ボードナー家
前回︰番でラブラブ
結局、数時間美味しく頂かれた私は
レイグルの腕枕で絶賛ヒィヒィ言ってます。
獣人の体力なめてたわ〜。
番って凄すぎるわ〜。
当のレイグルさんは、しょんぼりしながら
私を見ています。これは罪悪感かな?
「ティア、ごめんね」
「私が望んだことだから大丈夫!それこそレイグルは平気?」
「うん、今はすっかり落ち着いた。ティアのおかげ」
それは良かった。
レイグルは普段とは違った色気を纏って、声も色気がダダ漏れていて大変眼福だった。
もしスチルであったら、全員ぶっ倒れること間違いなし。
◇◇◇◇◇◇
「というわけで、番になりました!」
「ちゃんと素直になれたみたいで良かったね」
「これからは俺達と一緒にティアを守ってやってくれ」
「はい、ありがとうございます」
その晩、帰ってきた2人に番報告をした所、
私達が予想していた反応ではなく、あっさりとすんなりと受け入れられた。
きっと予想していたんだろうな、この展開。
「まぁ、レイグルも気付いてると思うが、我が家は公爵家だ。今のお前ではティアと将来添いとげるのは難しい事くらい分かってるだろ?」
「はい。俺は家名も持たない平民孤児です。今の状態では横に並び立つことは愚か、後ろを歩く事も出来ません」
「どうするつもりだ」
「フリューゲル家と並び立つような貴族の養子になれればと考えていますが、今の所目星は一切ついていません」
「だろうな」
いくら番だとは言え、この国ではまだ階級制度が根強い。
もし仮にここで何も後ろ盾のないレイグルが我が家に嫁いできてしまった場合、嫁がれた公爵家の評判にも関わる。
「そこで提案がある。ボードナー家の養子になれ」
「ボードナー家といえば前騎士団長様とサリオン様の……」
「そうだ。今度、養父上は引退して、兄様に家督を譲るとは言っていたが、未だに影響力は絶大だ」
「なぜ急にそんなお話が……」
私ですらボードナー家には行った事がないのに、
何でレイグルが養子になる提案がされてるの?父様?
「元々お前の話は養父上と兄様は知っていたんだ。俺に歯向かう威勢のいいやつがいると、な。で、今回ティアとの話をしたらボードナー家が預かれば問題ないだろうってな」
父様の時も思ったけど、養子縁組に関して
ボードナー家は寛容的すぎでは??
いつか孤児院建てちゃいそう……。
「で、お前とティアに養父上と兄様が会いたがってる」
「というわけで、僕達と一緒にティアとレイグルは、ボードナー領に旅行しに行きます!」
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