パルティア視点 王城で食べることになった原因2
「あえ?お、お、王城?ですか?」
アンノ様が戸惑ったような顔でこちらを見ました。ガーネットのような瞳がこちらを見ています。
「はい。ハズレがないでしょう?」
自分でいうのもなんですが。でも、料理人は数少ない自慢です。(これを聞いた側仕えユウは怒る。世の中の感性に)
「そ、それはそうかもしれないですが…」
「ですが…?」
「その、ルミア様をどうする気ですか?一人で行かせるのは少し…」
ん?どういうことだろうか?アンノ様は、ルミア様一人で行かせるつもりということだろうか?
「え?もちろん、アンノ様もいく前提ですよ?」
「へ?」
アンノ様は表情が抜けた。あれ?そんなおかしいこと言っただろうか?と、アンノ様が動き出す。
「わ、わ、私まで王城ですか?」
額を押さえたアンノ様の体がくらっと傾いた。慌てて抱き止める。お姫様抱っこで。
「危ない!大丈夫ですか?」
「はい。」
良かった。
「それで…結局王城でいいですか?」
「うっ、…いいですよ。」
アンノ様は気不味そうにいいといってくれた。
そうとなったら準備を始めよう。決めたら即行動だ。
♢♢♢
「ルミア様、予定って空いてますか?」
私はノーリズ学院でルミア様に問う。
最近はヨシュリーナさんと仲良くしていらっしゃるので…邪魔しないようにしないと。(葛藤そして嫉妬)
あと、ついでに。ノーリズ学院な理由は簡単です。
フィルラス学院だと恋人だと思われるからです。
はぁ〜ルミア様と恋人だなんて。恐れ多いですね。
「はい。」
ルミア様は今日も可愛いらしいですね。
そんな、近所のおばさん的思考に陥りつつお誘いをかけてみる。快く受け入れてくれるルミア様への信仰心を高めつつニヤニヤしていた。ついでにファンクラブ限定の写真を見たくなった。ルミア様には遊びたいからと理由にしたのだが、理由としては足りず王子だといってしまったのは焦りましたね。
「なんで王子様なんですか?」
とヨシュリーナ様に純真な目で見られた時はとてつもなく困りました。
いやぁ〜王子というのが冗談でないことを忘れていましたね。うまく誤魔化せて良かったです。
これでも、王子歴は長いはずなのですが。
なかなか、なれません。
…前世、弱小貴族だったのでね。
そのときの記憶が強いのかもしれないですね。
読んでくださりありがとうございます。




