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オシロイマツリ 解  作者: MasA
ツミオクリ編
14/27

実行

計画を練った当日の夜


「今から、羽根見沢の叔父さんたちの所行ってくるね。」と言う。

そしたら、父が「おぉ、夜は危ないかもだけど注意してなぁ〜」と緩く答える。

母は「連絡はちゃんとしたの?」と聞いてきた。

まぁ、当然だろうなとは思ったがなんとなく無視した。

疑われるかもしれないが。


羽根見沢の御伽原家にて

ピンポン越しに私は話しかけた。

「夜分遅くにすいませーん。ニナです。御伽原ニナです。」と

そしたら、叔父さんが「おぉ、ニナちゃんか。こんな夜中になんの用かな?」といつもどうり明るい声色と表情で話しかけてくれた。

なんというか、申し訳なくなる。

「はい、叔母さんとお話したいなぁと、先日のことも謝りたいですし…。」と猫をかぶる。

「いやぁ、やっぱりニナちゃんはいい子だなぁ…。娘に欲しいくらいだよ。」と叔父さんが返してくれた。

暫く待っていたら叔母さんを連れてきてくれた。

「叔母さん、先日は本当にごめんなさい!」と謝った。

「いえいえ、別に気にしてないから良いわ。それよりも私もニナちゃんに話したいこと、渡したい物があるのよ…。」と答えてくれた。

だが、私は叔母さんの話したいこと、渡したい物に興味を示せなかった。

なぜなら、私は頑張り物語を実行中なのだ。

「それよりも叔母さん、私もここら辺に凄い好きな場所があるんだ。そこで、色々話したいなぁ…って」と誘うと

「良いわ。ニナちゃんの恋バナで聞きたいと思ってた頃合いよ。」と叔母さんが話す。

別に、恋バナするほど恋なんてしてない。

…ホントに。

恋愛漫画とかはよく読むけどね。


羽根見沢「初恋の丘」にて

「ここ、初恋の丘って言うじゃないですか。由来ってなんか知ってます?」と叔母さんに聞いてみた。

「えぇ、昔ここらの地区の人がこの丘で初恋同士の男女が告白したそうよ。それが成功して生涯のパートナーになった。その話が周辺の地区の人にも伝わってかなり有名になったそうよ。ロマンチックでいいわよね…。ま、私達もこの丘のおかげで結ばれたんだけど。」と叔母さんが説明してくれた。

「へぇ、そうなんですね。私も好きな人が出来たら来たいなぁ…。」とか答える。

本当に私は恋して好きな人と結ばれることが出来るのだろうか…。

「ニナちゃんの将来の彼氏さんが羨ましいわ…。私も男の子だったら貴方みたいな可愛くていい子と付き合いたいもの。」と叔母さんが話す。

本当に、私は彼女を犯人扱いしていいのだろうか。

今更ながら葛藤している。

だが、やる。やってみせる。


「さて、家に戻りますか」と叔母さんがいい。叔母さんの車に乗り、戻る最中、私はまず叔母さんの首を絞めた。亡くなったのを確認したのでナタを使い処理しようと思った。

が、まさかこんなことになるとはという事態が発生した。

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