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いたって普通の転性

俺の名前は道影誠みちかげ まこと

どこにでもいる、しがないサラリーマンだ、大学はまあ一応有名私立に行っていたんだが、いろいろあって中退、で今は親戚がやっている、中規模の商社で係長をやっている、彼女は、、、聞かないでくれ。

まあこんな感じに今まで適当にやってきた、が案外うまく行っていた。



そう、うまく行っていたのだこの時までは。



俺は生粋のオタクでコミケ通いが趣味、

この日も、自慢の愛車(軽)に乗ってコミケに向かっていた。



が、、、車でコミケにから帰る途中、唐突にネコが車の目の前にいきなり出てきて俺は慌ててハンドルをきった、だがハンドルを切りすぎて、そのまま電柱に衝突ここで、意識が途絶えてしまった。

クソ、こんなくだらないことで人生終わんのかよ。




目が覚めた、助かったのか?だが病院、って感じの雰囲気ではない、辺りを見回しても、

白一色で何もない。



すると白いローブを纏った老人がこちらにやってきた。



「あなたは、医者ですか?」

俺はその老人にきいてみた。


「残念だが、ワシは医者ではないそれに君は先ほど死んでおる。」


「じゃあ、あなたはいったい?」


「ああ、言っておらんかったか、ワシは最高神じゃ、この世界を創造しあらゆる万物を管理する神じゃ。」


「神様っていたのか。」

そんな言葉が口から漏れてしまった。


「さて、お主の死についてだが、こちらのせいで起こってしまったものなんじゃ、こちらの神の一人がそちらの世界に猫になって旅行をしてたんじゃだがその神の不注意でお主の車の前に出て行ってしまった、本当にすまない全てこちらのミスだ、そこでなんじゃがお主の願いを一つ叶えてやろう、何でもいいぞお主が望むなら神にだってしてやる。」


「じゃあ、俺を生き返らせてください、コミケで買った本たちまだ見れてないんです!」


「それは、難しいな」


「なぜですか!」


「いや、だってお主今火葬中じゃぞ」


「⁉︎」


「よかったら見るか?」


「いえ、それはいいです。」


「すまんのう、蘇らせることは簡単なのじゃがいかんせんお主の魂がこっちに来るのに時間がかってしまってのう。」


そうか、なら別の願いか、神になる、って手も考えはしたが、なんか違う、どうしようかな?あ、そうだ!


「異世界に転生ってできますか?」


「できるぞ、それが願いか?」


「はい、異世界に転生でお願いします。」


「異世界に転性するってことでいいんじゃな。」


「はい!お願いします。」


「お主、本当にいいんじゃな転性で」


「はい!後悔はありません、お願いします。」

俺はそう言って頭を下げた、生粋のオタクの俺にとっては異世界転生とは、またと無いチャンスだ、これはものにしなくては。


「そうか、分かったじゃあ、異世界ライフを楽しむがいい。」


神がそう言うと、俺の体が光の粒子となって消えた。

だが一つ気になることがある、何で神は念押しで俺に確認してきたんだ?異世界転生なんてそんなに珍しいことなのか?

まあ、そんなことはどうでもいい、せっかく異世界に転生出来たんだ、異世界ライフ楽しむぞ〜。






目が覚めた、俺の視界に青空が飛び込んで来る、少し体を起こしてみると、辺りに広がる原っぱとスライムっぽい生物、本当に異世界に来たんだ!


だが、何か違う俺の視界がなんか低い、なんか小学生だったときの高さぐらいしかない、そして今更なんだが、、、なぜ俺はワンピースを着ている⁉︎ちょっと刺繍が入っている純白のワンピース、へぇ〜神って結構いい趣味してんじゃん、とか思っている場合じゃない!


いや、さっきから気になっていたんだが、股間にあったはずのものがない気がする、いやいや、まさかね、と思ってワンピースをたくし上げて確認してみる、、、無かった今まで何年も、寄り添ってきた相棒が、


ああ、そうかあんなに念押しで神が確認して来たのはそうゆうことだったのか、俺転生じゃなくて転性してるわ。


それに俺なぜか猫耳と尻尾ついてるし、いやもう気にしてもだな、たかだか転性しただけだ、そんなに気にすることでもないだろう、、、気にすることでも…ははは、もう笑うしかないな。


そういえば、俺巾着袋を持ってたわ、転性に気を取られすぎて忘れてたわ、神からの選別といったところだろうか、どれどれ中身はっと。


中身はこんなかんじだった、まず金貨みたいなコインが20枚と手紙が入っていた、手紙は見たこと無い文字で書いていたがちゃんと読めた、内容はこうだ。


『これを読んでいるってことは異世界転性は成功じゃな、今お主がおるのはイルドリア王国その街道近くの草原地帯じゃ、近くにはスメルトとゆう名の町があるから、気が向いたら行ってみるが良い、そういえばこの世界での基本の魔法を教えておこう、それはステータス魔法じゃ、ステータスと唱えれば今のお主のステータスが出てくる、まあこれぐらいの魔法じゃがこの世界の住民は大体のものが使える、それじゃあこれからの新たな人生頑張るんじゃぞ。』


そうか、ステータス魔法かやってみるか。


『ステータス』


おお、自分のステータスが見えるどれどれ



”ステータス“


個体名:無し

種族:亜人族獣人科猫人属

性別:女

年齢:9

魔力:300


ざっとこんなかんじだった。他にも書いてあったが、主要なところを挙げるならこのぐらいだろう、まあ知ってたけど、やっぱ俺女の子だったんだそれに9歳って、私大丈夫かな?


⁉︎今俺、私って言ったか⁉︎いかんぞ、自分をしっかり保たなくては。このままだと飲込まれる、俺は男だ〜男なんだ〜〜。



「ねえ、お嬢ちゃん大丈夫?」


そう言われてふりかえるとそこには二人組の女性が立っていた。


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― 新着の感想 ―
[良い点]  初作品として世に出せる、その素晴らしい挑戦意欲。 [気になる点]  ゴメンナサイ。  冒頭からツッコミをいくつか。  略称コ○ケ……コミックマー○ットは年2回開催で、毎月開かれておりま…
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