説明 下
とりあえず前回の話はスキルの説明をしようと思ったが、途中から脱線してステータスの話をした、なので今回はスキルついて少し掘り下げた説明をする。
前回の話、ステータスをは職業補正を生かすためにそれぞれにあった分野を特化させるというものだった。
また、スキルはSP、MPなど消費して発動するアクションスキルと常時発動型のオートスキルの2種がある。
しかしスキルの種類はそれだけではない。
ゲーム内でスキルは魂石というアイテムを使って習得することができた。また同じスキルを持つ魂石を合成することにスキルのレベルを上げられた。
しかしある時あるプレイヤーが間違えてスキルに対し別のスキルの魂石を合成してしまった。
するとそこからは今までとは能力も性質も違う全く別のスキルが生まれたのだ。
そこから独自に魂石、素材を合成することでスキルはその幅を増やした。
このスキルを第二階位と呼んだ。
少し内容が外れるが第二階位ができてからゲーム内ではプレイヤー達にはある四つの段階ができた。
普通に設定されているスキルを適切に使いこなせる【第一限界者】
第二階位のスキルを一つ使える【第二限界者】
第二階位の作り出す、またシステム外スキルを習得している者【第三限界者】
ここで違和感を思えただろう、システム外スキルという単語に。
このスキルはゲーム内で最も複雑だった立場にあった。
通常スキルなどはその動きや発動中の無敵状態などはゲームのシステムで補助されているが、このスキルは全く補助がない。
原理としてはシステムなどの法則を書き換える、小規模のクラッキングのような現象を起こすものだ。
システム外と言われるようにシステムの戦闘補助なしてスキルを発動しなければならないので、発動が遅かったり不発になるケースも多い。
最大の欠点は譲渡することができない点だ。
小規模のクラッキングと比喩したがおおよそのとおりでシステムのプログラムの一部を改変する事が出来なければ行けない。
後に明かされた要素だが、プレイヤーの育成具合のよってゲームから、そもそもセイヴァー・オンライン自体からある一定の範囲内プログラムにあるアルゴリズムを書き換える権限が譲渡されるらしい。
信じ難いが事実だった。
つまり、個人で変える部分が決められているためそもそも書き換えられたものやほかの部分を書き換えられないという制限があるため本人のみが使用できる固有系統という分類にあった。
そしてそれらを自在に扱い、また既存のスキルをその事前モーションなしでの発動など化け物級のプレイヤー達をほかの者達がこう呼んだ
【無制限到達者】と
まぁ、こんな感じでスキルについて説明したが何事にも例外が存在することを忘れないで置いて欲しい。
くれぐれも忘れないでくれよ
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「ソラさん、天海の杜につきましたよ」
鬱蒼とした森、その前には朱色の鳥居が置かれていた。
「じゃ、軽めに食事をとってから探索ですね」
さて
「えぇ、食料の支給も多めにありますし。森に入るとまともに食べれないのでそうしましょうか」
現実なったゲームが
『GAAAAAAAAAAAAAAAAA』
どのくらいやばいか
「な!?」
知るにはいい機会だ
森から逃げるように出てきた数十匹のフォレストウルフを的確に殺していった。
目から脳に刃を入れ、心臓に手刀を突き刺し、脊髄を拳でおり、脇で挟んで締め殺す。
時折、刃から血と脂を紙で拭いながら獣の撫でるようにして頭蓋骨を回転させる。
そして数十分もしないうちにすべて物言わぬ死体になった。