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【続編完結!】アキの異世界旅行記2 ~トラブルにまた巻き込まれて···もううんざりしてます~  作者: ぷちきゅう
第5章 クロのホームステイ

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5-15.アキ、襲撃される!?前編

 本日は夜勤明けでしんどいのに新千歳空港へ神戸空港からスカイマーク様の最終便でやって来ました!

 このあと、苫小牧西港より2週間前に就航したばかりの商船三井さんふらわあ様の新造船『さんふらわあかむい』に乗船しますよ〜!まさか空室出るとは思ってなかったので、急に計画しましたよ(笑)!


 海上は大荒れとの事です⋯orz

  グロー歴523年9月16日 雨


 今日は久々に外は大雨だ。9月にも入ったことだし、季節の変わり目かなぁ〜?元の世界だったら10月ぐらいまで暑かったと思うけどね。


 もうエーレタニアに来てから19年。こっちの年齢は31歳になっちゃったし、少しずつ元の世界の記憶が薄れていってるなぁ〜。


 まぁ、こっちの生活の方が楽しいからね。トラブルが多いのは困りものだけどさ!


 ボルタニア大陸周遊旅を終えて、アクロに戻ったボクたちは、旅の疲れを癒すのともうすぐ始まる講義向けて準備をしていたんだ。


 フーちゃんとモンドくんももうすぐしたら家に帰ることになっている。クロくんの滞在ももうすぐ終了だね。


 リビングでのんびりくつろいでいると、レオが声をかけてきたよ。



「アキ?そろそろ神様の業務(スマホゲーム)を再開するか?」


「もうちょっとのんびりしておこうよ。まだ慌てる状況じゃないだろうしさ。それにレオも、もうちょっとで高速飛行魔法が完成しそうなんでしょ?」


「おう!結構苦労したが、もうちょっとで自由に飛べるからな!」


「フーちゃんもあとちょっとなんだよなぁ〜。ちょっとモンドくんがかわいそうだけど」


「こればっかりはなぁ〜。モンドもかなり完成しつつあるけどな」


「元の世界でもパイロットになるって何年もかかってるから、それを考えたらとんでもない速さなんだけどね」


「それでも同じ時に学びだして先に行かれたら、あまりいい気分じゃないよな?」


「確かにね。でもそれは人それぞれだし、得手不得手ってのが誰しもあるからさ」


「それを納得するほど精神が育ってないだろ?子どもでそんな境地になる方が怖いぞ?」



 まぁ、確かにそうだよね。この世界では魔獣がいて、いつ死んでもおかしくない状況だったから、成長が元の世界よりも速いってのもあるけどね。



 その日の夜、いつものようにボクはハルと一緒に寝ていたんだ。そして日付が変わったその時、それは起こったんだ···。



  グロー歴523年9月17日 雨



「···アキ、···起きて」


「···ん〜?···どうしたの?こんな時間に···」


「···誰かが家の庭に侵入してる。···さっき玄関から入ろうともしてた」


「えっ!?もしかして···?」


「···レオとフーが気配消しながらこっちに来ようとしてるね」



 ハルがそう言うと、寝室の扉がノックされてレオとフーちゃんが静かに入ってきた。足音すら聞こえなかったよ···。念のため防音結界を張っておくか。



「アキ、侵入者だ。ちょっと素人すぎるようだがな」


「じーじ、ふつー(・・・)のごうとうさんじゃなさそうだよ。うちによくくるごうとうさんとふんいきがちがう!」



 ナツの店にはしょっちゅう強盗が来るのか···。まぁ、王都で大繁盛してる店だからお金持ってるって思われてるんだろうなぁ〜。住んでる全員がとんでもない腕だから、いっつも返り討ちらしいけどさ。



「ハル?どうしようか?」


「···アキはここにいて。···私とフーで対応する。···レオはアキを守って」


「おう、任せておけ!」


「フーはばーばのおてつだい〜!」


「大丈夫?フーちゃんも一緒って···」


「···ナツがしっかり暗殺術を仕込んでるからだいじょぶ」


「フーはだいじょぶだよ〜!じーじはフーもまもるよ〜!」


「···わかった。気をつけてね」



 そうしてハルとフーちゃんは寝室から出ていった。やっぱりハルはものすごく怒ってたね···。顔には出さないけど、雰囲気が普段と全然違ってたからね。




 深夜に侵入者、しかも狙いはアキのようだね。雨音に紛れて襲おうとしたみたいだけど、私たちにはバレバレだよ。


 ···いい度胸してるよ。上等だね。私がアキのそばにいる以上、好きにはさせない!


 侵入者は5人。まずは玄関から入ろうとしていたけど、カギをこじ開けられなかったようだね。カギはアキが皇国の技術開発部と共同で開発した『でぃんぷるきー?』というタイプで、簡単にはこじ開けられないからね。さらにカギ開け魔法を弾くコーティングもされてるしね。


 粘った末に諦めて、今度は庭から入ろうともしてたけど、うちのガラス戸は皇国の技術開発部で作った『ぼうはんがらす?』という、頑丈なガラスを使ってるからそう簡単に割れることはないよ。魔法でもそこそこの威力でないとびくともしないんだよ。ガラスを切ろうとしてたけど、キズすらつかなくてびっくりしてるね。


 一応うちには暖炉と厨房用の煙突があるけど、ここも格子があるから侵入はできない。昔、フユとナツが屋根上で遊んでいる時にフユが落っこちた事があったからね。


 結局侵入口がなくて右往左往してるね。襲うなら今がチャンスだ。



「(···フー、私が玄関から出る。···すぐにカギをかけたら、前に教えた『勝手口』から出て背後をとって)」


「(がってんしょうち!)」



 私は音もなく玄関から出て庭に回る。フーはすぐにナツの部屋だったところにナツが勝手につけた(・・・・・・)勝手口から裏庭に出た。これで挟み撃ちするよ。


 相手は黒ずくめの格好をしているね。ヒソヒソ話をしてるけど、私には丸聞こえだよ。暗殺者ならハンドサインとかでやらないと気づかれるのにね。



「(どうする?侵入は容易ではないぞ?)」


「(まさかここまで頑丈だとは思わなかったぞ···。やむを得まい。壁を蹴破って侵入するぞ!)」


「(他に女と子どもがいるらしいが、どうしやすかい?)」


「(好きにしろ。目標はあくまでも青色の髪をしたアキという()だ)」


「(ヘッヘッヘ!じゃあメスとガキは一緒に連れ去って好きにさせてもらいますぜ!)」


「(おい?目的を見失うなよ?)」


「(わかってるって!)」



 ···ゲスだね。全員返り討ちにしてあげるよ。フーも準備できたみたいだし、始めようか!



「···こんな時間にうちになんの用?」


「なぁっ!?いつの間に!?」


「なんだ、貴様は?」


「···ここの住人。···勝手に入って何してるの?」


「フン!貴様に関係ない。ちょうどいいか···。捕らえろ。もしくは殺せ!」


「···答える気はないか。···じゃ、遊んであげる。···フー、もういいよ」


「は〜い!じゃあ、あそんじゃうよ〜!」


「なに!?後ろにガキだと!?」



 背後からフーが大声出して注意を引いた。気配を悟られずに背後取られて驚いてるね。しかし、リーダー格っぽいヤツは冷静だったよ。



「うろたえるな!相手はただのメスとガキの2人だ!こっちの方が人数は多いんだ!かかれ!」



 確かに数の優位はそっちだね。でも、こっちは多数相手は得意なんだよ。その気になれば声をかけずに瞬殺されている状況だって事にも気づいてないか。暗殺者としては3流以下かな?



 私に3人、フーに2人向かった。



 まずは1人が剣で斬りかかってきた。右へ避けると、そのすぐ後ろから剣を突いてきた!避けた直後のスキを狙う作戦か。そこそこ連携ができるようだけど甘いね。


 私は避ける動作のままかがみ込んで倒れ込みつつ、突いてきたヤツの足を思いっきり払ってやった。突いたヤツは目の前から私が消えた事に気付かず、意表を突かれたところで私の足払いを食らった!


 ここでさらに追加攻撃をするよ。足払いをした勢いのまま、サマーソルトキックを倒れようとしていたヤツに食らわせた。


 さらに私はジャンプして宙を舞ったヤツのみぞおちにかかと落としをキメてやった。レオの得意な連携技だね。落下地点は最初に斬り掛かってきたヤツのところだ。



「「ガハッ!?」」



 これで2人始末した。すると私が着地した瞬間に投げナイフが飛んできた!


 確かにいいタイミングだったね。でも、こっちは代わり身で受けてやったよ。···倒れてる敵を盾にしてね。



「ぎゃっ!!」


「なんだと!?」



 私は投げナイフを盾として受け止めたヤツを前面にしてリーダーへ突っ込んでいった!



「んなぁっ!?ガハッ!!」



 そのままリーダーに投げつけてやったよ。アキの話にあった『にんげんぎょらい?』ってヤツだね。敵を担いで相手に投げつける技だよ。



 ···ん。私は制圧完了。フーはどうなってるかな?

 ついにマクス帝国の刺客がアクロにやって来ました!しかし、相手が悪すぎました!激おこなハルちゃんとフーちゃんですから結果は見えてますけどね。セキュリティは万全でした!

 ナツちゃんの部屋には外に出れる勝手口が勝手につけられてました!忍者屋敷にしたかったんですかね〜?


 さて次回予告ですが、刺客全員倒して尋問しますよ〜。アキくんたちの尋問ってどんなものなのでしょうか?


 明日は海上荒天によって大洗港入港(19:30予定)が遅れそうな場合、投稿が遅れるか早まる可能性があります。どうぞご了承下さい。

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