パルティア視点 王城で食べることになった原因3
約束の日にみんなで集まりました。
ルミア様には目隠しを頼むことになりました。
馬車で揺られること二十分、アンノ様やロイジャ様、ブー様などが着替えているからです。
つまりは…ルミア様はもちろん気づいていませんが遠回りしているというわけです。
「まだですか?」
ルミア様は言ってきますが…まだです、の他に返事はありません。
おっと、全員着替え終わったようですね。
「着きましたよ。」
「本当ですか!?」
ルミア様はこの時を待っていたというように馬車から降りると匂いがしないからか首を傾げていた。
ルミア様の手を引き階段を登っていきます。運動神経が良いのかこけませんでした。
というか、こけていたら…とてつもなく困りますね。身体でバリアします。
無事に上の階に到着すると、ルミア様の目隠しをとりました。
しばらく、目が慣れないようでパチパチと瞬きをされていましたが
「どこ?」
と呟かれました。
「私の家です。」
「リクト王子の家?」
家かぁ〜という風な雰囲気になるルミア様。
王城だと分かっても反応しないなんて流石ルミア様。
「って王城!」
一人でにいきなり叫びだすルミア様。
ただ、頭の回りが遅かっただけのようです。
そんな勘違いも可愛いですね。女神のようです。
♢♢♢
「美味しい!」
王城の美味しい(ナルシストみたい?)料理を食べて笑み崩れるルミア様、尊い。
あっ、そういえば、プレゼントをまだ渡していませんね。
ご飯を食べてゆっくりとしているときに気付きました。
思い出すと行動したくなります。
「ルミア様、少し来てくださいますか?」
その言葉で察したように彼ら、彼女らは動き出しました。ルミア様も釣られたように移動します。
私が取り出したのはこの前買いに行った宝石のような美味しそうなお菓子です。
「宝石?」
私たちの狙い通りルミア様は中身を見て戸惑ったような声を出しました。
と、いうことでお菓子をとって…左右に引っ張り、ルミア様の唇に押し当てました。
ルミア様の口がお菓子を飲み込みます。
「!美味しい!」
これもまた喜んでくれたようです。
良かった!
こうして、ルミア様のいつもありがとうの会は幕を閉じたのでした。
そのついでに気づいてしまう。
ルミアは、彼らが敬愛していると真正面からいっていたことを。
読んでくださりありがとうございます。




