3話:終わりと始まり3
安定と信頼のテンプレ
前回の、対人兵器の相手をさせられてる時点でモルモットって事に気づくだろうというご意見を頂きました。正直言ってその辺若干適当にしていたかもしれません。
お目汚ししてしまった方々へ、大変申し訳ありません。
気がつくと私は白い世界で二者面談をしていた。
人型の白い何かを相手に。
「ここはどこですか。」
と、私は白いのに聞くと、
「君の魂の行先の分岐点さ」
そう白いのは答えてきた。
感情は殆ど死んでいる優美であったが理性だけは残っていたので
魂の分岐点ってなによ。
私いつどうやって死んだよ。
あと誰だよ。
など考えくもなかったが、説明を聞いた方が早そうだったので続きを求めた。
「僕は君達人間の言うところの神でね、君はとんでもない不幸を定められた人間だったから来世で怨念が爆発して神敵にならないように手をうちに来たんだよ」
は?神?
いるわけないじゃん。とんでもない不幸?
定められていた?巫山戯るな。
優美は微かにある感情で憤慨した。
当たり前である。自称神に今まで自分が体験してきた不幸を「定められたもの」と言われたのだ。平気ではいられなかった。
そう心の中で怒りを爆発させていると、
「君が怒るのは当たり前だ。僕が定めた運命で世界のバランスを保つために不幸を発生させたんだから。結局世界壊したんだから笑い話にもなりゃしないけどね」
…え?
「今心の中を読んで…」
「君の疑問には答えるのが当たり前だね。心を読めたのは僕が神だからとしか言いようがないかな。魂の分岐点というのは消えるか生まれ変わるかを選ぶ場所で、君は僕に殺された。」
「あなたに殺された…」
「そう。だから君が転生するなら僕ともう少し話をしないといけない。消滅はそのまま消滅だけど転生は説明をしないとね…ついてきて」
そう言われて優美は神と思しき者についていった。