(90)それでも、やる
人は負けると分かっていて、それでも、やる・・という不屈の精神を持ち合わせている。むろん、諦めが早い人も多い訳だが、やはり人として生まれたからには、負けると分かっていても努力して欲しいものだ。私も微力ながらその精神を心がけている一人である。ものすごく微力です。^^
とある病院の診察室である。
「本当のところ、先生、どうなんでしょ!!」
「どうしても! とおっしゃるなら、お話しますが…」
「是非、お願い致しますっ!」
「そうですか? なら言いますが、このままですと…いい場合で、あと数ヶ月ってとこでしょうか。今のうちにやれることはやって、会いたい人には会っておくことですな…」
患者に執拗に訊かれ、病状を告知した。
「このままだということは、手術をすれば?」
「ええ。手術が成功すれば、また話は変わります。ただ、成功の確率は10%程度なんですが、それでも、やられますか?」
「10%でもなんでも、生きられる望みがあるんなら、やりますっ!!」
「上手くいかず、90%の方ですと、余命は一ヶ月になりますが…」
「それでも、やりますっ!!」
医者は、内心で『それでも、やるんだ…』と朴訥に思った。
やがて手術の日が巡り、手術は驚くことに10%の確率で奇跡的に成功し、患者の病状は回復へと向かった。手術成功後の患者のひと言である。
「それでも、やってみるもんです」
それでも、やる・・という精神は、驚く結果を起こす原動力になるのです。^^
完




