題ではない。プランナー曰く行動の判定を頭の中、或いは顔の横なんかに浮かぶモノで行えて成功率が分かるのだとか。
つまり型に嵌めれば嵌めるだけ結末まで持っていけるのだが、そこまで美味しい話はなく、状態で自分を整えたり一当てして相手の概要を掴む必要があるとか。ただ行動前にもサイコロは使えるらしく明確に進む引くが分かりやすいらしい。
そんなプランナーと生き残る事に長けたサバイバーが悪魔合体するとどうなるか?延々と不意打ちされるし撤退経路も分かってるので捕捉できないしと最悪極まりない。モンスターと戦うにしても華々しさはないが堅実性ならピカ一だろう。
「生き残る方面なら強そうですね。戦いとなると一歩引きそうですが。ツカサはどう思います?」
「高確率で暗殺できる暗殺者とか相手したくない。そもそも戦える手段が増えた時点で弱くないし、華々しく活躍したい人は多分そういったイメージがある。誰が何を引いたかは知らないけど、選んだならそのイメージを膨らませて掛け合わせたいならなにか一つでも合わさればイメージは増えるよ。」
「ふ〜ム・・・、分かっタ。誰か中位に至ったらその方向で訓練しよウ。このままリモートで朝食をとってもいいカ?」
「どうぞ。東京最後の晩餐です。楽しく食べましょう!」




