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洗礼式と神々

俺は今教会に来ていた。

なぜかというと、レベルの開放を行うためである。


この世界では生まれた時からレベルを持っている、とゆうわけではない。

レベルは神から与えられるものであり

レベルを神からもらうためには神に祈りを捧げなくては、ならない。

この儀式を行うとレベルの付与と同時に自分が使える魔法属性が確定する、まあ大体は生まれた時から髪色で決まっているのだが。


そんなわけでこの儀式はレベルの開放を目的としたものであるが、神に祈りを捧げその体を清めることから洗礼式とゆう名前が付いている。

この国に住むものはその種族関係なく、8歳になると洗礼を受けられる決まりとなっている。

まあ俺は9歳でこの世界に来てしてしまったから、遅めの洗礼とゆうことになるんだけど。


ミザリアたちは後ろの席に座って俺を見守ってくれている。俺が少し手を振ると、笑顔で振り返してくれた。


「さて、ミアさん洗礼を行いましょうか。」


聖服に身を包んだ優しそうな神官が俺にそう言ってきた。


俺はコクリと頷き、神官からの指示を待つ。


「ミアさん、ここで祈りを捧げて下さい。」


目の前に大きな石膏の像がある。それは俺が転性する時にあったあの神とそっくりであった。


俺は祈りを捧げる体制になって目を閉じた。


「偉大なる我らが神よ、ここにいるミアにおおいなる洗礼を授けたまえ。」


そう神官が祈りの言葉を捧げ終えて俺が終わったのかと目を開いてみると、見覚えのあるあの白い空間にいた。


「大変じゃったな…」


神がそう声をかけてくるが、正直言って大変なんてもんじゃ無かった。今すぐにこいつを殴りたい。転生と間違えて転性させやがって。


「だが、君にお願いがある邪神を討伐してくれないか?」


この神図々しいな、そんなのめんどいし断るか。


「いやですよ、そんなのやりたくない。自分の問題でしょ自分で片付けて下さいよ。」


俺はそうキッパリと断った。だが神は図々しくも。


「そこなんとか頼むわしは世界に直接干渉することができないんじゃ、それにこのまま邪神を放っておけば、お前さんの家族のように惨めに多くの人が死ぬぞ。」


おい、今こいつなんて言ったか?俺の家族のように惨めに死ぬだと、この神は人を怒らせる天才なのか?人の過去をわざわざ掘り返しやがって。


「おい、クソ神いい加減にしろよ!」


俺は我慢の限界が来てキレた。


「なんじゃ神に向かって、その言い方は!」


「俺に関してのことは許せるが、俺の家族に対してそんなことを言うやつのゆうことなんて聞けるか!」


「っく、もう良い帰れ貴様は!」


「ああ、帰るよ二度とくるかこんな場所。」


結局俺は神と喧嘩別れした。

そして、目を開けると洗礼が終わっていた。

俺は慌ててステータスを確認してみる、するとそこには。


”ステータス“


個体名:ミア

種族:亜人族獣人科猫人属

性別:女

年齢:9

レベル:1

魔力:300

適正魔法:想像魔法


以外とちゃんとしているステータスがそこにはあった。以外だ神にブチ切れてあんなことを言ったから、まともなステータスなんてもらえないと思っていたのに。


そう思っていると、ミザリアたちが俺のステータスを覗いてきた。


「あちゃーそれが来ちゃったか〜」


そんなことを言うミザリアなんだ?このステータスって悪いのか!?


「このステータスって悪いの?」


「適正魔法がちょっとね。」


「えっ、この適正魔法ってダメなの?」


そんな俺の質問にエリスが答えてくれた。


「いや、ダメってわけじゃない、その魔法適正自体はものすごくいい、だって全属性が使える最強の適正魔法だから。」


あれ?ハズレどころか、あたりでは?そんなことを思っていると、エリスが、でもと続ける。


「でもその適正魔法は全ての属性を使える代わりにものすごく魔力を消費する。例を挙げるとだいたい同じファイアーボールでも火属性が適正の人と比べて5倍の魔力を消費する。だからね一般的にはハズレって言われているの。」


ってことはこれ相当ハズレの部類じゃん。


「まっ、まあミアちゃんは結構魔力量が多いから以外となんとかなるかもよ。」


そうミザリアが慰めてくれはするが、あんまりいい気分はしなかった。




その日の夜のこと。

俺はまた、夢であの白い空間にいた。

クソが二度とくるもんかと思っていたのに、だが現れたのはあの老人ではなく女性の神だった。


「ごめんなさい。ミアさんうちの父が大変なご迷惑をかけてしまって」


そうやって女神は謝ってくれたが俺はその言葉を信じることはできない。どうせあのクソ神が化けているんだろうと最初は思っていた。


「本当にごめんなさい。」


だが、女神は土下座までして謝ってくれた。


「頭を上げてください。」


俺は咄嗟にそう言っていた。


「いえ、父のミスは私のミスでもあります。本当にすみませんでした。」


これはあの神とは違うそんなものを俺はこの女神から感じた。だってあの神プライドが高そうでこんな土下座なんてしてくれないだろうし。


俺は女神を信じることにした。聞くところによると彼女の名前はアリアこの世界の神でありあのクソ神は俺の元いた世界の神であった。俺のステータスが無事だったのもアリアさんのおかげらしい。


あのクソ神は自分がいた世界から邪神を逃してしまい。それがこの世界に来てしまいそれを秘密裏に俺に処理させようとしていたらしい。全くなんて神だ。


「すみません、うちの父が。」


「いえ、いえ大丈夫ですアリア様には関係ありませんから。」


俺がそう言うとアリアが少しの時間考えるそぶりをした。そして


「恥を承知でお願いします。に邪神を討伐してくれませんか?」


アリアがそんなことを言い出した。

今後の作品作りの参考にしたいので感想やここがダメとかゆう批評文などを送ってくれるとありがたいです。

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