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オシロイマツリ 解  作者: MasA
メカクシ編
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検証

神宮寺紗季が広尾神社の境内で全身を自分の爪で引っ掻き、見るも無惨な姿で亡くなっていた。

実は、鎌崎 凌を初めとした鎌崎家全員、羽根見沢の鎌崎家全員を殺害。

それを埋める作業を目撃した富岡さん、大蔵さん、そして実の姉である紗夜さんを殺害。その現場を目撃した。寺田萌里を殺害。

その話を噂程度ではあるものの、大田原勝に話した御伽原ニナを殺害。当然、その話を聞いた大田原勝も殺害。

このことを、後に冷静になり悔やみ、広尾神社の境内で全身を掻き、自ら命を絶ったのだ。

これを、「吉宮連続殺人事件」と呼び、数年にわたりドキュメンタリーとして、ドラマや映画などでセンセーショナルに扱われた。


まずは、この惨劇がなぜ起こったのかを神宮寺紗季視点に立ち、再度見ていこう。


私は神宮寺紗季。今日は、私の親戚の家がある羽根見沢に来ている。

理由は、神宮寺家に関する様々なことを聞くためだ。

吉宮含め周辺の街の人は「神宮寺家は吉宮市街化計画に反対し、御三家から追い出された。」と考えている。

だが、私は違うと考えている。

なぜなら、神宮寺家の誰一人として「吉宮市街化計画に反対」している者は居ないのだ。というより居なかったのだ。

つまり、吉宮御三家の内、最低でも1家あるいは全てが神宮寺家を排除したいと考えていなのではないかと。

この仮説で行くと、相当怪しいのが、寺田家だが、当時の寺田家の影響力など神宮寺家を含めた御三家からすれば無いに等しいものだった。

だから、寺田家と鎌崎家が共謀(きょうぼう)したのだと思う。広尾家は御三家から排除されてからも優しく暖かく接してくれているので、恐らく違うのだろう。と信じたい。

この仮説を確かめるため、神宮寺家の本家がある羽根見沢に足を運んだのだ。

-続く-

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