パレード
疲労にまみれた僕らを嘲笑うような、広角の限界を突き抜けている車列。
泥と錆が混ざった汚水を見事に弾いて、僕らの解れたズボンを濡らしていく。
歩くほどにこの世界の営みを掻き乱してる。
明日でも構わないのに、ぼやけた目的にとり憑かれては一気呵成に憎悪をくべる。
沸き立つ黒煙が渦を成し、行くべき場所を隠してしまう。
悪くはないさ、霞の街の喰い残し。
肉も骨も用済みならば、行き先はただひとつ。
怖くもないさ、霞の街の喰い残し。
滑稽なほど動かない。
いきり立つような憎悪を吹かす車列に一瞥して、世間知らずの拳を振り上げる。
今日は、霞の街の復活祭。
みすぼらしく喰い残された僕らは押し進む。
沸き立つ降伏論を振りかざし、盲目のパレードに恐れはない。