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オシロイマツリ 解  作者: MasA
カイコロク編
20/27

調査

例の撲殺疑惑事件について、まず考えてみた。

あの時、彼は1度冷静に話し合おうとしていた。

また、突然人が変わった様になったとも言われている。

従って、なんかしらの風土病か誰かから教唆されたのだろうと考えた。


私たちの住む街に風土病が存在するのか市立図書館や県立図書館などで調査した。

そうした所、実際あったのだ。


その病の名を「吉宮症候群」あるいは「羽根見沢症候群」と言うらしい。

これは、過剰な疑心暗鬼に陥り、酷く攻撃的に、あるいは酷く悲観的になり、最終的に自ら命を絶ってしまうのだそうだ。

ただし、これらは何かしらの要因がなければそこまで酷い症状になる訳では無いらしい。

何故なら、該当地域に住む住人、あるいはその地域に親類がいる全ての人間は低レベルではあれど発症しているのだ。

高レベルに至るには、誰かから何かしらの情報を提供される、あるいは話を聞く以外の手法で情報を得ることで高レベルの症状が見られるようになるそうだ。


さて、彼は誰から教唆されたのだろうか。

鎌崎葵だろうか?

彼女が結婚したいがために彼に「邪魔な人間は殺しちゃいましょ」とでも言ったのだろうか?

だが、彼女はそんなことを望むような子ではない。

恐らく、自ら行動を起こすだろう。


では、誰か。

私は、神宮寺紗良だと考える。

大蔵刑事に聞いたところ、彼は親類に報告をしたその後、神宮寺紗良に誘われ、彼女から何かしらの「アドバイス」を受けたらしい。

その後、人が変わった様になってしまったらしい。


だが、この様な人が変わった様な事例全てが彼女のせいとは限らない。

何故なら、彼女と接触していない人物も惨劇を起こしているからだ。

-続く-

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