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終末のダンジョン  作者: .犬
終わりの始まり。
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開かれた扉

「……そうなんだ」エリィは何と言うべきか判らない、と言った顔をした。「そんな過去があったんだね」


「それでな、二人の髪色がリーリスと凄く似てるんだ。だからそれを確かめたかった。俺はあの場から逃げてしまった。それは許される事じゃない。だからせめてあの人たちの娘に会って、謝りたい。許されるとは思ってないけど、とにかく会いたいんだ。それであの階層主も倒す。その二つを終えるまで、俺は死ねない」



 ノアスは唇を噛みしめて苦しそうに言う。




「……ねえ、その二人の名前を教えてくれない?」


「女の方がラリム。男がイース。どっちも本当に凄い人たちだった。敵わないよ、まったく」


「――え」エリィは目を疑って、「あのさ、ノアス君」


「おーい。誰かいるか?」


「……人の声!?」



 突然奥の道から野太い声が聴こえた。



「誰かいるのか!?」



 ノアスの声を聞きつけて男が走って来る。足音は一つ、二つとどんどん増えている。



「おーい、見つかったぞ」



 気づくとノアスとエリィの周囲には七人ほどの人が立っていた。


 話を聞くとリーリスに頼まれて救助に来たという。


 ノアスがどうやって十一階層まで来たか、と尋ねると男たちは不思議そうな顔を浮かべて、「ここは六階層だぞ」と平然と言った。


 どうやら知らぬ間に上の階層に登っていたらしい。それでも六階層まで登ったとは思えないが、多分抜け道か何かを通ったのだろう。  


 帰る道中、男たちはやけにエリィに気を使っていたが、エリィは終始元気が無かった。


 こうして波乱の八階層攻略は無事に幕を閉じたのであった。



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