◆これまでのあらすじ◆
第三部の大まかなあらすじとなります。
SICの陰謀を暴くため、自分たちチルドレンを取り巻く様々な事柄の謎を解明するために、ゼノたちはローランの父がいるとされる地球へ行くこととなった。
地球へ行くには月――コロニー“LUNA”において、地球を守るエレメントの膜“マクペラの壁”の発生装置を破壊し、ゼノとサラのセフィラの力でマクペラを突破する必要があった。
しかし、そこではPSHRCI幹部のエルダ・リンド・シゼルが待ち受けていた。
ゼノたちはなんとかエルダを退けるも、次元の渦に巻き込まれどこかへと飛ばされてしまう。
彼らが飛ばされたのは、母なる星――地球だった。
ゼノとフィーアは、他の仲間を捜索する中である場所へとたどり着く。そこは彼らの知り得る言語が使われていない、謎の巨大都市だった。確証はないものの、そここそが、西暦文明を破壊しつくした元凶――“アベルの都”と思われた。
その都市の深部で、ゼノは世界を牛耳るSIC最高執政機関“MATHEY”の最高議会“グリゴリ”たちと相まみえる。
そこで彼らは、チルドレンの秘密と自分自身が何者であるかを知る。
さらに、そこには死んだと思われていた親友・ディンが現れた。
ローランたちにその場から救出された後、ゼノたちは漸く目的の人物であるローランの父“アーサー
=アルタイル”と出会う。
そこで、彼から“ティファレト”の力を操れるようになるために、自身の心と向き合うよう言われる。
ゼノはすぐに理解した。それはかつての戦友“ラケル”のことであると。
ラケルの死から目を背けてきた自分と決別するために、自身の意識の深部へと進むゼノ。
かつての想い出とともに、当時の様々な感情が呼び起こされる。ゼノを誘うのは、以前からゼノの意識内に語り掛ける謎の青年だった。
ラケルの告白、ウルヴァルディとの戦い、ラケルの死。
ラケルに憧れていたことを悟り、彼女の死を受け入れ、自分の弱さを知ったゼノ。そこで、漸く“ティファレト”の波動が大きく広がった。
それを見た謎の青年は、ゼノにこれからのことを託す。
自身の名――“セヴェス”――を言い残して。
無事生還したゼノは、アーサーから“崩壊の時”のことを告げられる。
母なる星を蝕む、巨大な闇色の渦――
その映像を見つめる彼らの前に、ある男が現れる。
彼は“チャールズ=カスティオン”。
サラをさらった張本人、そしてメアリーの実兄である。
彼の目的とは?
これから、ゼノたちは何をすべきなのか?
第四部、開幕。