対抗戦に向けて
俺たちが入学して半年が経った。
俺は相変わらず一日11コマの授業に追われている。
「はぁ〜疲れた。今すぐ自室に帰りたい。」
「まあ、先生が話があるって言ってもすぐに終わるでしょ。」
フレリーはそう言って俺の隣の席に座る。
今俺たちは前世でいうホームルームのようなものを受けている。普段の俺は1日11コマとかいう激務なので、特別にホームルームは免除されているのだが、今日は来いと担任のグレンに言われたので来た。
「さて、全員集まったな。」
グレン先生が全員が教室に集まったことを確認して話始める。
「これから1ヶ月後に冒険科クラス対抗戦を行う。ルールはこうだ……」
グレン先生が1ヶ月後に行われるクラス対抗戦について説明してくれた。
ルールは5対5の防衛戦。
各陣の後方に守るべきクリスタルがそれぞれあり、それが防衛対象となっている。
相手チームのクリスタル破壊する、もしくは相手チームの全員を戦闘不能にすることで勝ちとなる。
簡単なルールだが、奥が深いこれは面白そうだ。
「じゃあ、そうゆうことだからチームは各々で勝手に決めろ。」
グレン先生がそう言って教室を出てゆく。
「ミアちゃん一緒に組みましょ。」
「わかった、あとは残り三人誘わなきゃだね。」
「え〜私たち二人だけでも良いんじゃない?だってほらミアちゃん相当強いし。」
フレリーの言う通り俺は結構強い定期的に行われる。クラス内の模擬戦では負けたことが無いだが…
「流石に2人で5人を相手にするのは無理があるでしょ…」
「だよね〜じゃあ、あと3人探そっか。」
あと3人か誰を選ぼうか?守りとかに向いている人が正直言って欲しいところではある。
「あ、あの!」
そうやって俺たちが悩んでいたところに一人の赤髪の少女が話しかけて来た。
確か名前は……エリーだったか?
「どうしたの?エリー」
俺が話しかけようとしたその前にフレリーが話しかけていた。
「わっ、私をチームに入れてくれませんか?」
「いいよ。」
フレリーが即答した。
(えっ、ちょっと私に相談するとか無いの?)
そうフレリーに耳打ちをするとフレリーはこう答えた。
(いいじゃない、この子も相当強いし大丈夫だって、ね。)
何が大丈夫なのかは知らないが、俺はエリーとは一回模擬戦で戦ったことがあって、俺が若干負けそうにもなった。まあ、強いなら良いや。
「さて、これであと2人ねどうする?」
「どうしようか?あと二人。」
俺たちがあと二人をどうするか考えていたら。一人の黒髪の少年が話しかけて来た。
「クックック、俺がお前たちを闇から守ってやろうでは無いか。」
この少年はバリットだ。
闇魔法の使い手でなぜか厨二病を拗らせている。ちょっと痛い少年だ。
闇魔法の使い手が全員こうとゆうわけでは無く、なぜかバリットだけがいつもこんな調子である。
「さて、どうする?俺を仲間に入れ勝利をその手にするか?俺を諦めて敗北を手にするか?さあどっちか選ぶが良い!」
偉そうにそう言っているが、彼の実力は確かだ。タイミングの関係で俺は戦ったことは無いが、強いということは知っている。
「よし、良いよ、君を仲間にしよう。」
「クックック、良い判断だ。俺もやっと全力で戦える。」
まあ、いつもこんな感じなので、これもハイハイと流すのが賢明だ。
「さて、あと一人だね。どうしよっか?」
そうフレリーが聞いてくるので俺はこう答えた。
「いやね〜一人仲間にしたい人がいるんだけど。良いかな?」
「いいんじゃない?ミアちゃんが言うなら。」
「俺は俺を満足させるやつなら誰でも良いぞ!」
「わっ、私も異論はありません!」
そうやって、3人の同意が得られたので、俺はその人物がいるところに近づいていく。
それは窓の淵に座って外を眺めている。エルフの少年だった。名をエルフィン。エメラルドグリーンの髪が特徴の美少年だ。そして俺がこのクラスで唯一本気で負けそうになったやつだ。
「エルフィン、仲間になってくれない?」
そう、エルフィンに言うと速攻で答えが返って来た。
「いいよ、面白そうだしね。」
エルフは一般的に気難しい種族なのだが。
エルフィンは意外にも社交的で明るい性格をしている。
「よし、これで5人集まったね。」
結構クセが強い奴らばっかり集まった気がするが………そこを気にしたら負けだ。
「さて、今日はとりあえず対抗戦を戦うチームが決まったってことで。何か食べに行こっか!」
まずはチームの絆作りだ。これが無くちゃ本番でも力を発揮できない、少なくとも俺はそう思う。
「いいな、俺はステーキが食いたい気分なんだが?」
エルフィンがノリノリでそう言ってくる。
えっと、俺の前世だと、エルフって肉とか食べないイメージがあったんだけど……まあここは異世界だしそんな贅沢は言ってられないのだろうが。
「いいなステーキ!俺もステーキを所望するぞ!」
「良いですね!私もお肉食べたいです!」
みんながみんな肉が食いたいらしい。
はぁ〜しょうがないか。
「わかった、わかった。ステーキの店に行こうか。」
「もちろん、ミアちゃんが奢ってくれるのよね?」
フレリーがそんなことを聞いて来た。やめてくれフレリー、ほらみんなの目が俺に期待の目を向けてくるじゃんか。ここの雰囲気で奢れないとかは…言えないよな……
「わかった。今日は私の奢りだ!好きなだけ食べろ!」
「よっしゃーさすが、ミア俺を負かしただけはある!」
「よし、良いぞミアよ俺を満足させてくれようとするその姿勢嫌いでは無いぞ!」
「ほんとにいいんですか?ミアさん。」
「ああ、いいよ。今日は私の奢り。」
ああ、破産する未来が見える。
今後の作品作りの参考にしたいので感想やここがダメとかゆう批評文などを送ってくれるとありがたいです。




