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盲信
その後、自分の家に帰った。
私はいつも、悩み事がある時に「オシロイサマ」に相談している。
オシロイサマは、いつも私たちの近くで見えないけれど見つめてくれている。
そんな、素晴らしい神様なのだ。
そのオシロイサマに頼み事や願いを伝えると、必ずそれが叶うのだ。
だから、私は願う。
私や私の周りの皆が幸せになれることを
そして、私たちの幸せを邪魔する人が不幸になることを
オシロイサマは絶対いるのだ。
間違いなく。
私は、本当に見たことがあるのだ。
勝くんも幼少期に見たことがあるらしい。
私も一緒の時期に見た。
だから、彼も理解してくれるはずなのだ。
そんなことを考えていたら、唐突に浮かんできた。
「私自身がオシロイサマになる」というイメージが。
私がオシロイサマになれば、自分自身をシアワセにできるし、みんなもシアワセにできるのだ。
だから、そのための計画を企てたい。
だが、明日は学校にちゃんと行かなくてはならないし、深夜の2時くらいになってしまったので、学校から帰ったら計画を練ろう。
綿密な計画にする予定だから相当時間が掛かるだろう…。
明日の部活はサボろう。
-続く-




