(93)嘘(うそ)から出たまこと
嘘から出たまことに驚くことがある。その嘘が途方もなく大きい嘘であればあるほど、その驚く程度も大きくなる。ということで、でもないのですが書きたいと思います。正確には、苦手な[誤字入力の多さには泣かされています^^]キーを叩くことになります。^^
とある近い未来の一日である。二人の男が通勤バス中で話をしている。
「核戦争が起こるって話だっ!!」
「なんだとっ! お前、その話、誰から聞いたっ!」
「誰とは言わんが、そう言ってたぜっ!」
「そうかっ! こりゃ偉いことになったぞっ! 急いで核シェルターを買わにゃならんっ! 高くつくな…。そうなると、住宅ローンもあるから、毎日、食パン一枚の生活か…。ああ侘しいっ! 実に侘しいっ!!」
「おいっ! 核が落ちてからの食糧はどうするんだっ!」
「そうか…。今から多量に買い込んで、核シェルターの中で保管しとかないとな…」
「日持ちする物しかダメだぜ…」
「そうだなっ! こうなりゃ、会社で勤めてる場合じゃないっ! おいっ! お前も一緒にこれから買い出しに行くぞっ!!」
「核シェルターは、まだ買ってないだろっ!?」
「ああ、そうだった…」
二人がブツクサ話していると、そこへ後ろから通勤客の同僚が声をかけた。
「おい、お前らっ! 今日は四月一日だぜっ!」
「あっ、そうかっ! 嵌められたなっ、お前っ! ははは…」
「みたいだ、ははは…」
その日の午後、世界の核戦争が突如として勃発し、地球は死の星へと変貌したのである。嘘から出たまこと、だった。
こんな嘘から出たまことの話で驚くのは嫌ですよね。^^
完




