(77)道路工事
最近の道路工事は交通量が多いにもかかわらず、昼日中から堂々とやっておられる。ゲートルを両足に巻き、鶴嘴片手に穴が開いた道を平坦にしておられた舗装前の道路工事の時代とは偉い変わりようだ。土埃には困らされたが、車も走らず長閑だった昭和三十年代初期・・ああ、いい時代だった! …と思わず回想に耽ってしまう。今の時代、そんな悠長なことを言ってられないのかも知れないが、なぜか日々の道路工事を見ていると、物悲しくなってしまうのは私だけだろうか。^^
とある道が突然の道路工事で通行出来なくなっている。自転車で通りかかった男性が交通整理をする作業員に行く手を遮られ、それとなく訊ねた。
「あの…通れないんですか?」
「ええ、申し訳ないんですが通れません。恐れ入りますが、バックして迂回して下さい」
「事前通知とかありませんでしたが…」
「あっ! そうでしたか…。俄かなことで、どうもすいません」
「交通量が少ない頃に出来ないものですかね?」
「会社で決まってることですから、作業員の私に言われましても…」
「はあ、それはまあ…」
突然、行われて驚くような道路工事は、多くの住民が支障をきたさない時間帯にお願いしたいものです。^^
完




