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パスタ!

校長室にてニアは悩んでいた。


私は今目の前にいるミアにどのような言葉をかけるべきか、迷っている。


上がって来た報告書に書かれていた内容も私の頭を悩ませる。


まず、一人の一般科生徒が負け犬だとミア達を煽りそのままさらにヒートアップしたその生徒が家族のことをバカにして、それに激昂したミアがその生徒を5メートルぐらい殴り飛ばした。


「おまえ、、、もうちょっとやり方を考えなかったのか?これは流石にダメだな。」


「すみません………」


ミアは反省した様子ではあるが……それにしてもだこれはあんまりだ。


相手も、もちろん悪い。

それは分かっているのだが、だがな。

今回は殴った相手が悪かった、この生徒はこの街で1、2を争うギルドリア商会のご子息なのだ。


これは問題になるな、普通生徒同士の喧嘩となれば喧嘩両成敗で2から3日の謹慎処分になるのが一般的なのだが…


私は自分の机に置いてあるもう一つの書類を見る。


そこにはギルドリア商会からの親書で、まあ簡単に言えば今回の事件について書かれていた。


内容は、『ミアを退学にしろ』と内容を要約するとこう書かれている。


これは圧力だよな、まあ私はこの圧力に屈するつもりは一切無いのだが、これでミアが商会に目をつけられる、とかなるとマズイんだよな〜


いやマジでどうしようか?


「あ、あの…」


「うん?どうした?」


「すみません……私の我慢が足りずに…こんな結果になってしまって…」


そう言ったミアの頬に一筋の涙が流れる。


一瞬ミアに流されそうになったが、それはダメだ。この学校の校長として厳正に対応しなくては。


「そうだ、おまえは悪いことをした。だが、過去は変えられないが未来はいくらでも変えられる。今日はもう部屋に帰って休みなさい。そして落ち着いたら誠心誠意謝りなさい。」


校長としての声かけはこれが精一杯だ、これ以上となると一人の生徒に対して加担しすぎることになってしまう。


「はい……わかりました…すみませんでした。」


ミアはそう言って校長室を出て行った。

それを見送った私はギルドリア商会からの親書にもう一回目を通す。そして、それを蝋燭の火で燃やし尽くした。


「さて、これから大変だぞ〜」


私は窓の外の月を眺めながらそう呟いた。

私は愛すべき、生徒を守るためだったらなんだってしててやる。



俺は正直言って何がなんだかわからなかった。あの時の俺は俺だったのか?家族を馬鹿にされてブチ切れたところまでは、はっきりとしている。だがあの後の俺は俺じゃ無かった気がする。


なんて言ったらいいのかはわからないが、前世の意思?だろうかそれが前面に出て来た気がする。


だが、俺は俺だ。ここに居るのは道影誠が異世界のケモミミ少女に宿った存在のはず…


もう自分がなんだかわかんない。俺は本当に道影誠だったのか?そもそもこの少女の体はなんなのか?自分の意思ってどこから来ているのか?


そんな考えが頭の中でぐるぐると周り、それでまたわからなくなる。


そんなことを自分に部屋でも考えていたら。


「うっ、ウェッ」


俺は吐いてしまった、自分がなんなのかそれを考える度にどんどん気持ち悪くなっていく。


「ちょ!ミアちゃん大丈夫!?」


「うっ、うん大丈夫だよ。」


「そっか、初日からあんなことがあったんだもんね……あ、そうだ!明日はお休みなんだし街に遊びに行こうよ!」


「うん……」


俺はフレリーのそんな優しい言葉にそんな返事しかできなかった。




次の日。

俺たちは街に出ていた。


「どこ行く?」


「そうだね……どこでもいいよ…」


俺はまだ昨日のことを引きずっている。

いくらクズだったとはいえ殴ってしまったこともそうだが、急に自分とゆう存在が怖くなったからだ。


「もう!そんなに落ち込んでいてどうすんの?ほら行くよ!」


「わかった……」


俺はフレリーに引っ張られるがまま街を歩いた。


フレリーと街を歩く中でなんかどうでも良くなって気がした。もう結局自分がなんだったって良いと思えて来たのだ。


そして、俺はお昼ごろには完全に回復していた。


「ねぇ〜お昼どこに食べに行こっか?」


「ミアちゃん、、、朝の落ち込み様はどこ行ったの?」


「えぇ〜わかんない。」


「はぁー心配して損した……今日は奢ってもらうからね!」


「えっ、そんなぁ〜」


「もうこれは決定だからね!よしじゃあ、何食べよっか?」


「えぇ〜あんまり高いのはやめてよ?」


「ふふん!それはどうかな?」


実際俺は今日フレリーに救われた。

あのまま放って置かれたら俺はどうなっていたのかわからない。

今日ぐらいはどんなに高いものでも良いや、冒険者カードも一応持って来てたし。


「あ、ここにしようよ!」


そう言ってフレリーが指を刺したのは街一番との評判の小洒落たカフェだった。


「よーし、じゃあここにしようか!」


「ごちそうになるね!ミアちゃん。」


「あ、やっぱり?」


「当たり前じゃん!」


俺たちが店に入って、テーブルにつくなり店員の一人が注文を聞いて来た。


「いらっしゃいませ、ご注文はなんにいたしますか?」


「そうだねーじゃあ私はお肉とチーズのクリームパスタで。ミアちゃんはどうする?」


「うーん、私あんまりこの店来たことないから、フレリーと同じので。」


「かしこまりました。お肉とチーズのクリームパスタ2つですね。少々お待ちください。」



しばらく俺たちが会話を楽しんでいると料理が来た。


「お待たせしました。こちらお肉とチーズのクリームパスタです。」


俺たちの前に前世のファミレスのパスタが霞むぐらいの大盛りのパスタが置かれた。


「えっ、こんなに食べるの?」


「何言ってんの?普通ぐらいじゃない?」


どうやらこの世界だとこのぐらいの量は普通らしい。


いや、食べられるのか?と思っていたら、意外と普通に食べられる。


そのまま俺たちは全てのパスタを食べ尽くした。



今後の作品作りの参考にしたいので感想やここがダメとかゆう批評文などを送ってくれるとありがたいです。

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