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(3)体制

 国会議員選挙の投票日が近づこうとしている。与党が今後も政権を維持することが分かっていても投票日なのである。時間の無駄…と棄権する人も過去のように多いのだろうが、驚くことに文句を言わず流れるままに政治に参加しているのである。

 春の宵、二人の老人が(ひま)に任せ、十五夜の名月を愛でながら縁側で話し合っている。

「変わらんでしょうな…」

「驚くことに、それが分かっていながら政治に変化がありません」

「さよですな…。与党以外の議員の方々は体制を変えたくないんでしょうかな?」

「ははは…私に(たず)ねられても答えようがありませんが…」

「ははは…それもそうです」

「体制を維持して変えないことが議員としての保身の道ですかな?」

「ははは…かも知れませんな」

「ははは…深く考えるだけ無駄ですか…」

「ははは…そのようで」

 体制を変えないことが安定していい生活を送れる・・という誤解が、驚くことに、国民、議員ともにあるようです。ああ、嘆かわしい!^^


                  完

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