シリーズ投稿1周年記念SS-5.コピーアキ、神様代行をする!
こんばんは~!コピーアキやで~!今日もボクのお話なんやってさ。昨日で出番終わりのはずやったから、お別れのあいさつしたのにな〜。
なんでも作者が初投稿の日を勘違いしてて、『あと1話登場してくれんか!?』って泣きついてきたんや。
もう、そんな事せんでもボクは喜んで登場させてもらうで!なんならボク主役で別タイトルの作品を作ってもらってもええんやで?
えっ!?『それむり』やって?そんな無表情な顔で某SOSなアニメパロディの『あしゃ〇らさん』みたいに言うなや!やってみないとわかんないじゃん?まぁええか!
今日はアキがリフォームしている世界のお世話のお話をしよか~?治安維持がボクの役目ではあるんやけど、それって襲われんと出番ないんよね~。
それに、オリジナルアキには人間としての生活があるからな~。人生全部つぎ込んでやる神に比べて、リフォームにかける時間が圧倒的に少ないっちゅーのがあるから、ボクもお手伝いさせてもらってるんやで!
「おはこんばんちわーー!」
「···また古いアニメネタぶっこんできたなぁ〜」
「いついかなる時でも呼び出されてもええようにしとるだけやで〜!」
「はぁ···。で、コピー?今時間ある?」
「あるで~!今日は何や~?」
「実は、ボクがリフォームしている世界なんだけどさ?ちょっと今試験前で問題作成とかでボクの手が離せないんだよ。一応レオに任せてはいるんだけど、ちょっとトラブルが続いてるようだから、コピーも手伝ってくれないかな?って思ったんだけど、いける?」
「任せんしゃい!ボクがやるからにはでっかい豪邸建てたるで~!プール付きがええか!?」
「いや···、普通の世界にしてよ?変にいじらないでよ?」
「···なんや、つまらんの~。それならリゾートな世界にしよか?ワイハなんてどうや!?」
「ハワイは行ったことないからわからんし、絶対にダメになると思うけど···」
「冗談や!オリジナルが行ったことあるんは羽合温泉やろ?わかっとるって!なら、た~のし~!世界にしとくで!それならええやろ!?」
「···まぁ、それならいいかな?」
「よしきた!言質取ったで!レオはどないしとるんや?」
「レオはボクの神界で業務してるよ。だから、まずはそっちに行ってくれるかな?」
「はいなほいな~!任せてびっびょ~ん!かっとばすぜ~!」
「某アニメの出撃シーンかよ···。大丈夫かなぁ~?」
さ~て!やって来ましたアキの神界!そして目の前にはただのフツーの作りの家があるんや。神様が住むには質素すぎるよなぁ~。アキの性格がモロに出てるのはわかるけどな。もうちょっときらびやかにしたらええのになぁ~。
中に入ると、レオがデスクトップパソコンの前でキーボードをたたきまくっていたで~!元エーレタニアの住人なのに、適応能力高いよなぁ~。
「···ん?なんだ、コピーか。どうしたんだ?」
「オリジナルからレオを手伝ってくれって言われてな~。とりあえずアキがやらないといけない承認はボクが代行でやるけど、まずはそれでええかな?」
「あ~、そういえば昨日そんな事言ってたなぁ~。まぁ、助かるのは助かるんだが···、ホントに権限委任されてるんだよな?」
「もち!はいこれ!」
「マジか···。アキも忙しすぎるんだなぁ~」
「そりゃ、リオの授業範囲までやらされとるからなぁ~。試験問題作るのって難しいからね~。前に使った問題のパクリは対策されてまうからなぁ~」
「じゃあ、今溜まってるのを右画面に出すぜ。よろしくな!」
「はいよ~。どれどれ~?」
まずは溜まったアキの承認が必要な案件について、承認か否認かの判断を下すで~!その数、なんと40件!
今現在は4つの世界のリフォームをやっとるからね~。この程度で済むのもアキの手腕なんやけどな。ちなみにエレさんはこの3倍もあるんやぞ~!6軒担当してるから180件か!そら手が回らんよなぁ〜。
さて!始めよか!どれどれ〜?
・アーキニアでの全球凍結回避に向けて、太陽活動の活性化→承認
・アーキニアでの人類救済策として浮遊大陸の創造→承認はするが、可能な限り救済し選別はしないことと、救済しきれなかった場合の次の策を提示する事(地熱利用がいいんじゃね?)
・バルキニアでの異常気象の沈静化対策でGPの使用承認→反動を考慮したうえで5GPまで使用承認
・同じくバルキニアでの火山活動の沈静化対策→某ロマンあふれるRPGの2作目のアイテムである『アイスシード』は使用禁止!温泉掘ってのんびりすればいいから否認
などなどなどなど···、かれこれ5時間作業したぜ!
「よし!これでええかなぁ〜?」
「おっ!?助かるぜ!これでなんとかなるな〜。しかし···、アキとほぼ同じような判断するんだな?」
「そらそうやろ?ボクはアキのコピーなんやしな!」
「それもそうか。先日『神様 Zoom in!』での打ち合わせの時にほかのナビに聞いたけどな?コピーの話をウワサでしたら、他のナビから『そんな事できるのか!?』とか『ボクも万能物質インゴット欲しくなったなぁ〜!うちの相方も過労で最近頭がおかしくなってきたしなぁ〜』って話があったんだ。多分こいつはエレの事だろうがな」
「へぇ〜。ボクのようなコピー人形創ってる神おらへんのか〜」
「どうもそうらしいな。そもそも万能物質インゴットなんてそうそう与えられるものじゃないしな」
「それを2つも入手しとるオリジナルはおっそろしいなぁ〜!」
「アキ自身がすごいのに『ボクは大した事してないんだけどなぁ〜』ってしか言わんしなぁ〜。あれは本気で言ってるな」
「オリジナルもそういうところはボケるからなぁ〜。ま、それがオリジナルの魅力の一つなんやろうな」
「コピーのお前が言うんだから、信憑性あるな。よし!オレもこれで片付いたぞ!」
「よ〜し!これで全部終〜わり!え〜っと、今はエーレタニアでは···、午後5時か!今日はオリジナルの夕食を食わせてもらうで〜!」
「オレも今日はいただくとするか!肩凝っちまったから温泉も入らせてもらうとするか!」
「お〜!じゃあボクも入るかな〜!温泉って入ったことあらへんしなぁ〜」
ということで、神様の業務を終えて、ボクとレオはエーレタニアに戻ったよ〜!
「おっ?コピーとレオ、お疲れ様!こっちに戻ったってことは?」
「おうっ!終わったぜ〜!」
「ボクにかかればチョチョイのちょいよ!」
「ははは。じゃあ、夕食食べるかい?今から作るところだけど?」
「おうっ!疲れ切ってるから元気が出るヤツを頼むぜ!」
「ボクはフルコース希望···、ってそんな料理オリジナルには作れんわ!(ビシィッ!)」
「フルコースならナツの店でやってるらしいよ?タイミングが合えば連れて行ってあげるよ」
「よっしゃ!言うてみるもんやな〜」
「ははは···。じゃあ、レオが肩凝ってるなら温泉入っておいで。その間に作っておくよ」
「助かるぜ〜!じゃ、行ってくるわ!」
「コピーも入るかい?」
「せやな!オリジナルが気持ちええっちゅー感覚を実感してくるわ〜!」
ふぅ~···。こらええわ!疲れが溶け出すようや!···って!?この人形が溶けとるんやないやろな!?(ビシィッ!?)···大丈夫そうやな。
これ、アキの神界にも欲しいわぁ〜。よし!次のエレさんからの振込GPをちょっとヘソクリしたろ!それで作ってやるで〜!
コピーアキくんに緊急で登板してもらった今回はアキくんの神様の業務の代行でした。マジメにやってるんですよ。
そしてレオくんはナビ専用SNSで他のナビとやりとりをしている事も今回判明しました!エレくんとこのナビくんも参加してますね〜。グチ言ってますけど(笑)。
これにてコピーアキくんのお話は終了です。本作ではめったに出ない関西弁しゃべりはいかがでしたでしょうか?
慣れてない方からすれば読みづらいかもしれませんが、新春初笑いをテーマにしましたので小説でチャレンジせざるを得なくなりました。コピーアキくんが猛烈に出たがってましたからね。
さて次回予告ですが、投稿1周年記念日に投入をするのは本作最強の漫才コンビ、エレくんとナビくんのショートコント(日常会話)をお届けします!
そして最後には読者の皆さまの審査コーナーをご用意しております!
『作者の遊びにしょうがねーから付き合ってやるか!』という方がもしいらっしゃいましたらお気軽にご参加下さい。
明日はネタバレ集も投稿しますので、朝にコントを投稿します。
それではお楽しみに〜!




