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神の祝福

「そこで相談なのですが、に邪神を討伐してくれませんか?」


アリアがそんなことを言い出した。


そうだな、この神様だったら……いやでも


「お願いです。このままでは世界が……」


泣きそうな顔でお願いしてくるアリア、っく俺は女性の泣き顔には弱いんだよ。


「わかりました、ですが俺は弱いですよ戦闘経験なんかはないですし、こんな俺に頼むよりも、もっと別の人に頼んだ方がいいのでは?」


「いや、あなたじゃなければならないんです。」


「どうゆう、ことですか?」


「簡単にゆうと、邪神は世界のものではないからです。」


「とゆうと?」


「邪神は人の精神を自分の瘴気を使い操ることができます。そして瘴気は邪神から際限なく流れ出ているため、いくら強者でも近づくだけで正気を失い操られます。」


「あれ?それだったら俺もダメなんじゃ?」


「普通はそうです、ですがあなたはだけは邪神の瘴気耐えることができる。なぜかとゆうとあなたが魂だけで世界を渡った時、あなたは大量の魔力を浴びて魂の周りに魔力による薄い膜のようなものができたんです。それによりあなたは邪神に正気を失うことなく近づくことができるのです。あなたの魔力量がレベル開放前なのに多かったのもそれが原因です。」


「なるほど、ですがアリア様…」


「ああ、別に様をつけなくても大丈夫ですよ。」


「じゃあ、アリアさん一つ気になったのですが、なぜあなたのお父さんが教会の石膏の像になっているのですか?」


「ああ…そのことですか…」


「あなたのお父さんはこの世界の神ってわけではないんですよね?なのになんで…」


「それは少々複雑でして……」


そう言ってアリアはどうしてそうなってしまったのかを説明してくれた。


話をまとめると、この世界には俺よりも500年も前にこの世界にやってきた人がいたらしい、その人はここイルドリア王国建国者であり初代国王でもある。そして自由で平等な国を作ったそこまではよかったのだが。


「その後、彼の子孫が国をまとめるために宗教を作ったのですが、彼が子孫に語った話の中に神の姿について語ったところがあったのですがそれが私の父の姿だったので、それで今までこのまま……」


「それを直そうとは思わなかったのですか?」


「直そうとはしたことはあったのですが、その頃にはそれが神の姿だと人々の間に根付いてしまってて……」


アリアの話によるとこの世界には偶像崇拝の概念は元々なく、その初第国王の神の姿について語った話がすんなりと根付いてしまったらしい。なんか気の毒だな、アリアさん。


「まあ、それによって私への信仰心が落ちるってことはなかったのでもう気にしてないんですけどね。」


「さて、ミアさんあなたに一つ加護を授けます。」


いきなり真面目な雰囲気になってそんなことを言い出すアリア。


「どんな加護ですか!」


俺は加護がもらえるってことで少し食い気味になってしまった。


「落ち着いてください。そんなにすごい加護ってわけではないので。」


「あ、すみません、少し興奮してしまって。」


「ミアさんに与える加護はそうですね……魔力量の増加なんていいんじゃないですか?」


おお、それなら魔力の消費が激しい想像魔法にピッタリじゃないか!


「それでお願いします!」


「わかりました。ではあなたに魔力量増加の加護を与えます。これから邪神退治のために頑張ってくださいね。」


そうアリアさんが言うと俺の体は光の粒子となって白い空間から消えた。


そして俺が目を覚ますと、いつものベットがあった。

簡単に邪神退治なんて受けちゃったけど、よかったのかな?

まあ、人が死なれていい気分はしないし、まあいいか。


俺がそんなことを思って階段を降りる。すると朝食の準備をしていたミザリアがいた。


「あ、ミアちゃんおはよー。珍しいねミアちゃんが寝坊なんて、昨日の洗礼式で疲れちゃったのかな?」


ミザリアがそんなことを言ってくる、俺はハッとなり時計を確認すると、もう7時だった。俺はいつもなら5時半とかに起きて朝食の準備をしていたのだが、今日は俺が珍しく寝坊したので、ミザリアが朝食を作っていた。


「もう、冷めちゃうし早く朝ご飯食べちゃいなさい。今日はドランさんのとこ行かないとでしょ。」


そうだった、今日はドランさんに学校に入りるってことを伝えるためにギルドに行くんだった忘れてた。


それを思い出した俺は慌ててテーブルについて朝ご飯を食べ始める。


「ふふっ、急ぐと喉に詰まるよ〜」


「うっ、ゴホッ、ゴホッ。」


俺は急いで飯をかき込んだからか俺はむせてしまった。


「ほ〜ら言わんこちゃない。」


ミザリアがそう言って笑みを浮かべる。





ギルドのギルド長室にて。


「そうか、で答えは決まったのか?」


ドランさんが俺の答えを聞いてくる。


「はい!私冒険者になりたいのでギルドの学校に入りたいです!」


俺がそう言うとドランさんはカッと笑って。


「そうか!そうか!お前ならそう言うと思っていた。いいだろう学校への推薦書を書いてやる。」


と嬉しそうに言った。


「ありがとうございます!」


「いいんだ、こっちも優秀な奴が入ってくるなら大歓迎だ。」


「そういえば、前に会った時と雰囲気が変わってないか?どれ、ちょっとステータス見せてくれ。」


そう言われたので俺は今のステータスを見せた。



”ステータス“


個体名:ミア

種族:亜人族獣人科猫人属

性別:女

年齢:9

レベル:1

魔力:3000

適正魔法:想像魔法

加護:神の祝福


「はっ?」


そんなドランさんの間抜けな声が俺の耳に入ってきた。


今後の作品作りの参考にしたいので感想やここがダメとかゆう批評文などを送ってくれるとありがたいです。

マジで辛口でもいいので感想をお願いします。

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