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正教会

どこからともなく放たれたファイアーキャノンが俺たちに向かって飛んでくる。

俺もエルフィーも俺が放とうとしている攻撃に対して精一杯で、このファイアーキャノンをよける余裕がない。


終わった...


とその瞬間俺は思った。


が、しかし。


「危ない!」


そう言って、先ほどまで木の下で倒れていたドレッドが飛び出した。

そのまま俺たちとファイアーキャノンの間に入り俺たちに当たるはずだった攻撃の身代わりになる。


ファイアーキャノンがドレッドに直撃し、少し吹っ飛び、地面に倒れるドレッド。


「だっ、大丈夫!?」


「あ、ああ大丈夫だ。」


俺がそう声をかけると。

俺たちを心配させないようにだろうか、そう答えるドレッドであったが明らかに大丈夫には見えない。

ファイアーキャノンが当たった部分は肉が焼けグジュグジュになっていてそこから少し骨まで見えている。

これは、明らかにここの生徒の威力ではない。

俺たち冒険科生徒は入学時に魔法威力の制限がかかる呪いをかけられる。

これは授業の中の摸擬戦などで誤って相手を殺してしまわないようにかけられている。

この呪いは相当強力であり生徒自身が解呪しようとしてもできるものではない。

だから、こんなことができるのは冒険科の先生か、もしくは...


そんなことを考えていると10人ほどの黒いフードを纏った集団が俺たちの前に現れた。

そして、その代表者と思われる女が俺に聞いてきた。


「ミアさんでお間違いないでしょうか?」


明らかにこの学校の関係者ではない、黒フードの集団にそんなことを聞かれた。


「先に聞きたいことがある、お前らは誰だ?」


俺は内からこみ上げる怒りを我慢しながら震える声で代表者と思われる女に問いた。


「これは失礼を、私たちは正教会です。どうやらミアさんでお間違えの無いようなので、私たちの神のご意志によりあなたを殺させていただきます。」


正教会、一般授業の中で聞いたことがある。

3年前に急激に発足し、今も怒涛の勢いで成長を続けている邪神を崇める新興宗教。

信者が自分たちの宗教を正教会と呼んでいるので世間では正教会と呼ばれてはいるが

その実態はこの世界の宗教とは関係がない邪教だ。


そんなことを考えているわずかな間に俺たちの周りは黒フードの連中に囲まれてしまった。


「放て。」


先ほどの女が俺たちを囲んでいる集団に魔法を放つように指示を送った。


クッソ、だめだ俺の魔力がさっきので尽きている。

この魔法の量じゃ確実に死ぬ。


今度こそ終わった。


そう俺が思った瞬間、聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「水魔法:ウォータージェイル!」


その魔法の詠唱で俺たちの周りに水の檻が形成され、俺たちに向かってきていた魔法を相殺した。


「良かった、間に合った!」


そう言って俺たちを守ってくれたのはニア校長であった。

俺たちの異変にいち早く気がつき駆けつけてくれたのだ。


「ミア、エルフィー走れるか!?」


「え、ええ何とか。」


「よしじゃあ、お前らはここからいち早く離れてこの会場の出口まで向え、私の後にはほかの先生方も来ているから大丈夫だ。」


俺がそう答えるとニア校長はそう言った。

俺は地面に倒れているドレッドを担ぎ上げ出口まで走り始めようとする。


「なに、ぼさっとしてんのよ!死にたいの?!」


俺は先ほどから放心状態であったエルフィーに声をかける。

その声で放心から戻ったエルフィーが俺の後に続く。


「逃がしません。」


出口方向に逃げている俺たちに女が魔法を放とうとするが


「おっと、それは止めてほしいね、私がいる限り生徒に指一本触れさせないよ。」


そう言って俺たちに向けられていた魔法をニア校長が防いでくれた。


これにより俺たちはここを離れることができた。



ミアたちが離れたところでニアは正教会の集団と対峙していた。


とりあえずあいつらを無事に離脱させることには成功した。

あとはこいつらを片付けるだけだな。


「さて、お前らどうやって潜入した?」


「…」


ニアは軽くその集団のリーダーの女に問いたが女は答えない。


「やっぱりだんまりか、まあ良いだろうお前らをとっ捕まえて吐かせればいいんだからな」


さて、久しぶりに暴れますか!


「氷結魔法:アイシクルランス!」


ニアがそう叫ぶとニアの周囲を囲んでいた敵に向かって大量の槍の形をした氷が飛んでいく。


しかし、3人に少しかすっただけで、残りはすべてよけられている。


私の魔法がよけられた!?冒険者引退してから結構なスパンがあるとはいえ私の魔法をよけるなんて、、、

これは…警戒を強めるしかないわね。


ニアの放った魔法は筋は悪くなく下位の魔法使いや冒険者ならそもそも、まぐれでもよけられないほどに高速の物であった。

だが、ニアの魔法は実際にほとんどよけられている。

そもそも、ニアはもとはAランクの冒険者であった、今は冒険者を引退しているとは言え今でも余裕で

B+ランクの実力はある。


そんなニアの魔法がよけられたとなれば相手は相当な実力者であるといえる最低でもC+レベルはあるだろう。


作戦変更ね、このまま耐えて援軍を待つしかないわ。

それまで持つといいけど…


こうして、ニアの戦いが始まった。

今後の作品作りの参考にしたいので感想やここがダメとかゆう批評文などを送ってくれるとありがたいです。

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