表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オシロイマツリ 解  作者: MasA
ツミオクリ編
6/27

手記

だが、一つだけ言えるとするのならば「疑心暗鬼は人を鬼にしてしまう。」と言うことだ。


信じよう 仲間を

信じよう 絆を

信じよう 愛を

アンジュ・ソシエール


このメッセージを記した手記が、また惨劇を起こすかもしれないし、惨劇を防ぐのかもしれない。

仲間を信じ、絆を信じ、愛を信じることで見えてくる真実がある事を信じて…


このメッセージが書かれた手記を大田原勝が手に入れ、「伝承研究部」のメンバー全員に見せるところから、この物語は始まる。


2020年6月

「なぁ、この手記に書かれたメッセージについてどう思う?」と俺はざっくばらんに質問した。

「うーん、ポエム!って感じだよね〜」とニナがテキトーな感じに答えた。

「確かに、ニナのLIMEのプロフみたいな感じだよな」と茶化す。

「…スぞ」とニナが囁くように凄む。

「…ごめん」と謝った。

「楽しそうにしてるところ、悪いんだけどその手記見せてくれない?」と紗希さんが聞いた。

ニナとは比べ物にならないほどに大人しく清楚な感じの人だ。

「ふーん、なるほどね。もしかしたらこのメッセージがなんかしらの惨劇を回避するヒントになるのかもしれないわね…」と紗希さんが言った。

「惨劇を回避するヒント、か…」と俺とニナが同時に返した。

「はいはい、そろそろ昼休みはオシマイですよ〜」と委員長をやっている花南さんが注意を促した。

「ゆっくりブリブリしてもいいんだよ〜」と萌里さんが下品なことを言っている。

恐らく、そういうネタだろう。

チャイム…はウチの学校にないのだが、授業が始まり一日が終わった。

この後は、部活だ。

-続く-

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ