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自分が死刑執行される場合どうなるのか考えてみた 死刑恐怖・苦しみバージョン

作者: 水魚青二

人として悪として一生を終える嫌さより、苦しみの嫌さを書いてみた。


俺はこの生活に不満はない、3食食えるし布団の中で眠れる。長く暮らすと外の不快な世界比べると天国かなと思う、おまけに熱中症防止のために24時間冷房もつけられているという豪勢な生活だけど・・。



娯楽も本を借りられる、けど最近死ぬのかなと見る気になれない。刑務所に入る前に必死に見ていたアニメ情報なんてどうでもいい。死にたくない。



ある日、それが急に刑務官の一言で終わりを迎える。



この一生で一番の苦しみが待っている。薬物系でも一瞬で死ぬように銃殺刑でもいい。苦しみたくない。



「お前に死刑執行の通達が来た」



「うわああああああああああああああああああああああああああ、」




パニックになって何も悠長に考える暇がない。



俺は失禁と脱糞をしていた。


すると若い刑務官が「死ぬ前に糞とか小便とかやめてくれよ」


「おい、お前そうゆうこと言うなよ」、上司の刑務官がなだめる。


はああ、はああ、過呼吸が止まらない。



それから数人、屈強な男が牢に入ってきて俺を抑えつける。


「やぁやめてえええええええ」



「はぁはぁはぁ」罠にかかってもがいている鳥のように苦しい。



「じゃあ、これから執行台まで行くからな、そこまで行くんだ」執行官が言う。



俺は歩くことを強要される。



俺は頭が真っ白になった。



「い、いやだあああああ!」



俺は今まで想像していた死がすぐそこに待ち受けていることを感じる。



「おい、抵抗するな、立て!!」



それは、刑務官の怖さより、死の怖さが勝っていた。



「いいか、立つんだ。立たなかったら数人でお前を持ち運ぶ」



「ふぅ・・ふぅ・・」目を閉じながら過呼吸をする。



「わかりました・・・」目を開きうつろな目のままであった。



俺は足に力が入っていない状態で本能に逆らいながら歩き始めた。



俺は廊下の下しか見ていない。ちょっと上を見る時があったが曇りガラスの向こうは晴れのようだった。



そして俺は死刑執行室に行った。



質問をされた。遺言はないか、死ぬ前に儀式は必要ないかである。



そしてお菓子を食べることを薦められた。



「助けて、助けてください、お願いします!」それしか言えなかった。



俺は、菓子を毎日食うより生きたい。



そして、刑務官が死刑執行に関しての文章を読み上げる。



俺の脳は1万本の針を脳に刺されたようにピリピリとした痛みの不快感が襲っていた。



そして目隠しをされようとする。



「い、いやだあああああああああああああああああ、助けてええええええええええ、人殺しいいい。」



空耳だっただろうか、「よく、人を殺しておいて・・」


刑務官の小言が聞こえたのか幻聴なのかわからない。


なんで、俺が苦しんでいるのに助けてくれないんだよ、苦しんでんだよ。学生の時にいじめられた人生で心の中で一番苦しかった時期に似た苦しみが出てくる。


そして、涙が止まらない。



涙は同情を引くために流れるということをテレビ番組で見たことがある。それか?わかって、分かってくれ。


「おとなしくするんだ」



おれは目隠しをされた後、首に縄をかけられた。



「いや、いや、いや、いやっ、いや」拒否感だけが出てくる。(俺は悪くなかった。怒らせたあいつらや社会が悪いんだ。俺は2人殺しただけだぞ、4人・5人のやつとなんで同じなんだよ!!終身刑でいい。そもそも日本が悪い死刑なんか廃止せず残しやがって、くそっ、日本がああああああ)





「これから○○○○の死刑を執行する」



(もう、いい。無理、無理、今からでも助けて、お願いッ)



そして刑務官が死刑執行のボタンを押す。



「ぐぁぁぁぁぁ」、再び糞や尿を飛び散らす、首の縄を掴んでその際出血し、死刑場はとんでもないことになった。そして、苦しみの脳内物質で満たされていく。



俺は意識がなくなるまで苦しみ続ける。



そして数分後、俺は死んだ。


不快な文章かもしれませんが、まずは自分が死刑になることについての嫌悪感を付けさすために考えました。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  人を多数殺したような凶悪犯でも心の中では、 「あの時はああするしかなかったんだ」 「自分を守るためには仕方なかったんだ」 と思っている人が多いという話を聞いたことがあります。  その辺…
[良い点] 普通に怖いところ
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