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国王と七音の旋律 ~ムジーク王国記~  作者: 卯月慧
第三話 国王と女子の秘密
13/83

恋する乙女と鏡の邂逅(300字SS)

第4回Text-Revolutions内有志企画、『第3回300字SSポストカードラリー』にて配布したSSです。

第3話と関連していますが、単体でもお読みいただける内容です。

鏡を覗いて「今日も可愛いね」と自己暗示をかけていたら、別人が映った。

驚いて顔や髪を触ってみたけどいつも通り。

変わったのは鏡の中のわたしだけ。――しかも、何故かあの男。


「そんなところで何してるんだ?」


うわ、話しかけてきた。


「アンタこそ何やってんのよ、勤務時間中でしょ」


少し嬉しい自分が悔しい。それを悟られないように仏頂面で答える。

鏡の中のアイツは珍しくにっこりと笑った。


「固いこと言うなよ、可愛い顔が台無しだぜ?」


……違う。

この男がそんなこと言うはずがない。言ってほしいと思ったことはあったけど。


「ふん、偽者ならもっと本物に似せる努力しなさいよね」


アイツは悔しそうな顔をして、元のわたしに戻っていった。

同人誌版『国王と七音の旋律 ~ムジーク王国記~』1巻の内容は、ここで終了です。

続きの更新は4/1の同人誌版2巻頒布開始後、しばらく期間を設けてからの再開となります。

それまでお待ちくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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