表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/99

(33)自然

 文明進歩を続けた人類だが、まだ自然の壮大さを把握しきれてはいない。それだけ自然とは変化を見せ、人が驚く現象を様々に見せつける神秘の世界なのである。最近、(とみ)に発生する突然の異常気象や病害もその一つの現れだろう。

 とある海水浴場である。猛暑日の中、多くの海水浴客で砂浜はごった返している。その中で、泳ぎもせずビーチパラソル下のチェアーに腰掛ける老人二人が話をしている。

「ははは…これでは芋の子を洗うようですな。風光明媚(ふうこうめいび)な自然を(なが)めようと家族を乗せ、やって来たんですがな…」

「まさか、ここでお出会いするとは…。この前、お会いしたのは経団連のパーティーでしたか…」

「そうでしたな…。で、あなたは?」

「ああ、私も家族連れで…。ほら、あそこで娘夫婦と孫が泳いどります」

「なるほど…」

 指をさされた老人だったが、芋の子を洗うような人の多さに、その姿を特定できず軽く受け流し、ペットボトルの水をグビリグビリと飲んだ。もう一人の老人も、釣られてグビリグビリとやった。

 その頃、二人のお抱え運転手は、駐車場で車のクーラーを入れ、風光明媚な景色を眼下にして、優雅な気分で眠っていた。

 自然は驚くような場所でも楽しめる訳です。^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ